出会い系サイトは、婚活サイトと違い、結婚相手探しには使えないのか?|大人の恋愛の恋愛相談

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結婚目的の大人の恋愛の場面において参考になる女性の悩みと恋愛相談の実例を、OKWaveの恋愛相談ページへのリンクにてご紹介致します。なお、この恋愛相談ページにおける回答者ID「frlf1」の回答内容は、当校スタッフの深沢が回答したものになります。 

リンク先の大人の恋愛相談の事例は、ネットやSNSでの出会いの特徴に関し、「出会い系サイトは、婚活サイトと違い、結婚相手探しには使えないのか?適していないのか?」という女性の疑問です。

この疑問は、相談者の女性が出会い系サイトについて良い噂を聞いていないことから生じたものです。

 

まず初めに、出会い系サイトや婚活サイトを含むネットやSNSによる出会いに関し、その今日的な普及傾向、良い噂を聞かない理由、利用の仕方、出会いの特徴、向きor不向きについて、次のA教室の記事に記載しておりますので、ご参考頂ければと思います。

【A教室】SNSや出会い系、婚活サイト等のネットでの出会いで、初対面で会った後に脈なしとしてフェードアウトされる事態が繰り返される理由|大人の恋愛の恋愛相談

 

結婚目的で利用する際の「婚活サイト」と「出会い系サイト」の特徴や違い

結婚目的で出会い系サイトを利用することについての妥当性や利用に伴う主な留意点については、リンク先の事例における深沢の回答の通りですが、若干の補足事項として、婚活サイトと出会い系サイトのそれぞれについて、結婚相手を見つけるという目的に照らした特徴や違いを、以下に記載していきたいと思います。

 

男性による詐欺ややり逃げ防止のための措置を講じているのが「婚活サイト」の特徴

近年は、ネットやSNS上での出会いの場を提供する運営者が非常に増えており、出会い系サイトと婚活サイトの違いについてもわかりにくくなってきました。例えば、結婚を宣伝文句としているサイトであるにも拘わらず、サクラや援助交際目的の会員がたくさん紛れ込んでいるものも少なからず見受けられます。

当校において、「婚活サイト」とは、大人の恋愛用語事典にも記載した通り、ネットやSNS上での出会いの場を提供するサイトのうち、結婚詐欺等の被害の防止や加害者の責任追及をするための措置が十全に講じられているサイトであり、具体的には、男性の登録の申し込みに際し、サイト運営者が、本人の個人情報の直接取得、本人の実在性の確認、個人情報の真実性の確認の全てを行うことを特徴としているサイトを意味するものとしています。

このような婚活サイトでは、男性の詐欺ややり逃げ等による女性の不利益が抑制されますので、サイトへの登録者総数に基づく成婚確率は、より簡単に利用登録できて登録者総数の多い出会い系サイトよりも当然に高くなります。

 

カップル成立時に高額な料金がかからないのが「出会い系サイト」の特徴

しかし、こうした不利益の抑制のためには婚活サイトの運営者側に当然にコストがかかります。婚活サイトでは、こうしたコストを回収するために、サイトの利用者に対し、サイトの情報の利用料の他、カップル成立時には高額な成功報酬の支払いを求めるという特徴を備えています。

こうした高額な成功報酬を支払わずに結婚相手を見つけたいと思っている人が、無料又は低額で利用できる出会いの場として、出会い系サイトやスポット的な婚活パーティーを利用しているのです。

 

婚活サイトと出会い系サイトのどちらが意中の結婚相手とカップルになりやすいのか?

結婚相手を見つけるための場所としての婚活サイトと出会い系サイト。

ただし、結婚相手を見つけると言っても、異性だったら誰でも良いわけでは無く、その人にとって意中の異性である必要があります。更に、その異性からも、自分のことを意中の人と思ってもらわなければ、カップルは成立せず、結婚には進展しません。

では、30歳以上の男女にとって、婚活サイトと出会い系サイトのうち、どちらが意中の結婚相手とカップルになりやすいのか?

 

ここで、以下の記事にも記載した通り、婚活サイトや出会い系サイト等のネットでの出会いは、婚活パーティー等のリアルの出会いと比べ、交際に進展するハードルが高くなっています。

【A教室】SNSや出会い系、婚活サイト等のネットでの出会いで、初対面で会った後に脈なしとしてフェードアウトされる事態が繰り返される理由|大人の恋愛の恋愛相談

 

その意味では、「意中の結婚相手とカップルになるのは、婚活サイトと出会い系サイトも、どっちも同じくらい難しいんじゃないの?」というように思われがちですが・・・

実際には、婚活中の30歳以上の男女にとって、婚活サイトと出会い系サイトのどちらが適しているかは、婚活者の現役感経済的条件(ex. 年収や地位、家事や育児、介護の意欲・能力)のレベルによって異なります。

 

