夫が不倫をやめない理由と、不倫をやめさせる方法(そのために妻がすべきこと)-離婚したくない妻向けの記事|大人の恋愛の恋愛相談
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夫婦間(不倫されている人を含む)の大人の恋愛の場面における女性の悩みと恋愛相談の実例を、OKWaveの恋愛相談ページへのリンクにてご紹介致します。なお、この恋愛相談ページにおける回答者ID「kmlf3」の回答内容は、当校スタッフの向坂が回答したものになります。
リンク先の大人の恋愛相談の事例は、夫婦間での大人の恋愛の場面において、旦那の不倫をやめさせて夫婦関係の修復(会話のある平穏な家庭or夫婦愛の復活)を望む妻の悩みです。この悩みの具体的な内容は、次の通りです。
●旦那が不倫し、旦那から離婚を切り出された。
●旦那になついている小さい子供がいることや今は旦那の収入だけで生活していることから、離婚を拒否した。
●私は、自分の至らなかった点を反省して、旦那に尽くし直し、旦那が帰って来たくなる家庭を作ろうと頑張ってきたけれども、旦那は、私を避けようとする態度で私との会話はなく、不倫を止めようとしない。あとどれだけ尽くし続けたら、状況は好転するのだろうか?
不倫した旦那から離婚を切り出された妻が離婚を拒否した他の相談事例として、過去に以下の記事を掲載致しました。
【E教室】熟年離婚と夫婦愛‐旦那が不倫し、旦那から離婚を切り出された。でも離婚したくない、もう一度旦那に愛されたい
今回の相談事例が、他の相談事例と異なる点は、離婚のために不可欠な以下の条件を具備していないということです。
●子供にとって旦那は不要である
●離婚後の生活資金が確保できる
「子供を切り離せず、生活もできない」と思ってしまっているのであれば、よほど身の危険が迫っている状況でない限り、離婚は、したくてもあきらめざるを得ませんよね。。。
ということで、今回は、離婚したくない妻向けの記事として、「夫が不倫をやめない理由と、不倫をやめさせる方法(そのために妻がすべきこと)」というテーマについて解説をしていきたいと思います。
良妻賢母的な模範行動をしただけでは、夫の不倫をやめさせることはできない
リンク先の事例における嫁は、過去の家庭の雰囲気の悪さを反省して、次のような良妻賢母的な模範行動をして、旦那に尽くし、旦那が帰って来たくなるような居心地の良い家庭を作ろうとしています。
●お金の使い方に口に出しない。
●稼いでくれていることに感謝する。
●美味しいご飯やお弁当をつくる。
●朝のお見送りをする。
●なるべく笑顔でいる。
このように嫁が良妻賢母的な模範行動を続けているのに、旦那は、何も感じてくれず、不倫をやめずに不倫相手の女性と会い続けています。
これは、「真面目に勉強し続けているのに、合格通知を手にできない」時の悔しさやふがいなさと似ており、嫁が「もうやってられない」という心境になるのも無理ないと思います。
ただ、それでも夫が不倫をやめないということは、夫の目線で考えてみると・・・
「夫にとっては、妻から良妻賢母的な模範行動をされても、そこを居心地の良い家庭とは思えない。」
夫が不倫をやめないのは、このような夫の素直な本心の表れであるような気がします。
「妻の良妻賢母的な模範行動なんて、心を込めなくてもできるものばかり。」
夫がこのように妻のことを見透かしていたとしたら、夫としては、親切の押し売りをされているかのように窮屈になり、更に居心地が悪くなったと感じることでしょう。
普通の夫が不倫した場合には、・・・
妻が、「居心地のよい家庭」という教科書的な外観をイメージして良妻賢母的な模範行動をしているだけでは、夫の不倫をやめさせることはできないものです。
この理由は、以下の記載を読むことで、ピンとくるのでは…と思います。
夫が不倫をやめないのは、妻との現実から逃避して、妻とは味わえない背徳感や刹那感を得たいと思っているから
夫は、なぜ不倫をしたのでしょうか?
それは、日常の家庭生活に、「女性としかできないこと」で足りないものがあったからです。
では、夫は、何を足りないと思ったのでしょうか?
