子供がいないバツイチ等の離婚経験者の「失敗しない再婚」と「後悔しない再婚」|大人の恋愛の恋愛相談
ここは、Real学部 C教室
結婚目的の大人の恋愛の場面における女性の悩みと恋愛相談の実例を、Yahoo知恵袋の恋愛相談ページへのリンクにてご紹介致します。なお、この恋愛相談ページにおける回答者ID「kmltlf5」の回答内容は、当校スタッフの向坂が回答したものになります。
リンク先の大人の恋愛相談の事例は、「同棲中のバツイチ彼氏との再婚を考えているが、この彼氏が子供のように世話が焼け、十分な生活費も入れてくれない。そんな中、別の年上男性からプロポーズされ、果たして、今の彼氏と結婚して上手くいくのかどうかを真剣に悩み始めている」というバツイチ女性の悩みであり、離婚経験者が大人の恋愛から再婚に進展させる際に抱きがちな迷いが表れています。
そこで、今回は、リンク先の事例のような「子供がいないバツイチ等の離婚経験者で、恋愛結婚を望んで婚活中の人が、再婚に成功し、失敗(離婚)や後悔をしないためのポイントについて、ご紹介していきたいと思います。
バツイチ等の離婚経験がある男女が大人の恋愛に臨む際には、過去の結婚生活で受けた傷の深さに応じて、「結婚はもうこりごり」という人と「もう一度結婚したい」という人とに分かれると思います。
このうち「もう一度結婚したい」という人の再婚の希望時期については、「すぐにでも再婚したい」という人と「タイミングが来たらいつか(ex.子供の成長待ち)」という人とに分かれると思います。
今回の記事は、この「すぐにでも再婚したい」という人のうち、「養育している子供がいない人同士で、恋愛を経た再婚(恋愛結婚)をしたい人(以下、「子供がいない恋愛再婚希望者)といいます)」に向けたものになります。
なお、養育している子供がいる人の再婚の場合には、相手(恋人)に対し、今回の記事に記載する要件に加えて、子供との継続的な関係良好性に関する厳格な人格的条件が加重されます。この加重条件については、別途、D教室(シングルマザーの大人の恋愛)の教材として準備していきたいと考えています。
1.はじめに
子供がいない恋愛再婚希望者に「どのような再婚をしたいのか? 」と漠然と質問してみると、その答えは、次の2種類に分かれます。
失敗しない(離婚しない)再婚
●再婚して後悔するのは嫌だけど、離婚する羽目になるのはもっと嫌だ。
●若年層、捨てられた側の人に多い。
後悔しない再婚
●再婚後に離婚することになっても、相手の意思が固ければ仕方がない。でも、再婚して、「この人と再婚しなければよかった」と後悔することだけは、離婚後に次に進む気力が無くなってしまうので、絶対に避けたい。
●シニア層、捨てた側の人に多い。
今回の記事では、「失敗しない(離婚しない)再婚」を中心的なテーマとしています。「後悔しない再婚」については、非常に深いテーマになりますので、今回の記事では、最後に少しだけ言及するのみに止め、別途の教材として用意したいと思っています。
2.子供がいない恋愛再婚希望者の「失敗しない(離婚しない)再婚」のために
(1)「再婚相手に求める唯一の最重要要素」を決める
リンク先の事例の回答に向坂が記載しているように、子供がいない恋愛再婚希望者は、男女問わず、過去の恋愛や結婚のご経験から、「再婚相手にコレがなかったら、それ以外が全て満たされていても、結婚による幸せを感じないので、再婚する意味がない」と思えるような唯一の最重要要素を、それぞれに心に抱いているものです。
こうした唯一の最重要要素のよくある例を、次の(a)から(f)に記載してみました。
(a)「恋心が消えてしまうのだけは絶対に嫌」と思っている場合には、
⇒どんなことが起こっても追い続けられる異性としての魅力(特に、素直さや思いやり等の内面的魅力)
(b)「寂しい思いになるのだけは絶対に嫌」と思っている場合には、
⇒長時間の共有を、望み、かつ、受け入れる意思
(c)「頼りないのだけは絶対に嫌」と思っている場合には、
⇒精神的に依存することができるタフな人格や社会経験
(e)「金欠による生活苦だけは絶対に嫌」と思っている場合には、
⇒経済的に依存することができる資産や収入
(f)「飯がまずい、家が汚い、ゴミ捨てや子育てを手伝わされるのだけは絶対に嫌」と思っている場合には、
⇒家事・子育てを自己責任として文句を言わずにやる心構え
