結婚の条件-現代の男性、女性は、恋愛感情以外に何を必要としているの?|大人の恋愛の恋愛相談

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結婚目的の大人の恋愛の場面における女性の悩みと恋愛相談の実例を、Yahoo知恵袋の恋愛相談ページへのリンクにてご紹介致します。なお、この恋愛相談ページにおける回答者ID「frltlf1」の回答内容は、当校スタッフの深沢が回答したものになります。 

リンク先の大人の恋愛相談の事例は、「男性が、女性に求める結婚の条件として重要視するものは、やはり、相手の女性の外見や容姿よりも、料理が上手、内面や性格(真面目とか、わがままじゃない)、貞操観念がある等なのか?」という、婚活者である女性が大人の恋愛から結婚に進展させるに際して抱きがちな疑問です。

この事例にて深沢が回答しているように、婚活等の結婚目的の大人の恋愛市場では、近年、男性が女性に求める結婚の条件として、年下彼氏との年の差婚の場合を含めて、「相手の女性が生涯稼ぎ続けること」が重要視されるように変化してきています。

以下、この記事では、「現代の男性、女性は、それぞれ、結婚の条件として、恋愛感情以外に何を必要としているのか?」ということについて、その時代的な変化やその要因、大人の恋愛市場での実態を、図解をまじえて解説していきたいと思います。

なお、この記事における「結婚」は、大人の恋愛から結婚に進展するプロセスを備えるものを対象としています。よって、婚活中の女性や男性のうち、「結婚は恋愛の延長線上にあるべきもの」と考えている方向けになりますので、予めご了承ください。

 

恋活や大人の恋愛(恋人、夫婦、結婚、不倫、ダブル不倫、彼氏、彼女、夫、妻、旦那、嫁、不倫相手、セフレを含む)での恋愛感情のレベルを判定するツールのアイキャッチ画像

 

男性、女性が求める「結婚の条件」の時代による変化の推移

まずは、以下の図1をご覧ください。この図1は、恋人関係にある男女が、大人の恋愛から結婚に進展させようとする際に相手に求める条件について、その時代による変化の推移を説明したものです。

この図1では、男性の心理や性質、行動を青色系で、女性の心理や性質、行動を赤色系で、それぞれ表しています。

大人の恋愛において結婚する理由と恋愛感情との関係を男性、女性別に表した図

 

結婚を意識する前における男女それぞれの恋愛感情

図1(A)は、結婚を意識する前における、恋人関係にある男女それぞれの恋愛感情E,e1,e2,e3の状態を表したものです。

恋愛感情Eは、相手の一番好きなところ(例えば、優しさ)に対する恋愛感情のベースとなる要素を示し、恋愛感情e1,e2,e3は、ベースとなる恋愛感情Eの存在を前提としつつ、これ以外で相手の好きなところ(例えば、容姿,包容力,行動力,素直さ,愛嬌…etc)を示しています。

図示するように、男女それぞれの恋愛感情は、ベースとなる恋愛感情Eに細かな恋愛感情e1,e2,e3が包含された状態で、ふわふわと不安定に浮いています。

 

結婚を意識し始めると、男女それぞれに、恋愛感情とは別に、結婚不可欠条件が出現

この後、男女のそれぞれが結婚を意識し始めた際には、図1(B)~(D)に示すように、恋人関係にある男女それぞれの心の中に、恋愛感情E,e1,e2,e3とは別に、結婚を実現するために必要な土台が出現します。

この土台に書かれている内容は、“結婚の条件のうちで必要不可欠なもの(以下、「結婚不可欠条件」と言います)”になります。

例えば、図1(B)に示す昭和類型の例では、「男は金を稼ぐ、女は家庭を守る」という結婚の役割分担をイメージしているカップルを想定し、女性は「相手の男性が、生涯、共に生活をしていく上で、十分な稼ぎを提供し続けてくれること」を結婚不可欠条件とし、男性は「相手の女性が、生涯、共に生活をしていく上で、稼ぐパワーの源となる労務(ex.家事、セックス、子育て)を十分に提供し続けてくれること」を結婚不可欠条件としています。

 

「結婚を前提とした恋愛中」に進化させるために、それまでの恋人に対する恋愛感情を自身の結婚不可欠条件にくっつけようとする

そして、恋人関係にある男女それぞれは、相手との結婚を実現したいと思った際には、図1(A)に示したそれまでの恋愛感情E,e1,e2,e3を、結婚という結果に確実につなげるために、この土台にくっつけようとします。

例えば、図1(B)に示す例では、「相手の男性が、生涯、共に生活をしていく上で、十分な稼ぎを提供し続けてくれること」を結婚不可欠条件としている女性は、結婚を意識し始めた際に、この条件を自身の土台として据えると共に、今の彼氏がこの条件を備えているかどうか(=自身の“生活に十分な稼ぎ”という土台として今の彼氏は足りているか)をチェックします。

