恋人候補の男性や彼氏が、過去の恋愛や人生での自身の短所や欠点、汚点、傷を、女性に告白して話してくる。このカミングアウトの男性心理は?|大人の恋愛の恋愛相談

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独身同士、結婚目的、不倫等の形式を問わず、大人の恋愛の場面で共通する女性の悩みと恋愛相談の実例を、Yahoo知恵袋の恋愛相談ページへのリンクにてご紹介致します。なお、この恋愛相談ページにおける回答者ID「kmltlf5」の回答内容は、当校スタッフの向坂が回答したものになります。 

リンク先の大人の恋愛相談の事例は、「恋人候補の男性や彼氏が、離婚理由の内容などの、過去の恋愛や人生での自身の短所や欠点、汚点、傷を、女性に告白して話してくる。こうしたカミングアウトをする男性心理は?相手の女性をどの様にみていることの表れなのか?」という、大人の恋愛の場面において、好きな男性が自分に対してどのような恋愛感情を抱いているかを推し量りかねている女性の悩みです。

リンク先の事例における向坂の回答は、事例に登場する男性が純粋な恋愛目的であると仮定して行ったものです。

男性や付き合い始めの彼氏が過去の恋愛や人生での自分の短所や欠点、汚点、傷等の自身のマイナス面を女性に告白して話してくることの意味合いは、その男性がその女性について想定している恋愛目的によって大きく異なります

ところで、現代の大人の恋愛の場面では、人を信用しにくい殺伐とした社会情勢から、関わりの浅い恋愛が主流になっています。このため、自身のマイナス面のみならず、自身のプライバシーを含めて、女性に話そうとしない男性の数が増加しています。

そして、実際の大人の恋愛の場面においても、「このような男性と恋人として交際しているつもりだったけれども、交際の実質はセフレ以下の関係であり、この関係を恋人に発展させようと躍起になって、長期間に亘り、この男性に無駄な時間を費やしてしまった」という女性からのレポートが非常に増えています。

●恋人だと思ってたらセフレ扱いだった

●独身だと思ってたら既婚者だった

このような、自分に有利になるように相手を錯誤させて欺瞞する行為は、子供の恋愛にはつきものですが、大人の恋愛においては、「大人なのだから、絶対にしてはならない行為」である~当校では、このように考えています。

よって、男性が過去の恋愛や人生での自身の短所や欠点、汚点、傷等の自身のマイナス面を女性にカミングアウトすることの意味合いについて、女性と男性が不本意な恋愛を繰り返さないことを願い、以下に、場合分けをしつつ、詳しめに解説していきたいと思います。

 

1.純粋な恋愛目的である場合におけるカミングアウトの意味

純粋な恋愛目的である場合とは、男性が相手の女性のことを大切な恋人候補や恋人として見ている場合を意味します。

この場合には、男性は、「その女性に心を許そう」という動機を抱いたタイミングで、あえて、過去の恋愛や人生での自身の短所や欠点、汚点、傷等の自身のマイナス面を女性に話すものです。

話す理由は、その男性が、相手の女性のことを、「自身にとっての特別な存在として、深く長く付き合っていきたい」、「今後付き合っていく中で、自分のマイナス面が露呈したとしても、貴女には理解して欲しいし、変わらず自分のことを愛し続けてほしい」と思っているからです。

カミングアウトされた女性が、「普通の人には話さないようなマイナス面を、私に特別に打ち明けてくれた」と感じた場合には、その男性に親近感や人間味を抱き、恋愛感情もアップします(以下、「カミングアウトによる女性の恋愛感情のアップ効果」と言います)。この場合に、女性は、相手の男性に対して、許容・支援・歓迎等の積極的に受け入れる姿勢や反応を示します。この姿勢や反応を見て、男性は、その女性に対する大切さや恋愛感情がより一層増していくのです。

他方、カミングアウトされた女性が、男性のマイナス面を知ることによって、この男性を彼氏にする又は彼氏にし続けることが不安になり、恋人として交際する意欲や恋愛感情がダウンする場合もあります(以下、「カミングアウトによる女性の恋愛感情のダウン効果」と言います)。この場合に、女性は、相手の男性に対して、否定・戸惑い・迷い等の受け入れ難い姿勢や反応を示します。この姿勢や反応を見て、男性は、その女性と実現できる恋愛の深さが意図する深さに足りていないことを知り、この結果、その女性に対する大切さや恋愛感情が減少していくのです。

 

このように、男性が純粋な恋愛目的である場合には、カミングアウトは、相手の女性との心の繋がりをもっと進展させたい時に行う“賭け”になります。

なお、カミングアウトのタイミング(=相手の女性に心を許そうと思う時期)は、その男性の懐疑心や警戒心の度合いによって、まちまちであり、事例のように、エッチ前の恋人候補の段階で話してくる男性もいれば、結婚して関係が安定してからでないと話さないような男性もいます。

