2.女性にとって、思い通りに愛し合えていることは、生きるための活力(精神的支柱、拠り所)となる
ここは、Fantasy学部 教室
■連載記事の目次
1.恋愛において女性にとって不可欠なものは、愛し合うという形ではなく、愛されたい気持ち、愛される実質、愛されている現実
2.女性にとって、思い通りに愛し合えていることは、生きるための活力(精神的支柱、拠り所)となる
3.大人の女性は、恋愛において、愛していた男性のことを愛することができなくなってくると、その不足を「現実逃避」によって補うようになる
4.大人の女性は、恋愛において、思い通りに愛されなくなった場合には、自身のプライドを守るために責任転嫁したくなる
5.大人の女性は、「愛されなくなった男性から再び愛されたい」という秘めた想いを持ち続けていると、受け取る愛の不足を「自己愛」によって補うようになる
6.望みの男性から愛されない状態が続くと、やがて、心の支えは現実逃避と自己愛のみとなる
7.愛し合うことをあきらめてしまうと、生きるための活力を他人への攻撃(嫌がらせや妬み、いじめ、言葉の暴力)に見出してしまう
今回は「愛されることの不可欠性」の第2回目になります。今回の記事では、「女性にとって、思い通りに愛し合えていることは、生きるための活力(精神的支柱、拠り所)となる」というテーマについて、記述していきたいと思います。
まず初めに、「愛し合うことの意味~愛し愛されていることによって精神的に何が得られるのか?」ということについて、説明していきたいと思います。
なお、肉体的な快楽や経済的利益も得られますが、これらは、精神的な利得を得たことを前提として副次的に得られるものに過ぎず、また、他の男性でも代替可能なものですので、ここでは扱いません。
愛し合う(愛し愛されている)ことによって精神的に得られるものとしては、寂しさや孤独さの解消、安心感、自信、自己承認欲求の充足・・・など様々なものがありますが、これらをひとまとめに換言すれば、「生きるための活力」と言うことができます。
このことを、次の図(A)を用いて説明していきます。図(A)は、愛し愛されている時の女性の心理状態をイメージで表したものです。
図(A)に示すように、女性は、生きている限り、日々、睡眠、食事、仕事、家事、子育て、勉強などの「生きるための基礎活動」をしなければなりません。これらの活動を1つもしなくなった時には、必然的に「生きていない状態」になりますので。
生きるための基礎活動を円滑に継続していくためには、自己環境(ex. 自分の健康状態、活動を遂行するための能力、対人関係)が良好である必要があります。
しかし、このような自己環境は、自分自身で自在にコントロールすることができるものではなく、自分の思い通りにならないことがほとんどです。
思い通りにならない辛さを感じた時には、当然、モチベーションが低下し、「仕事を辞めたい、家事や子育てをやりたくない、勉強したくない」のように生きるための基礎活動を放り投げたくなります。睡眠も食事も満足にできないほどの辛さであれば、「こんな辛い思いをするのであれば、生きていたくない」とも思ってしまうことでしょう。
こうした辛さを“誰か”と分かち合い、その“誰か”から辛さに替えて希望や活力を得られたなら、・・・⽣きるための基礎活動について「また明日から頑張ろう」という気持ちになれますよね。
このような気持ちにしてくれる“誰か”は、当然、誰でも良い訳ではなく、たとえ肉親や自分の子供、親友であっても役不足な場面が多いものです。
このような気持ちにしてくれるためには、その“誰か”は、貴女にとって、
「貴女と同じ目線や気持ちで、貴女のことだけを特別に大切に思ってくれる人」
である必要があるからです。
そうすると、貴女にとって、この“誰か”になれる適格のある人は、
「貴女が、愛することを望み、愛されることを望む男性」
しかいないと言っても過言ではないでしょう。
つまり、図(A)に示すように、貴女が「特定の男性(図(A)では、Tさん)と愛し合えている」と思っていることは、貴女の生きるための基礎活動を支えるためのシーソーとして機能しているのです。
図(A)におけるシーソーは、貴女が、Tさんのことを思い通りに愛し、Tさんからも思い通りに愛されているという最高のバランス状態を示しています。こうした良好なバランス状態であるからこそ、睡眠、食事、仕事、家事、子育て、勉強などの「生きるための基礎活動」に取り組むモチベーションが保たれ、これらを安定して遂行することができます。
このように、貴女にとって、思い通りに愛し合えていることは、生きるための活力(精神的支柱、拠り所)となるのです。
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タグ:愛されたい~愛されること