「仕事、家事、子育て優先でなく、夫をかまう妻」は、夫に浮気や不倫、ダブル不倫をされない?
ここは、Fantasy学部 教室
ちょうど不倫とダブル不倫に関する重い記事を書いていたら、こんな軽いニュースがメール配信されてきました。
<特徴の内容>
「仕事、家事、子育てを優先して、夫をかまわない」という妻の行動は、夫に不倫(ダブル不倫を含む)をさせやすい。他方、「仕事、家事、子育て優先でなく、夫をかまう」という妻の行動は、夫に不倫(ダブル不倫を含む)をさせない。
こうした特徴の内容は、女性にとって、建前的には、「確かにそうだね!」と的を得ているように感じられるかもしれませんが・・・
実際の男性一般の本音ベースで言えば、夫は、妻がこれらの特徴を備えているかどうかに関係なく、浮気や不倫(ダブル不倫を含む)をします。以下、この点について、明らかにしていきたいと思います。
狩猟本能の非制御性-他の女性に向かわせないことは不可能
そもそも、男性が浮気したいと思うのは、女性に対する興味や恋愛感情を抱ける意欲や能力(いわば、狩猟本能)が備わっているからです。この狩猟本能があるからこそ、好みの女性に対して興味や恋愛感情を抱き、セックスすることができるのです。
こうした男性の本質を踏まえた上で考察してみると、冒頭のニュースに記載されている特徴は、夫の狩猟本能が妻に対してのみ向いている場合を前提としているものでは…と思われます。
即ち、夫の狩猟本能が妻に対してのみ向いている場合には、・・・
「仕事、家事、子育てを優先して、夫をかまわない」という妻の行動は、夫に「満たされない狩猟本能をこのまま妻にのみ向けていて良いのか?」のような現状の維持継続に対する疑問や迷いを生じさせ、夫が妻以外の女性に狩猟本能を向けるきっかけ(→浮気や不倫につながるもの)ともなり得ます。
逆に、「仕事、家事、子育て優先でなく、夫をかまう」という妻の行動は、このような疑問や迷い、妻以外の女性に狩猟本能を向けるきっかけを生じさせないので、浮気や不倫にはつながらないことになります。
しかし、妻が夫の狩猟本能を他の女性に向かわせないようにすることは、そもそも不可能なことです。
なぜなら、男性の狩猟本能は、好みのタイプの女性に近づかれると意に反して体が反応してしまうように、自分自身でさえコントロールすることができない天然のものであり、ましてや他人がコントロールすることなどできないからです。こうした狩猟本能の性質のことを、以下、「狩猟本能の非制御性」といいます。
こうした夫の狩猟本能の非制御性は、近年増加傾向にある次のような夫婦関係にも表れています。
●旦那の財産目当ての夫婦関係では、美貌を備える嫁が「仕事、家事、子育てを優先して、旦那をかまわない」という行動をしていた場合であっても、嫁に執着して嫁以外の女性に対して全く興味を持たず、狩猟本能を嫁に対してのみ抱き続ける(つまり、浮気や不倫をすることはない)ような旦那も少なからず存在している。
●夫婦共働き&独立家計型の夫婦関係では、嫁が「仕事、家事、子育て優先でなく、旦那をかまう」という行動をしていた場合であっても、そのような嫁の行動を鬱陶しく思い、却って嫁に対する狩猟本能が冷めていき、嫁以外の女性を求めるようになる(つまり、浮気や不倫につながる)ような旦那も少なからず存在している。
このように、現代の夫婦関係は、「妻が仕事、家事、子育てを優先して夫をかまわないと、夫は浮気や不倫をする。その逆も真なり。」というような単純な因果関係ではまかないきれないほど複雑になっています。
その一方で、夫の浮気や不倫の発生件数は増える一方であり、妻としては、自身が不倫の被害者とならないように、必要な対策をしておきたいと強く思っている方が多いのではないかと想像します。
そこで、皆さんが、こうした対策の答えを各自にとって正しい内容で見つけられるように、以下、そのヒントになるような事柄を書いていきたいと思います。
夫の浮気や不倫の根本原因は、『狩猟本能>不貞行動抑制力』
夫の浮気や不倫の根本原因は、狩猟本能にまつわる夫自身の資質にあります。この狩猟本能にまつわる資質とは、次の2つを意味します。
●妻以外の女性に抱く狩猟本能の強さ
●妻以外の女性に狩猟本能を抱いた後の行動を、浮気や不倫にならないように抑制する理性や能力(以下、「不貞行動抑制力」といいます)
そもそも、狩猟本能が妻に対してのみ向いており、この先ずっと妻以外の女性に狩猟本能を抱かないような夫の場合には、浮気や不倫をすることはないので、不貞行動抑制力を備えている必要はありません。