 

2.純粋な恋愛目的でない場合におけるカミングアウトの意味

上述のように、男性は、純粋な恋愛目的の場合には、相手の女性に心を許そうと思った時に、過去の恋愛や人生での自分の短所や欠点、汚点、傷等のマイナス面をその女性にカミングアウトするのですが・・・

純粋な恋愛目的ではない場合には、男性は、相手の女性に心を許そうと思っていなくても、自身のマイナス面をその女性にカミングアウトすることがあります。

純粋な恋愛目的でない場合とは、男性が、相手の女性のことを、ヤリ目、セフレ、都合の良い関係、ワンナイト、ワンタイム等の肉体関係を主目的とする相手として見ている場合を意味します。

よって、カミングアウトを受ける女性側としては、相手の男性から自身のマイナス面をカミングアウトされたという事実のみをもって「この男性は、私に心を許している」と早計に判断しないように、注意が必要です。

 

純粋な恋愛目的ではない場合に男性が自身のマイナス面を相手の女性にカミングアウトする動機は、目的の達成(=相手の女性から“彼氏にしたい”と思われることなく、セックスをすること)をスムーズにするためです。

このため、カミングアウトされるマイナス面の内容は、たいてい、「自分のことを恋人(彼氏)としては選ばない方が賢明である」ということを示唆するものになります。この内容の例としては、例えば、「俺は、いつも女性に愛想をつかされて捨てられるダメンズだから・・・貴女には、俺なんかよりももっとふさわしい男性がいそうだね。」というものがあります。

 

このような自身のマイナス面を男性からカミングアウトされた女性には、既述した「カミングアウトによる女性の恋愛感情のアップ効果」、「カミングアウトによる女性の恋愛感情のダウン効果」の少なくとも一方が働きます。

女性の心の中でアップ効果が勝っている場合には、「この男性は、彼氏にはなりそうもないけど、エッチしてもいいかな」というポジティブな思いが高まり、女性の心の中でダウン効果が勝っている場合には、「彼氏にはなりそうもないから、この男性とエッチするのは止めた方がいいかな」というネガティブな思いが生じます。

つまり、マイナス面のカミングアウトは、男性にとって「相手の女性とエッチした後に、この女性から“彼氏になれ”と積極的に言われない」という免罪符になるのです。

そして、このように女性の心の中でポジティブとネガティブとの2つの思いが綱引きされるプロセスを経ることにより、後にこの女性とセックスに至った時に、男性は、純粋な恋愛目的ではない(彼女にするつもりはない)ことによる自身の後ろめたさを消すことができるのです。

 

上述の2の説明から、大人の恋愛に臨む女性としては、「自身のマイナス面をカミングアウトしてくる男性には、希望的観測を抱いて突っ走らないように気を付けた方がよい」と感じるのではと思いますが・・・

「相手の男性が純粋な恋愛目的なのか体目的なのか」ということについては、相手の男性の行動を観察すれば、比較的簡単に見分けることができます。よって、男性からのマイナス面のカミングアウトに対しては、そこまで過敏になる必要は無いかと思います。

 

尤も、「彼氏としては付き合えないかも」という免罪符を出されてもなお恋心が揺らいでしまうような男性は、女性にとってよほど魅力的な男性です。

よって、後に「セックスはしたけど、彼氏にはできなかった」場合に、「あー、やっぱ、私じゃダメなんだ」という残念感は残りますが・・・女性の場合には、相手がこのような魅力的な男性だった場合には、こうした残念感を、「私は相手の男性から騙されたんだ。だから相手の男性が悪い。」のように相手の男性の責任に転嫁して、吹き飛ばしてしまうことができやすいものです。

また、結局、彼氏にすることができなかったとしても、それまでの交際期間(=恋に悩む期間)は比較的短くなります。男性は、本心では「騙してはいけない。本来なら恋人にしなければならない。」という良心を持っているため、相手の女性の貴重な時間が長期間に亘り無駄になってしまうことを回避するからです。自身のマイナス面という免罪符を相手の女性に出すのは、この良心の表れです。

 

ただし、魅力的な男性から、狩猟本能を発揮され、心を揺り動かされていますので、どうしても恋の思い出には残ってしまいますが。。。。

 

3.より注意すべきなのは、自己保身のための責任回避男

現在の大人の恋愛市場において、女性が、上述の過去の恋愛や人生での自身の短所や欠点、汚点、傷等の自身のマイナス面のカミングアウトをする男性よりも何倍も気を付けるべきなのは、自己保身のための責任回避男です。詳しくは、大人の恋愛用語事典に記載しておりますので、是非、こちらもご覧になってください。

 

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