自己保身のための責任回避男|大人の恋愛用語事典

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【自己保身のための責任回避男】
(じこほしんのためのせきにんかいひおとこ)

「自己保身のための責任回避男」とは、大人の恋愛において、相手の女性に対する交際責任を持つ意思がなく、相手の女性から後に交際責任を問われることを回避する男性のことをいう。

端的に言えば、「自分の利益が何より大切。自分との交際によって相手の女性に不利益が生じても、それは女性の自己責任であり、関係ない」という恋愛スタイルを固持している男性を意味する。

 

1.大人の恋愛市場での傾向

自己保身のための責任回避男の数は、近年の大人の恋愛市場で増加傾向にある。故に、自己保身のための責任回避男との交際によって後述する特有の被害に合った女性の数も増加している。

 

2.自己保身のための責任回避男の内心

自己の身を守りつつ、楽に無料でセックスし続けるライフを実現するために、次の2つのポリシーを、交際の最初から最後まで、計画的に維持している。

●貴女ごときに責任を取らされるのは、御免である。

●自分が責任を持つような発言をしないことで、女性に、不安定感やミステリアス感を抱かせ、願望的な空想をさせて、自分のことを追う気持ちにさせる。

 

このような内心を持っている男性は、通常冷静に考えた時には、自己保身、冷血、女々しい、甲斐性なし、不誠実の塊、卑怯者・・・として評価される。従って、人として心を通わせる気にはなれず、恋人としてはおろか、友達として、仕事仲間としてすら付き合う気持ちにならないはずである。

しかし、自己保身のための責任回避男との恋愛においては、男性自身がこうした内心を意図的に隠しているわけでもないのに、女性は、相手の男性がこうした内心を抱いていることを、交際中に全く認識することができず、別れる時にはじめて認識する。

よって、自己保身のための責任回避男との交際においては、女性サイドに、後述する想定外のリスクが生じ得る。

 

3.自己保身のための責任回避男の特徴

自己保身のための責任回避男は、往々にして、次の4つの特徴を備える傾向にある。

 

(1)並みの外見

パッと見は、二股や浮気ができるようなモテ男には見えない。

 

(2)一見、女性からのコントロールに従いそうな草食系

女性から見たインターフェースは、ソフトかつ従順で、女性から気軽に突っ込まれやすい感じである。

こうしたインターフェースは、本人が、女性ウケが良いことを認識した上で、あえて採っている場合が多い。これにより、本性である“冷酷さ”は、隠されてしまい、女性には全く伝わってこなくなる(但し、男性には見透かされる)。

 

これら(1)と(2)の特徴から、「職場やSNS等の同じコミュニティに属する手近な男性と次第に仲良くなり、この男性ががっついていないことを確認して、女性から誘うようになって進展していく」というパターンがよく見られる。

 

(3)後に女性から“恋人としての交際責任”を問われるような発言(以下、「有責発言N※1」と言う)」をしない※2

<有責発言Nの例>

●「話したいなと思ったら、すぐに連絡するからね」

●「会いたい時には、いつでも会いにいくからね」

●「セックスなしでも、平気だよ」

●「ずっと一緒にいようね」

●「結婚しようね」

●その他、女性に安心感を抱かせる言葉

 

※1:有責発言Nのうち、「好き」や「愛してる」という愛情表現については、交際する上で少なくとも一度は女性に告げることが不可避的であることから、関係継続のために、やむを得ず言うことがある。

※2:女性を安心させるような愛情表現をやすやすとしない男性の中には、「貴女との交際についての自分の責任を重く受け止めているからこそ、今はまだ、その責任を果たすことに不安で、自身を持って表現できないんだ。」という慎重かつ冷静で分別のある素晴らしい男性(以下、「責任感に溢れた男性」という)も多数存在している。この責任感に溢れた男性は、次の(4)の特徴を備えていないので、これにより、自己保身のための責任回避男と識別することができる。

 

(4)自己保身のための言動や行動(以下、「自己保身行動S」という)をする。

<自己保身行動Sの例>

●相手の女性に期待させるような事柄について、「オレは、言ってない、していない。(そんなに期待されても)、オレは知らないし、関係ない。」のように、責任回避のための否定や我関せず的な発言をしがちである。

●頻繁なメールのやり取りを避ける。

●精神的な内容の濃いメールを避ける。

●昼間の手つなぎデートを避ける(他人から「この程度の女性と付き合っているのか」とディスられたくない)。

●デートの場所は、基本、自分の家or相手の女性の家で、一緒の外出を最小限にする。

●自分の家でデートする場合、相手の女性の都合の良い時に来てもらう(つまり、送り迎えはしない)。

●相手の家でデートする場合、相手の女性に送り迎えをさせる。

●「お金ないから、割り勘も厳しい。家で、ご飯作って、セックスしよう。」的な発言が多い。

●夜中でも自分の家に来ることを強いる(夜中の移動に伴う危険を何とも思ってない。当然、迎えには行かない)。

 