この時、妻は、たいてい、「セックスの快楽」や「素の心の居場所」・・・のような恋愛感情を含む愛情に絡むものを想像します。
もしそうだとすれば、妻が夫に対し、「不倫相手の女性と同質の愛情」や「不倫相手の女性では与えられないような質の高い愛情」を提供すれば、夫は不倫をしようとは思わなくなるはずです。
しかし、このように数学的にロジカルに対応しても、今回の事例のように、夫は不倫をやめません。
それは何故か?
恋愛に生きるプレイボーイな夫の場合は別として、普通の夫の場合には、夫が足りないと思ったものは、「妻からの愛情」のような大それたものではなく、単なる「不倫という経験」に過ぎないからです。
簡単に言えば、・・・
不倫が初めての夫の場合は、「妻との現実から逃避して、不倫ということをやってみたかったから。やってみたら、妻とは味わえないような背徳感や刹那感を得られたから。」
不倫が2回目以降の夫の場合は、「また、妻とは味わえないような背徳感や刹那感を味わいたいから。」
これは、「新しいおもちゃを与えた子供が、そのおもちゃに夢中になる」という現象とほぼ同じです。
そのおもちゃに夢中になっている時は、子供は、それまでに楽しく遊んでいた古いおもちゃをおもちゃ箱から出そうともしません。
そして、母親が「古いおもちゃ、遊ばないんだったら捨てるよ」と言うと、その時は、「うん、いいよ」といとも簡単に言うものです。
このように、夫が「妻との現実から逃避しよう」という意思を持っている以上、夫にとっての「不倫相手の女性の存在」を「家庭や妻の存在」に置き換えることは、論理的に不可能なのです。
夫婦二人の過去に遡り、夫の現実逃避の原因(偽らざるを得なかった本心の存在)を知る
しかし、その新しいおもちゃに成人になるまで夢中になり続けた子供は、ほとんどいないと思います。
とすると、夫に不倫をやめさせたい妻としては、「夫が不倫相手の女性に飽きるまで、待機するしかない」ということになりそうですが・・・
この判断をする前に、貴女に1つだけセルフチェックしてほしいことがあります。
結婚した当初において、夫は、貴女のことを「居心地の良い存在である」と本心で思っていたでしょうか?
夫は、貴女と結婚せざるを得ない状況の下で、貴女に対し、居心地の良いフリをしていただけではないでしょうか?
もし、そうだとしたら、妻は、夫婦二人の過去を、結婚当初からではなく、出会いの時点まで遡り、「夫が妻の前で偽らざるを得なかった本心とは、どのようなものであるのか?」ということを知る必要があります。こうした夫の「妻の前で偽らざるを得なかった本心の存在」が、夫の現実逃避の原因(=夫の不倫の動機付け)となっている場合が往々にしてあるからです。
妻が、こうした原点に返ったやり直しの意思を持たない限り、夫の現実逃避は続きます。
原点に返ったやり直しをすることを妻が拒絶した場合には、夫は、「妻にはプレイバックして変わる気が無い。自分のプライドが一番大事なんだな。」と察し、ためらうことなく、片道切符で不倫相手の女性のもとに行くでしょう。「自分を偽り続けて生きるのは、もう嫌だ」という思いをいっぱいに溜めて。
先ほどの子供の例で言えば・・・「子供は、古いおもちゃは、親から押し付けられたものなので、親を喜ばせるために、楽しく遊んでいるようなフリをしていたが、本当は、全然楽しくなかった。」・・・もしこれが子供の本心だったなら、子供の「古いおもちゃを捨てていい」という判断は大マジですよね。
よって、妻は、どうしても夫と離婚したくないのであれば、・・・良妻賢母になって現在の妻としての体裁を取り繕っている場合ではありません。一日でも早く、「原点に返ったやり直しをしよう」という意思を持ち、夫が現実逃避しなくてもいいような人に変わることです。夫の「現実逃避」の意思が「現実破壊」の意思に発展して、離婚の意思が確定してしまう前に。
付録
不倫夫からの離婚宣告という事例は、妻である女性にとっては、その後の人生を大きく左右する深い悩みとなります。
そこで、E教室の補助教材として、不倫した夫から離婚宣告された妻の、その後の心理(ストレス)・行動を表すフローチャートを掲載しました。
ご自身がどのレイヤーに属しているのかをチェックしつつ、頭の整理にお役立て頂ければと思います。
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タグ:不倫した夫からの離婚, 夫からの離婚, 夫の不倫をやめさせたい, 夫婦愛, 恋愛感情の復活, 離婚相談