このチェックの結果、女性が、自身の“生活に十分な稼ぎ”という土台として今の彼氏は足りている」と冷静に判断することができた場合には、今の彼氏に抱いている恋愛感情E,e1,e2,e3を無理なく自身の土台に搭載し、彼氏との結婚に向かってスムーズに進むことができます。

一方、女性が、「自身の“生活に十分な稼ぎ”という土台として今の彼氏は足りていない」と判断した場合には、「彼氏は結婚対象ではない」という結論になるのですが、・・・

この際、「今の彼氏を失いたくない」という思いが強い場合には、女性は、この結論を先送りにし、なんとか彼氏との結婚に進めたい一心で、自身の“生活に十分な稼ぎ”という土台に今の彼氏に対する恋愛感情E,e1,e2,e3を無理矢理に埋め込んで彼氏との交際を継続しようとします。今の彼氏が、近い将来、自身の“生活に十分な稼ぎ”という土台になるように変わってくれることを期待して。

なお、男性の場合も、上述した女性の場合と同様に、今の彼女に対する恋愛感情E,e1,e2,e3を、結婚という結果に確実につなげるために、自身の土台への搭載や埋込をしようとします。

 

こうしたプロセスにより、いわゆる「結婚を前提とした恋愛中」という他人に胸を張れるステータスが完成します。

 

現代における主流の結婚不可欠条件-「女性の必要な稼ぎ」、「男性のいたわり」が付加

この「恋愛感情E,e1,e2,e3が搭載・埋込された土台」の中味である“結婚不可欠条件”は、男女の違い、時代ごと、年齢ごと、カップルごとによってまちまちなのですが、図1では、その代表例として、次の3つの類型を記載しています。

■図1(B):通常の恋愛から結婚に発展-昭和類型

■図1(C):通常の恋愛から結婚に発展-平成類型1

■図1(D):母子的恋愛から結婚に発展-平成類型2

 

図1(B)の昭和類型では、昭和の時代においては「男性は外で稼いでくる人、女性は家を守る人」という結婚モラルが支配的であったことから、彼女は彼氏に対し結婚不可欠条件として『生活に十分な稼ぎ』を求め、これに対し、彼氏は彼女に対し結婚不可欠条件として『稼ぐパワー源となる労務(主として、家事、セックス、子育て)』を求めていました。

こうした昭和類型は、平成以降、男女雇用機会の均等化や年々酷くなっている不況に伴った「仕事をせずに家を守り続ける女性」や「生活に十分な稼ぎを長期継続的に見込める男性」の数の減少により、だんだんと少なくなってきました。

これにより、現在では、図1(C)の平成類型1が主流になっています。この平成類型1では、「結婚後においては。生活費を稼ぐのも、家を守るのも、男女が共同して助け合いながら」という考え方を基調としており、昭和類型と比べて、次の点で異なります。

●彼氏が彼女に対し結婚不可欠条件として求めるものとして、『生活に必要な稼ぎ』がプラスされ、その分、従来の『稼ぐパワー源となる労務(主として、家事、セックス、子育て)』を求める度合が小さくなっている点

●彼女自身が稼ぐことにより、彼女が彼氏である男性に対し結婚不可欠条件として求めるものが『生活に必要な稼ぎ』にサイズダウンされ、その分、『稼ぐパワー源となる労務(主として、いたわり思いやり,家事,子育て)』がプラスされている点

 

このように、平成類型1では、稼ぐパワー源となる労務として求め合うものが、男女間で異なっています。

即ち、稼ぐ夫は、その見返りとして、妻に対し、昭和類型と変わらず“セックス”を求める一方、稼ぐ妻が、その見返りとして夫に対し最も求めるものは、“セックス”ではなく、「頑張って稼いでくれているよね。感謝してるよ。でも、体には気をつけてよ。」といういたわり思いやりの気持ちと行動なのです。

 

今後増加していく結婚不可欠条件-女性の十分な稼ぎ VS 男性のいたわり、自己承認、家事全般

しかし、結婚後における環境の変化は必ず起こるものであるため、平成類型1のような男女相互に対等な関係を長期間にわたってキープし続けることは至難の業です。

そこで、最近、年下彼氏との年の差婚の増加に伴ってスタンダードになりつつあるのが、図1(D)に示すような母子的恋愛から結婚に発展する平成類型2です。

この平成類型2では、「女性は外で稼いでくる人、男性は家を守る人」という昭和類型とは真逆の結婚モラルに基づき、彼氏は彼女に対し結婚不可欠条件として『生活に十分な稼ぎ』を求め、これに対し、彼女である女性は彼氏である男性に対し結婚不可欠条件として『稼ぐパワー源となる労務(主として、いたわり思いやり,家事,子育て,自己承認,セックス)』を求めます。

つまり、夫を養うほどに稼ぐ妻が、その見返りとして夫に対し最も求めるものは、“いたわり”のみでは足りず、どんなときも否定せずに受け入れてくれる“自己承認”や“セックス”を含めて多岐に亘るのです

更に、平成類型2では、図1(D)では図示を省略していますが、女性は、自ら『生活に十分な稼ぎ』を実現できているにもかかわらず、男性に対し、『生活の足しになる稼ぎ』を、更なる結婚不可欠条件として求めることがあります。