現役感も経済的条件もバランスよく並程度なら、婚活サイト向き

婚活サイトでは、30歳以上の男女の利用者の関心は、以下の2つに区別して把握されます。

●ある程度の恋愛感情

●結婚生活に必要な経済的条件(ex. 十分な生活費を長期継続的に与える意欲と能力、長期継続的にセックスや家事労働、育児、介護を無償で提供する意欲と能力等)

このため、利用者は、出会った異性について、上記2つのうちの一方のレベルが極めて高くても、他方のレベルが低過ぎる場合には、結婚相手として選ぼうとしないものです。

よって、30歳以上の方の場合には、これらの双方をバランスよく備えている方、例えば「現役感も経済的条件も並程度」と自己評価している方に適しているでしょう。

 

意中の結婚相手とカップルになりやすい婚活サイトの選び方

では、婚活中の30歳以上の男女にとって、多数の婚活サイトのうちの、どのような婚活サイトが、意中の結婚相手とカップルになりやすいのか?

 

「成婚率」だけを信じないこと

まず、婚活サイトの中には、「成婚率50%」のようにサイト利用者の成婚率の高さを特徴や売りにしているところがありますが、このことのみで、「意中の結婚相手とカップルになりやすい」と信じてはいけません。

成婚率が高いのには理由があり、得てして、次の2つのどちらかです。

●サイト利用者全体において、あまり深く考えずに結婚するような若年層の利用者の割合が多い。

●サイト利用者の総数が少なめで、現役感、経済的条件の双方のレベルが高い男女が利用している。

よって、30歳以上の「現役感も経済的条件も並程度」の婚活者が利用しても、引き立て役になるだけで、思うようにカップルになれない可能性があります。

 

「現役感のレベルの自己評価を錯誤している利用者」が多い婚活サイトは、意中の結婚相手とカップルになりにくい

婚活中の30歳以上の男女にとって、それよりも大切なのは、その婚活サイトにおいて「現役感のレベルの自己評価を錯誤している利用者」が多いかどうかを、何人かの異性に実際に会ってみてチェックすることです。

この「現役感のレベルの自己評価を錯誤している利用者」とは、自分の外見や内面について、自分自身は並程度だと思っているが、客観的な異性目線で見ると、現役感がなく既に引退済みと評価される人のことを言います。

婚活している男性や女性は、このような現役感の自己評価について大勘違いをしている引退済みの異性に多数出会っても、がっかりするだけで、カップルになろうと思わないですよね。

 

婚活の場面で要求される並程度の現役感は、誰でも少しだけ努力すれば得られるもの

「婚活の場面で要求される並程度の現役感」は、30歳以上の男女の場合には、それほど高いものではなく、概ね次の程度です。

■男性の場合
清潔で爽やかな身なり(特に、私服のセンス)であり、「女なら誰もが二人きりでお茶したくない」という印象が感じられないこと

■女性の場合
否定や理屈ばかりのビジネス感やおばさんっぽいガツガツ感が無く、「男なら誰もが寄り付きたくない」という印象が感じられないこと

これらは、誰でも、ほんの少しだけ表面的な努力をすれば、簡単に手に入れられるものですよね!

 

婚活サイトにもよりますが、・・・実際に婚活サイトを利用する30歳以上の男女においては、「客観的に見て、現役感はあまり無いけど、経済的条件は十分に満たしている」という人の割合が多いものです。

それ故に、現役感を並にするだけで、存在が際立ち、「異性にとって気になる存在」になりやすくなるのです。

 

利用者の現役感のレベルの底上げ施策を講じている婚活サイトは、意中の結婚相手とカップルになりやすい

逆に、利用者の現役感のレベルを並程度に底上げするような施策(ex.サイト利用者に対して「異性から好印象を得るためには…」などのノウハウ的な読み物やセミナーを提供する)を講じているような婚活サイトを利用すれば、カップルになれる確率は確実に上がると思います。

このような婚活サイトの運営者は、「並レベルの現役感を持っていない人は、婚活サイトを利用してもカップルになる確率が極めて低い」ということを経験的に知っています。そこで、たくさんのカップルが成立して多くの成功報酬を得られるように、底上げ施策を積極的に実施するのです。

 

近年は、実質的には出会い系のような婚活サイトが増えている

なお、近年の婚活サイトの中には、「真剣に結婚したい」という本人の意思確認をすることなく登録や利用を認めるサイト(実質的には出会い系のようなサイト)が増えています。

このようなサイトでは、「経済的条件を要求せずに、恋愛感情のみを要求する男性(要するに、結婚はしたくないけど、素人女性とセックスがしたい男性)」の利用者も増えてきており、女性としては、結婚する意欲のある男性を見つけにくくなってきています。

このような男性には、出会い系サイト崩れ(=現役感が無いために出会い系サイトで恋人を見つけることができなかった男性)が相当に含まれているのが実情です。

 

出会い系サイトは、婚活においても、現役感のレベルが高い人向け

一方、出会い系サイトでは、登録者として独身者及び既婚者が入り混じっており、利用目的も、結婚、結婚を前提としない恋愛、不倫、メル友(実際に会うこと のない疑似恋愛)、援助交際、サクラ等多岐に亘ります。

