音信不通|大人の恋愛用語事典

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【音信不通】
(おんしんふつう)

「音信不通」とは、狭義には、それまでにはあった恋の相手(彼氏や彼女、又は、彼氏や彼女にしたいなと思っている友達以上恋人未満の異性)からの連絡が何もなくなってしまった状況をいうが、広義には、相手からの連絡が全くない状況のみならず、相手からの連絡がそれまでと比べてネガティブに変化した状況を含む意味で用いられる。

「音信不通」という現象は、相手に対する連絡の可否、要否、許否、連絡すべき内容に関する価値観が当事者である男女間において相違していることの表れであり、当事者である男女がお互いに性格や生い立ち、環境を異にする以上、必然的に生じるものである。

それ故に、大人の恋愛に臨む男女の誰もが必ず一度は経験する状況であり、しかも年齢に関係なく生じるものである。

 

1.音信不通という語が用いられる恋愛形態

音信不通という言葉は、男女間の繋がりが法的に保証されていない不安定な関係(ex.独身同士の恋愛、結婚目的の恋愛、不倫としての恋愛等)である場合において、男女の一方が相手からの連絡がないことを「相手にその気が無い(=相手の恋愛感情の度合いは自分よりも高くない)」と感じた際に用られる。

従って、夫婦間の恋愛の場面では、配偶者から連絡が無くても「音信不通」という語は用いられず、配偶者との連絡が全く取れなくなってしまった場合には「消息不明」という語が用いられる。

 

2.音信不通という語が用いられる男女間の関係

音信不通という言葉は、恋人関係(彼氏、彼女)に限らず、当事者である男女の少なくとも一方に恋愛感情がある関係(ex.気になる異性や片思い等の友達以上恋人未満の関係、互いに恋人候補の関係、セフレのような都合の良い関係等)において用いられる。

従って、仮面夫婦や援助交際等のような「財産的利益の獲得のための割り切りの関係」においては、通常は当事者間における恋愛感情が認められない(即ち、精神的な繋がりの不安定性や継続困難性を心配する理由がない)ことから、「音信不通」という語は用いられない。

 

3.音信不通になる段階

音信不通は、片思いの時から別れるまでの間、つまり、大人の恋愛の全ての段階において生じ得る。

実際には、次の出来事が生じた段階で、音信不通になる場合が多い。

●告白
●初めてのデート
●遠距離化
●倦怠期
●気になる他の異性との出会い
●一方の生活環境(ex.仕事、家庭)の変化

 

4.音信不通の態様

音信不通の態様としては、大きくは、「相手からの連絡が全くない状況」と「相手からの連絡がそれまでと比べてネガティブに変わった状況」の2つに分かれる。

 

(1)相手からの連絡が全くない状況

相手との距離感の遠さに応じて、以下の3つの段階がある。

 

<第1段階:距離感=不明>

こちらから連絡しなくても相手から連絡が来ていたのに、相手からの連絡が来なくなり、その状況が続いている。

ex.毎日電話やメールをくれていた相手からの連絡がある日を境に無くなったが、こちらから連絡するのも連絡を催促しているようで気が引けるので、相手からの連絡を待ち続けている。

 

<第2段階:距離感=非常に遠い>

こちらから相手に連絡したけれども、連絡することができない。

ex.電話しても不通。メールを送っても受信されない。送ったLINEが未読のまま。

 

<第3段階:距離感=やや遠い>

こちらから相手に連絡することはできているが、相手からの応答が全くない。

ex.留守電に入れてもかけ直して来ない。送信したメールに対する返信が来ない。送ったLINEが既読スルーのまま。

 

(2)相手からの連絡がそれまでと比べてネガティブに変わった状況

主なネガティブ要素としては、相手の意欲、応答速度、応答頻度、かける手間や時間の低下がある。

 

(a)意欲の低下

相手が連絡のイニシアティブを取らなくなった。

ex.こちらからメールしなくても相手からメールが来ていたのに、こちらからメールしないと相手からのメールが来ないようになった

 

(b)応答速度の低下

こちらからの連絡に対する応答速度が遅くなった。

ex.メールに対する返信が、以前はその日のうちにあったのに、現在は1週間後くらいにやっと返信が来る。

 

(c)応答頻度の低下

こちらからの連絡に対する応答頻度が減った。

ex.メールに対する返信が、以前は1通送ったら1通返してくれたのに、現在は5通送ってやっと1通の返信が来る。

 

(d)かける手間や時間の低下

こちらからの連絡に対する応答内容が雑になった。

ex.相手の返信メールの内容が、以前は、話題をリードしてくれて真面目な話には長文で答えてくれていたのに、現在は、挨拶文や用件、スタンプのみという内容になってしまっている。

 