相手の男性がヒモのように思えてしまって惨めな気持ちにならないように、相手に男性から「ちゃんと仕事で稼いでいる」というパートナーとしての男の威厳を感じたいのでしょう。特に、年下彼氏と年の差婚をした女性は、結婚後に、年下旦那に対して、こうした求めをしがちです。

 

結婚後における結婚不可欠条件の充足度合いについての実態

このような結婚前に想定していた結婚不可欠条件が、結婚後において、現実にどの程度充⾜されているのか?この平均的な傾向を、図2に類型別、男女別に表しました。

大人の恋愛において結婚した理由の満足度と恋愛感情への影響との関係を男性、女性別に表した図

 

図2(B)の昭和類型(=男性は外で稼いでくる人、女性は家を守る人)では、充足度は夫妻ともに50%程度で、夫妻間のバランスが取れています。

これに対し、図2(C)の平成類型1(=稼ぐのも、家を守るのも、男女が共同して助け合いながら)では、夫の充足度は50%程度であるのに対し、妻の充足度は30%程度であり、夫妻間においてアンバランスになっています。これは、妻が夫に求めている『稼ぐパワー源となる労務(特に、いたわり思いやり)』の充足度が低いことが要因となっています。

一方、図2(D)の平成類型2(=女性は外で稼いでくる人、男性は家を守る人)では、夫の充足度は90%程度と高いのに対し、妻の充足度は15%程度と低く、夫妻間のアンバランスさが顕著になっています。この理由について、以下に説明します。

 

平成類型2において、妻側の結婚不可欠条件の充足度が低い理由

夫は、お金の心配をしなくても生活し続けられることに大きな満足感を得る一方で、妻に扶養されているという安心感から、どうしても「妻に対する子供返り」が甚だしくなってしまいます。

こうした子供返りによって、妻は、夫に求めている『稼ぐパワー源となる労務』のうち、夫の行っている家事や子育てのような作業的なものについては比較的満足するのですが・・・

夫からのいたわりや思いやり、自己承認のような精神的なものについては、夫の子供返りが進行するほどに不満が溜まってきます。自分の子供からいたわりや自己承認をされても女心は満たされず、女心が満たされるためには、大人としての魅力のある男性からいたわりや自己承認をされることが必要になるからです。

こうして女心という精神面が子供返りした夫によって満たされなくなると、その悪影響は当然に夫とのセックスにまで及び、妻は、夫とのセックスに対する満足度が低くなり、その欲求も減退していきます。どの女性も、自分の子供とセックスしたいとは思わないですからね。

こうした状況が続くと、やがて、妻は、この不満が解決不能であることに気づきます。なぜなら、子供返りしてしまった夫に関し、「子供に“大人になれ!”と言っても、何のことかわかるはずがないわな…」ということを悟るからです。

 

結婚不可欠条件は、恋愛感情を消滅させ得る劇薬

以上、「大人の恋愛から結婚への進展のために、現代の男性、女性は、それぞれ、結婚の条件として、恋愛感情以外に何を必要としているのか?」ということについて、説明をしてきました。

この説明を通じて、私たちが皆さんに最もお伝えしたかったことは、

『恋人関係にある男女が結婚に向けて進んでいくということは、それまでに抱いていた恋愛感情を消滅させてしまうリスクを伴う』

ということです。

即ち、図2(B)~(D)に示したように、

結婚を意識するに伴って“結婚不可欠条件”という土台に搭載され埋め込まれた“恋愛感情E,e1,e2,e3”は、

いつしか無意識のうちに土台内で“結婚不可欠条件”と混ざり合って独立した存在として自認できなくなり、

このため、自身の“結婚不可欠条件”が充足されることばかりに意識が向くようになり、

“結婚不可欠条件”が充足しなかった時には、“恋愛感情E,e1,e2,e3”は、存在すべき土台領域を失い、図2(D)において女性の土台内で傾いている恋愛感情Eのように歪んだり、図2(B)~(D)において土台の外側下に落ちている恋愛感情e1,e2,e3のように消えたりしてしまいます。

 

「初心忘るべからず」という言葉がありますが、・・・

どうやら、結婚前に抱いていた”初心”としての恋愛感情は、結婚に向かって進み、婚姻状態が続くほどに、無意識に忘れてしまうようにできているようです。よほど、恋愛体質の人(=相手から労務や財産、肉体の提供という物質的な恩恵を受けることに全く興味が無い人)を除いては。

 

一般的に、結婚前に育んだ恋愛感情は、結婚後において、自分の思い通りの生活になるように相手に対する権利主張や義務履行の要求をしていくほどに、歪んだり消えたりしてしまうものです。

よって、これから大人の恋愛を経て結婚しようとする男女にとって最も大切なことは、

結婚後においては、結婚前に育んだ恋愛感情が歪んだり消えてしまったりしないように、日々、かけがえのないお互いの魅力を再確認し合っていくこと

私たちは、身に染みてこのように思っています。

 

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