内心関わり度(恋愛の深さ、心のつながりの深さ)|大人の恋愛用語事典
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【内心関わり度】
(ないしんかかわりど)
「内心関わり度」とは、カップルを構成する男女のそれぞれが、恋愛において想定している“内心の関り度合いをいう。一般的には、「恋愛の深さ」や「心のつながりの深さ」のように表現される。
1.大人の恋愛における内心関わり度の機能
内心関り度は、「その人が実現を望む愛し愛され方」、換言すれば、「その人の“恋愛”という言葉の定義(意味)」を左右するものである。
よって、男女間における“恋愛における内心関り度”の一致性は、大人の恋愛においては、恋愛相性を測るための重要な物差しとなる。
2.内心関わり度の類型
内心関わり度の類型は、図に示すように、次のA~Cの3つのタイプに大別される。
【Aタイプ】“恋愛における内心関り度”がほぼゼロ
恋愛は、お互いに表現する価値観が合っていれば、それで十分である。それ以上に、自分の内心を相手に察してもらいたいとは思わないし、相手の内心についても察しようと思わない。
よって、お互いが表現した気持ちが全てであり、表現していない気持ちについてまで立ち入り合う関係は、精神的に息苦しい。
【Bタイプ】“恋愛における内心関り度”が浅め
恋愛は、お互いに表現する価値観が合っているだけでは足りず、お互いの内心を察して理解や承認をし合うことが必要である。
よって、内心の関りが全く無い男女の付き合いは、お互いに思いやり合うことができず、ドライな割り切りの関係に近いことから、恋愛とは言えず、精神的に物足りない。
但し、自分にとって都合の悪い内心については、お互いに立ち入られたくないものなので、隠すべきである。よって、恋人関係であっても、相手に察知されたくない隠れた気持ちがあるのは当然であり、これを詮索し合ったり理解や承認を求め合ったりする関係は、精神的に息苦しい。
【Cタイプ】“恋愛における内心関り度”が深め
恋愛は、お互いの内心の全てを察して理解や承認をし合い、隠し事なく、ほぼ一心同体の関係になるものである。お互いに表現する価値観については、合っているに越したことはないが、価値観はその人自身の環境変化に応じて変わり得るものである。
よって、価値観の一致(=ノリの一致)のみに依拠した男女の付き合いは、いつ終わるかわからない不安定なものであり、恋愛とは言えず、精神的に物足りない。
また、お互いの醜い部分の内心についての理解や承認は、恋人以外の人との間ではできないことなので、恋愛に不可欠な要素である。よって、内心関り度の浅い関係では、精神的に物足りない。
3.変動性
内心関わり度は、生涯を通じて不変ではなく、恋愛を含む対人関係での経験によって変動する。
<変動例1>
表面的な人間関係に裏切られ続けることによる孤独化によって、それまでは求めなかった恋人との心のつながりを求めるようになる。この結果、恋愛における内心関わり度が高くなる。
<変動例2>
信じていた彼氏に裏切られて人間不信になってしまったような場合には、自分自身の心をこれ以上傷つけることから守るために、それまでは求めていた相手との心のつながりを封印するようになる。この結果、恋愛における内心関わり度が低くなる。
全体的には、内心関わり度は、加齢に伴って深くなっていく傾向がある(但し、加齢によって大人の恋愛市場から完全にドロップアウトした恋愛自体しない人を除く)。
4.効果
恋人である男女間における「内心関わり度の類型」のミスマッチは、男女のそれぞれに、「予想以上に相手が重い又は軽い」という想定外の評価を生む。
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