こうした言動や行動の推移を観察していくことで、「責任を持とうとしている責任感に溢れた男性なのか?それとも、責任を回避しようとしている自己保身のための責任回避男なのか?」のどちらであるかを、はっきりと判別できる。

 

4.自己保身のための責任回避男に恋愛が成立するきっかけ

上述の(1)と(2)の特徴(並みの外見で、従順そうな草食系)から、実際には、

職場やSNS等の同じコミュニティに属する手近な男女が次第に仲良くなり、女性が、この男性(自己保身のための責任回避男)について、「遊ばれそうにない、がっついていない、従順なので思い通りに事が進みそう」という好評価をして、女性から誘うようになって進展していく

というパターンがよく見られる。

女性からの誘いが積極的になることで、男性には、「相手の女性は、自分にベタ惚れなので、振られることはないだろう」という余裕の気持ちが生じる。これにより、上述した2つのポリシー(責任を持たず、女性に追わせる)を実現しやすいと見て、オハコの恋愛パターンに持っていくのである。

よって、自己保身のための責任回避男は、年上女性との母子的恋愛の相手としても選ばれやすい。

他方、自らオファーなどしない受け身で無理目の女性とは、水と油のような関係であり、男性が上述した2つのポリシーを捨てない限り、恋愛関係が成立することは少ない。

 

5.交際によって女性サイドに生じうる想定外のリスク

自己保身のための責任回避男との交際が、女性にとって、なぜ危険なのか?

この危険性のルーツは、

自己保身のための責任回避男は、自分では「純粋な恋愛目的である」という意思で女性と交際している(決して「本心は体目的だよ」のように女性を騙しているわけではない)のだけれども、相手の女性が感得する実際の交際のクオリティが「セフレ以下」としか思えない

という女性が抱く恋愛評価のギャップにある。

 

即ち、自己保身のための責任回避男は、女性がどこまで追っても、一定の距離感を保ちつつ逃げるので、どれだけ長い期間付き合って何度セックスを重ねても、心の距離が縮まりにくい。

このため、女性は、相手の男性がいつまでたっても恋人として足りていないことにイラつく。女性は、相手の男性に、「私のこと、セフレだと思ってるんじゃないの?」と尋ねてみたりもするが、相手の男性は、「いや、唯一の恋人だよ。」と自信を持って答える。実際に相手の男性に他の彼女がいる形跡も全くない。

よって、相手の男性に落ち度は無いので、深まらない現状の原因を自分の魅力の足りなさに向けるしかなくなる。

 

この関係を6ケ月~2年程度続け、最後は、女性が、「この男性のことを恋人として足りるように思えることは、永久に無いのでは…」ということに気付き、自分から幕を引いて強制終了する。

強制終了された相手の男性は、「今のままで何も問題ないじゃん。何が不満なのか、よくわからない。」という感じであり、女性に対して「別れたくない」という意思表示はするものの、・・・このような「相手の女性にもう会えないかもしれない」という緊迫した状況下であっても、既述した有責発言Nはせず、既述した自己保身行動Sも変えない。

このこと(=私と付き合えなくなるかもしれないという状況下でも、私のために何の犠牲も払ってくれない)に、女性は最大のショックを受ける。

「今まで、恋人の距離に縮めようと思って、長い期間、時間と金と労力を使い、心も体も与えて追い続けてきたけれども、最後まで、距離が縮まらず、恋人としての恋愛ができなかった。これでは、長期間、セフレ扱いされていたのと同じ。」のように、相手の男性との交際に「恋愛したよね」という落ちをつけることができない。

そして、「自分が相手の男性のことを過大評価したばかりに、セフレのような本意でない無意味な時間を費やしてしまった」として、自分を責めてしまう。

即ち、相手の男性は、浮気したわけでも、暴力を振るったわけでも無い・・・相手の男性は、自分のことを恋人だと思って交際している・・・ただ、恋人らしいことを何もしてくれていないだけ・・・このため、女性は、別れを相手の男性の責任にする術がないのである。

そして、終わってみれば、「客観的に見たら、全然大した男でもないのに、何でこんなに追って、ボロボロになってしまったんだろう・・・」という気持ちになる。

 

女性は、恋愛関係期間中は、常に自分が自己保身のための責任回避男のことを追っているので、途中で「足りてないから、もう交際は止めておこう」という冷静な自覚を持ちにくいのである。

そして、愛された感がないので、恋の思い出には残らず、悔しさや後悔だけが残ってしまうのである。

 

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