ただし、子供がいない恋愛再婚希望者が女性の場合には、こうした「唯一の最重要要素」に加えて、再婚相手の男性に「仕事をし続けること」を求めます。女性にとって、男性がヒモであることは、たいてい、結婚当初は良くても、一緒に生活し続けると次第に嫌になってくるものですので。
リンク先の事例の場合には、相談者のバツイチ女性は、
同棲中のバツイチ彼氏に対しては(b)の要素(=寂しさ回避)を求めているように推察されます。母親のように世話し続けてれば、寂しい気持ちになることは無いからです。
一方、プロポーズされた年上男性には(c)の要素(=頼れる)を求めているように推察されます。世話することを求められずお姫様気分で楽ができるという点にメリットを抱いていると感じられるからです。
ところが、これらの(b)と(c)は、互いに相反する要素であり、これら2つともを持ち合わせている男性は、二重人格者を除き、存在していないものです。
このことから、回答者の向坂は、「相談者の女性は、きっと、過去の結婚経験における傷が浅いので、初婚のときと同様の欲張った条件を結婚相手に求めているのかもしれない…」と解釈し、回答において、まずは自身にとって(b)と(c)のどっちの方が大事なのかを考えてみることを提案しています。
子供がいない恋愛再婚希望者は、こうした「唯一の最重要要素」を、恋人となる相手が備えるべき条件として重視していきます。
ただし、恋愛結婚を目指している場合には、実際には、相手の外見についてだけは、「どうでもいい」とまで割り切ることは、なかなかできないものですが…(笑)
(2)「唯一の最重要要素」の永続性についての確証を得る
子供がいない恋愛再婚希望者のほとんどは、「離婚は、たいへんなので、もう二度としたくない」という思いを強く持っています。
よって、この思いを実現するためには、子供がいない恋愛再婚希望者は、「唯一の最重要要素」を備える相手を恋人に選んだだけでは足りず、「選んだ恋人は、たとえ時の経過や環境変化が起こっても、唯一の最重要要素を失ってしまう可能性が少ない」ということについて、ある程度の確証を得ることが必要になります。
こうした確証の例を、既述の(a)から(f)に例示した唯一の最重要要素ごとに、以下に記載してみました。
(a)どんなことが起こっても追い続けられる異性としての魅力(特に、素直さや思いやり等の内面的魅力)
⇒マイペースで他人や環境による影響を受けにくく、どんな難事も深刻に考えずにケセラセラで過ごせるようなおおらかさを持っている
(b)長時間の共有を、望み、かつ、受け入れる意思
⇒対人関係が希薄、無趣味、倹約家なため、一人で勝手に遊びに出かけることがなく、父性や母性に基づいてかまわれることを喜んでくれる
(c)精神的に依存することができるタフな人格や社会経験
⇒逆境に強く、逃避を嫌い、どんなに難問でも、惜しまずに努力をして解決する魂を持っている
(e)経済的に依存することができる資産や収入
⇒職を失っても、売却して一生涯の生活費分の収入を得られる資産を持っている
(f)家事・子育てを自己責任として文句を言わずにやる心構え
⇒働く意思や実績が無く、親との折り合いも悪いので、人生において自活することを全く想定していない
以上説明したように、子供がいない恋愛再婚希望者の「失敗しない(離婚しない)再婚」のためには、再婚を考えているカップルの男女それぞれが相手に対して上述した「唯一の最重要要素」に関する2つのプロセスを踏み、お互いに唯一の最重要要素を持っていることを認識し合うことがポイントであると考えます。
なぜなら、相手が唯一の最重要要素を備えている限り、「相手を見切る」という思いは出て来ず、むしろ、恋愛感情が無くなった場合でも「相手を人として大切にしよう」と考えるものだからです。
なお、一般に、離婚という苦境を経験した後には、人物が備えている特徴について、そのホンモノ度合いをシビアに見極める力が自然に備わるものです。
よって、こうした「唯一の最重要要素」が“失われないホンモノ”かどうかも、相手の態度や行動を観察して見抜くことができるようになります。
短期間に複数回離婚されている方の離婚話をよくよく聞いてみると、「こうした見抜く能力を備えていたのに、この能力を使わずに、見切り発車して結婚しまった」という、波乗りのように状況の流れに乗ってしまった方が多いようですね。