5.音信不通になる理由

音信不通になる理由は、当事者である男女間における、上述の恋愛形態、男女間の関係、男女それぞれの現在の価値観や内心関わり度、段階、態様の具体的な組み合わせによって異なり、いわば、「その時のそのカップルに固有のもの」である。

従って、他のカップルの音信不通の理由に基づいて自らの音信不通の理由を判断することは、誤解を生み易いので、なるべく避けるべきである。

音信不通になった真の理由は、自分自身が相手の態度や言動、行動を感得することによって判断するしかないのである。但し、「なぜ音信不通なの?」と相手に直に質問して確かめるまでの必要性については、次項で述べる。

 

6.音信不通になった場合の対処方法

音信不通は、自分自身と相手との間で生じたものであるので、その真の理由は相手と自分しか知り得ない。

よって、どうしてもその相手との恋愛を育んでいきたい場合には、「なぜ音信不通なの?」と相手に直に質問して確かめ、音信不通になっている相手の要因と相手にそうさせてしまった自分の要因を是正していくプロセスが必要になる。

しかし、このプロセスは、音信不通にされた側にとっては、苦痛や傷を伴う場合がある。

即ち、既述したように、音信不通にされた側は、「相手にその気が無い(=相手の恋愛感情の度合いは自分よりも高くない)かもしれない」というマイナスの予測を抱いている。

こうしたマイナスの予測が実際に当たっていた場合には、男女問わず、「相手には自分の価値が認められなかった」という落胆の思いが芽生えると共に、自身のプライドが傷付くことになる。

加えて、過去の恋愛においても音信不通の苦い経験を重ねていた場合には、「またか…」と更にプライドが深く傷つき、「私の価値を認めてくれる異性なんて、いない」のように曲解して、恋愛に対する自信や意欲を喪失してしまうことにもなる。

よって、音信不通に対する対処の方法は、音信不通にされた人によって異なる。実際の場面では、「相手に対する大切さ」、「自身のプライドを守る意識」という音信不通にされた人が抱いている2つの主観の度合いに応じて、次の4つのうちのいずれかの対処方法が取られるものである。

なお、この4つの対処方法においては、カッコ内の番号が大きくなるほど、音信不通にされた人が抱いている「相手に対する大切さ」が低く、「自身のプライドを守る意識」が高くなっている。

 

(1)真の理由を知る&自己改善を伴う関係回復

音信不通の理由を相手に確かめ、音信不通になっている相手の要因と相手にそうさせてしまった自分の要因を是正していく。

 

(2)スルー&待機

音信不通の事実については、その原因を知りたい気持ちを抑えて見て見ぬふりをし、基本的に相手からの連絡を待つ。

そして、所定期間内に相手から連絡があった時には、その後は相手の望む連絡頻度にトーンダウンして付き合いを継続し、所定期間内に相手から連絡が無かった時には「タイミングや相性が合わなかった」というオチをつけて相手のことを忘れる。

 

(3)ネガティブ推定&身を引く

「音信不通の理由については知ると傷つくかもしれないから知りたくないけれども、音信不通の事実については受け入れられない」という複雑な気持ちから、「傷が深くなる前に、あきらめた方がいいのでは…」という意識が働く。

この意識が強くなるほど、音信不通の理由を、それまでの相手のネガティブな態度や行動から否定的に推定し、「求める人では無かった」というオチをつけて相手のことを忘れる。

 

(4)ポジティブ推定&関係継続・推進

これまでに相手との間に生じたポジティブな恋の出来事(ex.相手からの頻繁な連絡やデート、セックス済み)から、「音信不通の理由が相手にとって自分の価値がなくなったなったからとは到底思えず、万一そうだったとしたら、詐欺&訴訟ものでしょう。」というような、既成事実を頼りに自分のプライドを維持しようとする意識が働く。

この意識が強くなるほど、音信不通の理由を、それまでの相手の態度や行動の多くにポジティブ評価をすることによって肯定的に推定し、「連絡が無いのは、たまたま仕事が忙しい等の相手の環境上の理由であり、相手にとって自分の価値が無いからではない」と思い込み、相手に連絡がつくまで自ら積極的に連絡を取る。

 

7.【参考資料】音信不通(返信が来ない)の理由についてのチェックフロー

項目5において既述したように、音信不通になる理由は、当事者である男女間における内心関わり度によっても異なる。この内心関わり度に応じて音信不通(返信が来ない)の理由をチェックするためのフローを次の図1に示した。

大人の恋愛における恋愛支援のための資料として、音信不通(連絡やメールの回数が減った、頻度が少なくなった、返信が遅くなった、内容が質的に低下した)の理由をチェックするフローを表した図

図示するように、当事者である男女いずれかの内心関わり度が高くなるにつれて、音信不通の理由は、Level-1→2→3→4のように高度になっていく。ここでは図についての更なる細かな説明は省略するが、音信不通に悩んだ際にはセルフチェックシートとして活用して欲しい。

 

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