しかし、現実には、夫の狩猟本能が向いている先は、たいていは「好みの女性全般」に対してであり、「妻に対してのみ」というのはレアケースです。その証拠に、既婚男性であっても、街やメディアで好みの女性を見ると、鼻の下が伸びて瞳孔が開く等の狩猟本能が表われますよね。
こうした妻以外の女性にも狩猟本能を抱く夫の場合には、浮気や不倫防止のためには不貞行動抑制力を備える必要があり、備えるべき不貞行動抑制力のレベルは夫の狩猟本能が強いほどに高くなります。
つまり、夫の浮気や不倫の根本原因は、
「夫が、妻以外の女性に狩猟本能を抱くことを前提として、狩猟本能を抱いた際に発揮されるべき不貞行動抑制力を十分に備えていない」という夫自身の資質によって、夫が、
狩猟本能>不貞行動抑制力
という状態になってしまうことであり、
冒頭のニュースに記載のような妻の行為ではないのです。
夫の狩猟本能が妻に向いていなければ、浮気や不倫は必然的に生じる
もちろん、妻の行為は、夫の浮気や不倫に全く関係しないという訳ではありません。
例えば、嫁の「仕事、家事、子育て優先でなく、旦那をかまう」という献身的な行動によって、旦那に「浮気や不倫をしたら申し訳ない」という人としての温かみのある気持ちが芽生えれば、旦那の不貞行動抑制力は、少しは高くなるかもしれません。
しかし、こうした献身的な行動を、旦那が「生活費払ってるんだから、当たり前のことだ」というビジネスライクな気持ちで捉えた場合には、旦那の不貞行動抑制力にプラスの影響を及ぼしません。
このように、嫁が旦那に対して同様の行動をしても旦那に発生する気持ちが夫によって大きく異なるのは、まさに、旦那の狩猟本能が妻に向いているか向いていないかの違いなのです。
夫の狩猟本能が妻に向いていない場合には、いくら妻が夫に献身的な行動をしても、夫が妻以外の女性に狩猟本能を抱くことは、必至であり、かつ、狩猟本能の非制御性ゆえに止めることはできません。
そして、夫の不貞行動抑制力は、夫が妻以外の女性に抱いた狩猟本能が強ければ強いほど無力となります。よって、妻の献身的な行動によって不貞行動抑制力が少し高くなったくらいでは、夫に浮気や不倫を確実に思い止まらせるまでの効き目はありません。
更に、狩猟本能が妻に対してあまり向いていない夫の場合には、狩猟本能の発揮場所を自ら積極的に求めます。この時には、当然、不貞行動抑制力は働きませんので、狩猟本能を抱いたら、即、浮気や不倫に走ります。
夫の狩猟本能が妻に向かない原因は、夫と妻のそれぞれにある
ここまでの説明を読んで、既婚女性の方は、「夫の狩猟本能は自分にどのくらい向いているんだろう?」と不安に思った方もいるのでは…と想像します。
これを知る方法としては、狩猟本能は非制御性を備えるが故に、「夫の動態観察」が最適であると思います。
こうした夫の動態観察を実際にしてみると、女性は感受性が高いので、「夫の狩猟本能が思い通りに私に向いていない」と感じるところがいくつか出てくるものです。
この際に・・・仕方ないことなのですが・・・どうしても「自分は悪くない」という目線で評価してしまうために、「夫の狩猟本能が私に向いていない原因は、夫にある」というように夫の原因のみをクローズアップしてしまいがちです。
しかし、このように妻が原因は夫だけにあると認識してしまうと、妻は、夫に対し、疑いをかけたり、不安な言葉を浴びせたり、監視管理したり・・・これでは、ますます夫の狩猟本能が妻に向かなくなってしまい、浮気や不倫を促進してしまうことにもなりかねません。
夫婦関係は二人で作り上げてきたものですので、夫の狩猟本能が私に向いていない原因は、必ず、夫だけではなく、妻にもあります。
こうした原則に基づいて客観的かつ冷静な動態観察ができるように、いくつかのチェックポイントを列記しておきますので、腑に落としてみて下さい。
狩猟本能は不可侵
「結婚後において、狩猟本能を、妻に対しては持ち続け、妻以外の女性に対しては永久に消滅させる」ということは、夫自身の意思によっては可能ですが、他人からの命令、結婚という契約その他の条件設定によっては不可能です。
男性は、コンピュータではなく、自由な意思や感情、理性を持った人間ですので。
なるべく早く自認する
妻は、夫に対して「私がこんなに尽くしているのに…」という思いが生じた際には、「既に夫の狩猟本能は自分に向いていない」と自認して、変わろうとすることが賢明です。
こうした妻の自認のタイミングが遅いことは、得てして、「夫が不倫をする決意をしてしまうこと」や「不倫発覚後に夫が元の夫婦関係に戻ろうとしないこと」につながるものですので。
成功例と比較して“大きな違い”をつかむ