3.子供がいない恋愛再婚希望者の「後悔しない再婚」のために
「再婚したことを後悔しない」ということは、「再婚後にどんな結末になっても、あなたと再婚して本当によかった」と心から思うことを意味します。
おそらく、この記事を読まれている多数の方は、「そんな風に異性に対して思うことは、生涯あり得ない」と仰るのではないでしょうか。
しかし、現実に、このような「後悔しない再婚」を望む気持ちは、加齢に伴って精神的な満足欲求が増してきたり、結婚に子育てや生活維持の目的を求める必要が無くなってきたりすると、「最後は、自分が最も愛する人と、家庭内の義務が全くない自由な状態で、生涯ずっと時間を共にしていきたい」という純粋な思いとして、自然に芽生えてくることがあるのです。
ただし、子供がいない恋愛再婚希望者は、後悔なき再婚をしたいとはいっても、婚姻関係が継続する願望を完全に捨ててはいるわけではありません。
よって、継続する相手であって欲しいという思いから、上述した「唯一の最重要要素」に関する認識を、ほぼ無意識的にし合っています。しかし、この認識をお互いに持ち合うことが再婚の十分条件となる訳ではありません。
では、「後悔しない再婚」が、「失敗しない(離婚しない)再婚」と決定的に違う点は何なのか?
ここで、「後悔しない再婚」とは、「人生最高の恋愛感情を抱いた相手」との再婚を意味するものではありません。そのような相手であれば、「最後の恋愛」として恋愛関係に止めておけば十分であり、再婚して共に暮らすまでの理由はありませんので。
むしろ、恋愛感情という浮動的なものを頼りに再婚することは、後に恋愛感情が失せてしまった時に再婚を後悔してしまうことにもなりかねません。
「後悔しない再婚」とは、見返りを求めようと思わない相手と再婚することを意味します。
とはいっても、具体的にわかりにくいと思いますので、以下に、リンク先の事例を引用しつつ、「失敗しない(離婚しない)再婚」との違いを説明していきます。
リンク先の事例の相談者のバツイチ女性は、同棲中のバツイチ彼氏が備えている最重要要素として、上述の(b)(世話する母性を発揮できるので、淋しい思いにならない)を認識していると仮定します。
しかし、このバツイチ女性は、世話する母性を発揮できているにも拘わらず、「あまりにも世話がかかり過ぎで子供みたいで疲れる」、「入れてくれる生活費も十分ではない」という不満を漏らしています。
ここで、「○○をすることによって疲れる」ということは、「○○をすることによって、○○をすることによる受益者である相手から、何らかの見返りを求めている」ということの証となります。
例えば、
(P)仕事をして疲れるのは、受益者である会社から、評価や給料という見返りを求めていて、その見返りが十分だと思っていないから
リンク先の事例の場合には、
(Q)世話をして疲れるのは、受益者である同棲彼氏から、生活費という見返りを求めていて、その見返りが十分だと思っていないから
こうした見返りは、「失敗しない(離婚しない)再婚」の場合には、当然に相手に求めるものです。なぜなら、いくら相手が「唯一の最重要要素」を持っていたとしても、相手からの見返りを得られずに生活が破たんしたら離婚という結末になってしまうため、これを避けようとする意識が働くからです。
一方、(P)や(Q)の例において、何も見返りを求めていなかった場合には、いくら、会社のために仕事をし続けても、彼氏に対する世話をし続けても、疲れたとは感じず、自己満足感や達成感しか残りません。
よって、再婚する相手が「見返りを求めない相手」であれば、再婚後における相手の振る舞いに対して疲れてしまうことがありません。
即ち、相手が自分の傍に存在してくれているだけで、相手に対するフラストレーションを何ら抱くことなく、相手を純粋に愛し続ける生活ができるのです。
相手と一緒に居続けることで、ストレスの無い夢のような時間がずっと続いたら、・・・後悔することなんて、ありませんよね。
私たちスタッフ(全員、離婚経験者)も、「最後の恋愛」が「後悔しない再婚」に発展することを願いつつ、まだまだ煩悩にかられている現実の日々をやり過ごしています(^^;
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