年下の彼氏と年の差婚-夫の浪費や借金等の経済的依存により恋愛感情がなくなり、結婚したことを後悔|大人の恋愛の恋愛相談
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結婚目的の大人の恋愛の場面において参考になる女性の悩みと恋愛相談の実例を、Yahoo知恵袋の恋愛相談ページへのリンクにてご紹介致します。なお、この恋愛相談ページにおける回答者ID「kmltlf5」の回答内容は、当校スタッフの向坂が回答したものになります。
リンク先の大人の恋愛相談の事例は、年下の彼氏と年の差婚をした女性が、結婚後に、夫の浪費や借金等の経済的依存によって恋愛感情がなくなり、結婚したことに後悔の念を抱いている年の離れた年上妻の悩みです。具体的な悩みの内容は、次の通りです。
●年下の彼氏と年の差婚(彼氏は25歳、私は36歳)をした。
●結婚後、年下の旦那の借金の返済、浪費、私への借金等、私への経済的な依存によって生活苦に陥っている。
●年下の旦那は、私への精神的な依存による暴言等のDVやアルコールへの依存もあり、夫としての愛情も感じられない。
●旦那に対する恋愛感情はなくなり、こんな依存度の高いダメ男の年下旦那に嫌気がさしてきたが、どうしたらいいのか?」
なお、「ダメ男」とは、大人の恋愛用語事典に掲載した通り、彼女や妻から「精神的・経済的に自立をしていない」と評価される男性のことを意味します。
この事例において、相談者の妻は、年の差のある年下夫の問題となる行為として、浪費や借金(=妻への経済的依存に基づくもの)と、DV(=妻への精神的依存に基づくもの)の2つを挙げています。
夫の妻に対するDV(=妻への精神的依存)につて
彼氏の彼女に対するDVや夫の妻に対するDVに関しては、「どのような内面の男性に恋愛感情を抱くのか?」という女性の趣味・嗜好がルーツとなるものです。
即ち、女性の中には、「精神的に依存される男性しか、恋愛感情がわかず、愛せない。たとえ暴言や暴力をふるわれても、相手の男性から精神的に依存されていることを感じられるのであれば、何ら問題ない。」という方も少なからず存在しています。
よって、純粋な恋愛感情を大切にする本校では、瞬間的な暴言や暴力は別として、継続的なDVについては、その恋人同士の間では恋愛感情の表れや満たす手段になっているものと推定します。よって、恋愛感情がある限り、その是非を論じることは致しません。
夫の浪費や借金(=妻への経済的依存)について
但し、彼氏や夫の経済的依存に基づく浪費や借金については、このことを理由として恋愛感情がアップする女性はほぼ皆無です。
よって、「この事例において妻の恋愛感情を低下させている主要因は、夫の妻に対する、妻の想定レベルを超えた過度の経済的依存である」と推察されます。
妻への経済的依存に精神的依存が加わると…
この事例で特徴的なのは、「こうした経済的依存に、更に、夫の妻に対する精神的依存が加わって、旦那自身が浪費や借金を止めることができなくなってしまっている」ということです。
このことが、妻の夫に対する恋愛感情を、単なる低下に止まらず、消滅・破綻させてしまっています。こうなってしまうと、結婚したことに後悔の念を抱いてしまうのは必然ですね。
年下彼氏との年の差婚の場合に起きやすい現象
この事例における夫は妻よりも11歳下という年の差があるようですが、こうした年の差カップルに主流の「母子的恋愛」の場合には、年の差婚によって、この事例と同様の「女性側にとって、結婚したことを後悔するような不本意な事態」が起こりがちです。
即ち、母子的恋愛では、恋愛段階においては、彼氏の彼女に対する経済的依存度は高いけれども、心の関りは浅いことから、彼氏の彼女に対する精神的依存度は低いもの(=別れても、他の女性で代替が効くから平気)となっています。
しかし、結婚を契機として、年下の夫に、「結婚したなら、いっぱい妻に頼らなきゃ損」という更に楽をしようという邪な思いが出てくることがあります。
この場合には、共同生活を重ねるほどに、夫の妻に対する一方的な精神的依存(=妻は夫の気持ちを理解せよ。でも、夫は妻の気持ちを理解しない)の度合いが高まっていき、このトレードオフとして、妻は夫に対して精神的に依存することができなくなっていきます。
結婚前の恋愛時代にお互いに楽しんでいた「従順な息子と母のような関係」が、結婚後に、「親に反抗し親の金をむさぼるドラ息子とその母」に変わってしまったら・・・
母としては、「こんな風に育てた覚えはない」と悲しくて毎日泣き続けることでしょう。
このように、結婚や夫婦という法的な枠に守られた環境下で、夫から妻への一方的な精神的依存を許し、その夫に妻が母子的な愛情(=甘やかせ)を与えてしまうと、・・・
夫は、妻から愛情を与えられるほどに精神的自立の意欲はなくなっていくため、「妻が夫の将来を本当にダメにしてしまう」ということにもなりかねません。
年下の彼氏との年の差婚をした後に「こんなはずじゃなかった」と結婚したことを後悔しないようにするために
さて、上述のような、結婚後において、「こんなはずじゃなかった」と結婚したことを後悔するような不本意な事態が発生してしまうことは、女性としては、結婚前に、そのような事態の発生の可能性が無いことを確かめておきたいものですよね。
そのためには、年下の彼氏との年の差婚を決断する際に、「彼氏に対する恋愛感情という主観を除いた時に、彼氏に、どのような人としての客観的有益性(=誰もが相手の男性について「存在してくれていてありがたい」と思える点)が残るのか?」ということを冷静にチェックしてみることをお勧めします。
この客観的有益性をチェックする方法はいろいろありますが、「彼氏と彼氏の親友との3人で一緒に話しをする」という方法が、比較的発見しやすくてよいのでは…と思います。
彼氏の親友は、彼氏の良いところも悪いところも肌で理解しているので、彼氏の親友による彼氏の評価はシビアで客観的です。
その評価コメントを聞いて貴女が大きなマイナスのギャップを感じた事柄については、「私は、彼氏のことを贔屓目に見過ぎて、思い違いをしているかもしれない」と疑ってみるのが吉であると思います。
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