「夫のことを好きな妻が、仕事、家事、子育て優先で、夫をかまわないという行動をしていた場合であっても、夫の狩猟本能が妻に対してのみ向いていて、イイ感じで夫から追われている。」という成功例もたくさんあります。
このような成功例が身近にある場合には、そのような成功例の妻と自分自身とを比較した“大きな違い”をつかんでみることをお勧めします。この際、“小さな違い”については、的確な判断を妨げるもとになりますので、無視して下さい。また、成功例の夫と自分の夫とを比較する必要はありません。
素人との浮気や不倫を絶対にしない夫の特徴
このように、夫が「好みの女性全般」に対して女性全体に対する狩猟本能を潜在的に備えている以上、いくら夫に浮気や不倫をされないように涙ぐましい努力をしている妻であっても、夫に浮気や不倫をされてしまうことがあり得ます。
その一方で、「長年の間、夫に浮気や不倫をされないような努力を何もしていないのに、夫は浮気や不倫をしない」という妻も存在します。これは、その夫が、「素人との浮気や不倫を絶対にしない夫」という類型に当て嵌まっているからです。
このような類型に当て嵌まる夫の特徴のうち、代表的なもののいくつかを以下に列挙してみました。
(1)女性に対する狩猟本能(性欲を含む)を持っていない人
∵狩猟本能が無ければ、浮気や不倫は起きない(もちろん、夫婦間のセックスも無い)からである。
ex.セックスレス主義者、同性愛者、極度の女性不信に陥っている人
(2)浮気や不倫によって生涯の名誉・地位・財産を失う(=人生終了)リスクがある人
∵不貞行動抑制力がハイレベルかつブレることが無いからである。
ex.生きていくために妻や妻の親の財産が不可欠な人、子供の親権に執着する人、クリーンな外面だけで生計を立てている人、著名人や著名同族企業の経営者
(3)妻の心や体に対し、自分の持ち物として異常な執着心がある人
∵妻以外の女性に狩猟本能を抱く必要性がないからである。
ex.DV癖のある人、ストーカー癖のある人、友達がいない人
(4)何事に対しても無欲で、自己防御意識の高い人
∵お金で解決できないリスクを負ってまで新しい刺激や特別な刺激を求めようとしないからである。
「DVや借金、つまらない生活よりも、素人との浮気や不倫が死ぬほど嫌」という女性の方は、このような男性を夫に選ぶのが適切かもしれません。
妻が夫の狩猟本能を自分に向けるために不可欠なこと
私たちは、日頃の活動において、「旦那の恋愛感情が他の女性に向いてしまうような浮気や不倫は、絶対に嫌」と主張する既婚女性に出くわすことが多々あります。
このような既婚女性に対し、「そんなに自分のことだけ見て欲しいなら、貴女の心や体に対し、自分の持ち物として異常な執着心がある男性を選んだらよいのでは?」と提案してみると、決まって、「そういう男性は、気持ち悪いから、私が好きになれない」という答えが返ってきます。
このことから、浮気や不倫を嫌がる妻のココロは、次のような優越感や劣等感であることがわかります。
夫として、「他の女性に狩猟本能を向ける可能性が無い男性」ではなく、「他の女性に狩猟本能を向ける可能性がある男性」を求めており、
このような夫から、「他の女性よりも貴女のことが好き」という選択がなされて優越感を得ることを望み、夫から「貴女よりも他の女性のことが好き」という選択がなされて劣等感を得ることを望まない。
要するに、いつまでも、「王子様から選ばれたシンデレラ」でありたいんですね(笑)
このような前提において、「夫の狩猟本能が妻に向く」ということは、狩猟本能の非制御性から、次のようなプロセスを含むものであることになります。
夫の狩猟本能が、
↓
夫自身の意思で、
↓
多数の女性(隣の奥様や芸能人等でもOK)の中から妻をメインターゲットとして選んだことにより、
↓
妻に向き続ける。
このような夫の自発的なプロセスを実現するために、妻は何をすべきなのか?
夫から追われるために、かつ、追われ過ぎないために、どうすべきか?
このために必要な内心や行動については、非常にたくさんのことがありますので、Real学部、Fantasy学部の教材として、1つ1つ提供していきますが、・・・重要なポイントを1つ挙げるとすれば、・・・
夫の狩猟本能を最も動かすものは、妻の外見ではなく、妻の態度や行動自体でもなく、「その態度や行動に際して、見返り無しに抱いた“思いやりの心”」です。
夫は、このような“思いやりの心”を感じることで、妻に対し、「追いたい」、「守りたい」、「失いたくない」という気持ちを抱くものだからです。
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タグ:不倫, 夫の不倫をやめさせたい, 夫婦愛, 恋愛感情の復活, W不倫