このため、結婚目的で利用する方は、登録者の中から「結婚目的の独身者」のみを選別してアプローチしていくことになります。

しかし、実際には、婚活に特化した専用サイトではないことから、「結婚目的の独身者」の利用者数は少なく、自身の近隣の地域内で絞り込むと更に少数になってしまいます。

このため、母数が不足していると判断して利用を止めるか、又は、「結婚を前提としない恋愛目的の独身者」もア プローチ対象として含めざるを得なくなります。この「結婚を前提としない恋愛目的の独身者」は、恋愛感情のみに関心を持ち、経済的条件には全く関心がありません。

実際には、男女ともに、自身の結婚目的の強さをトーンダウンした上で、後者の「結婚を前提としない恋愛目的の独身者」にもアプローチしていく方が多いのが実情です。

 

出会い系サイトに結婚目的で登録している30歳以上の独身者は、その関心が「恋愛感情」と「結婚生活に必要な経済的条件」の2つである点については婚活サイトの利用者と同様です。

しかし、出会い系サイトに結婚目的で登録している30歳以上の独身者は、既述したように「結婚目的の独身者」と「結婚を前提としない恋愛目的の独身者」とに並行してアプローチしていくために、男女共に、2つの条件を区別して把握せず「恋愛感情」を優先させる傾向があります。この点で婚活サイトの利用者とは異なる特徴があります。

よって、30歳以上の方の場合には、出会い系サイトの結婚目的での利用は、男女ともに、リベラルな恋愛の良さを経験していて、かつ、「どの異性から見ても明らかに現役感を備えている」と評価されるような方に適しているでしょう。

このような方であれば、自己の現役感に基づいて相手に強い恋愛感情を抱かせた後、その恋愛感情を利用して相手に経済的条件への関心を持たせる(=結婚を意識させる)ことは、十分に可能なことであると考えます。

 

ご対面の実現は、婚活サイトよりも難しい

出会い系サイトでは、既述したように、既婚者を含む男女が様々な目的で登録し利用しており、コミュニケーションに関する知的レベルにも幅があるという特徴があります。

よって、真面目な結婚目的で誠実な応対をしようと思っている男女にとっては、他の登録者の営業目的での利用や不誠実な応対を目の当たりにして、その差に面食らってしまい、登録者の異性に対して疑心暗鬼になりやすくなります。

よって、この疑心暗鬼がメールのやり取りによってお互いに解消されなければ、ご対面は実現しません。

このように、出会い系サイトの場合には、婚活サイトよりも「会うまでのハードルが高い」という難点があり、相手の疑心暗鬼を解消するためのメール技術も必要になります。

 

意中の結婚相手とカップルになりやすい出会い系サイトの選び方

では、婚活中の30歳以上の男女にとって、多数の出会い系サイトのうちの、どのような出会い系サイトが、意中の結婚相手とカップルになりやすいのか?

出会い系サイトは、各サイトごとにシステムが異なっているため、その特徴的な違いに関する詳しい説明は省略して、主な要点のみを以下に列挙します。

 

(1)男性に対する課金が、従量課金(ex.メール1通の送信につき5円かかる等)でなく、定額制(ex.メールし放題で月に5,000円)であること

∵疑心暗鬼の解消のためには、料金を気にしない自由なメールのやり取りが必要である。

 

(2)「結婚目的の人」としてのプロフィール登録ができ、そのような登録であることを他の利用者が認識でき、かつ、「結婚目的以外の人」からのアプローチの許可・拒否を任意に設定できること

∵結婚目的であることを理解せずにアプローチしてくる人を少なくできるので、不快感を感じる機会が減る。

 

(3)結婚目的の登録者のうちの7割以上が、自己のプロフィールをしっかりと記載していること

∵真剣に結婚を目的とした出会いを求められるサイトであることが推察できる。

 

(4)プロフィールページに自分の写真の掲載欄が存在すること

∵写真の掲載欄が存在することで、やり取りしている相手に対して写真の請求をすることが無礼講な雰囲気となる。なお、掲載欄に自分の写真を掲載していることや相手からの写真の請求を拒否することは、必ずしもマイナス評価とはならず、むしろ、プラス評価になることがある。

 

(5)結婚に伴う転居が可能な場合には、転居可能な都道府県にも結婚目的の登録者が多数いること

∵結婚目的の登録者は少ないので、登録者の母数ができるだけ大きくなった方が望みの人に出会える確率が高くなる

 

 

おわりに

結婚を求めている30歳以上の独身の方は、仕事や趣味等に忙しい毎日を送っており、婚活に無駄な時間を使うことをなるべく避けたいのでは…と想像します。

そのためには、「自身の現役感を再点検し、その度合いに適した婚活の場を選ぶこと」が、結婚という結果を早期かつ効率的に得られる点でクレバーであると考えます。

 

→【C教室】次の記事:「婚活サイトで出会った男性が、結婚を意識して連絡やデートを続けているのに、告白してこない心理|大人の恋愛の恋愛相談」

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