ストレス-5.プライベートストレス(孤独系)

ここは、Fantasy学部 教室

 -連載テーマ「ストレス」の目次- 

1.はじめに
2.ストレスの意味と、精神的ストレスの種類(パブリック、プライベート)
3.パブリックストレスの特徴とその解消方法
4.プライベートストレスの特徴と種類
5.プライベートストレス(孤独系)
6.プライベートストレス(迎合系)
7.プライベートストレス(自己承認系)

「寂しい、孤独、愛されたい、不安、迷い、心が疲れた、癒されたい」と思っている大人の女性に対し、内心(本音、本心)についての心の自分磨きの場、承認欲求や自己承認欲求、自己肯定感、自分らしさ、ありのままの自分の実現の場、女性の悩みについての悩み相談や人生相談による共感の場、バーチャルな癒しや疑似恋愛の場を提供する大人の恋愛学校LoveFakeのFantasy学部のシンボルマーク

大人の女性向けの連載テーマ「ストレス」の第5回になります。

今回の記事では、3種類のプライベートストレスのうちの「孤独系」について解説していきたいと思います。

 

孤独系のプライベートストレスとは

孤独系のプライベートストレスとは、プライベートにおける「孤独である現実」について、意に反した我慢をし続けることにより生じるストレス(以下「孤独系ストレス」という)をいいます。

ex.わかり合える相手が欲しいけど、いないので、寂しい 

 

孤独系ストレスの発生要因

孤独系ストレスの発生要因は、プライベートの人間関係についての崇高な理想です。

即ち、好きな相手と仲良くなるレベルに関し、「お互いの感情や心のうちを素直に露出し合ってわかり合えるほどに仲良くなりたい」のような高い理想を抱いているために、たとえ好きな相手とそこそこ仲良くできていても、「思い通りに仲良くなれていない」のように、現実に物足りなさを感じてしまいやすいのです。

 

孤独系ストレスを溜めやすい人の資質

孤独系ストレスは、次のようなタイプの人に溜まりやすくなります。

 

1)相手の心や自身の「好き」という感情を重視

プライベートの人間関係において、仲良くする相手を選ぶ際に、相手の心(ex.内心や真の価値観)に着目し、自身が「好き」という感情を抱いた相手であって、かつ、心の意思疎通ができそうな相手を選びがちです。

そして、この相手に賭けますが、相手に期待はしません。

 

2)相手が自分のことだけを特別に思ってくれることを重視

上記1)に加えて、次に掲げるような、自分のことだけを特別に思ってくれる相手(以下、「特別な相手」という)のみを求めがちです。

<特別な相手>
●損得勘定無しで接し合える
●価値観や内心を深く理解し合える
●お互いにかけがえないのない存在
●言葉にしなくても以心伝心
●惜しみなく率先して自分を犠牲にしてくれる

即ち、特別な相手以外の相手や、本心でわかり合えない人間関係なんていらない。1人でいた方がマシ。」という理想を抱きつつ、孤独である現在の事実を受け入れきれない~これが孤独系ストレスの特徴です。

 

孤独系ストレスの重さ

孤独系ストレスは、上述のような特別な相手が1人もいなくなった時又は1人もいなくなるおそれのある時に生じます。

そして、この後、1人もいない期間が経過するほどに重くなり、また、特別な相手以外の相手と関わるほどに空虚さを感じて重くなります。

逆に言えば、特別な相手が1人でも絶対的・永久的に存在する状態であれば、たとえその相手と関わる時間の長さが短くても、孤独系ストレスは、発生しないか、発生しても軽微なものに止まるのです。

 

他の種類(迎合系、自己承認系)と比較した相対的な重さ

図1に「孤独系ストレスを溜めやすい人のストレス配分」として示したように、孤独系ストレスは、3種類のプライベートストレスのうちで、相対的な重さが最も軽く、その重さがパブリックストレスよりも重くなることはありません。

孤独系ストレスを溜めやすい人のストレス配分を示す説明図

この理由としては、次の2つを考えることができます。

 

人の本質的・普遍的なストレスであること

孤独系ストレスは、後述するように、誰もが生まれながらに備えている本質的・普遍的なものであり、かつ、誰にとっても完全に解消することが困難なものです。

よって、たとえ重い孤独系ストレスを抱えた場合であっても、理想と現実とのギャップについて、「他の人も抱えているものであり、やむを得ないこと。」のようにあきらめがつきやすく、「他の人は抱えていないのに私だけが抱えている」のような卑屈な気持ちまでにはなりにくいのです。

 

重いパブリックストレスを溜め込みがちなこと

孤独系ストレスは、後述するように、重いパブリックストレスを溜め込みがちな人に生じやすいものです。

このため、このような人のストレス領域は、パブリックストレスで埋め尽くされてしまい、孤独系ストレスを溜めるための領域があまり残りません

つまり、孤独系ストレスをいっぱい溜めたくても溜められないのです。

 

パブリックストレスの解消への影響

既述しましたように、パブリックストレスは、その質や量が軽い場合には、プライベートにおける飲酒、読書、TV、旅行、スポーツ、風俗遊び、ギャンブルのような単独での発散行為によっても解消できますが、その質や量が重くなってきた場合には、プライベートにおける相手の存在、即ち、「義務的でなく接してくれる人間関係」や「心の通った人間関係」が不可欠となります。

ここで、既述した孤独系ストレスを溜めやすい資質の人は、実際に、

「仕事や家庭等のパブリックの活動において率先して自己を犠牲にしてパブリックストレスを積極的に抱え込む一方、プライベートで思い通りに特別な相手との時間を過ごすことで、溜め込んだパブリックストレスを一気に解消すると共に、以後のパブリック活動に対する活力を得る」

という行動パターンを持っていることが多いものです。

即ち、プライベートでのパブリックストレスの解消をあてにして、ついつい、重いパブリックストレスを溜め込んでしまうのです。

孤独系ストレスが生じている状態は、「重いパブリックストレス解消のために不可欠な相手がいない状態」を意味します。

よって、この状態のままでは、重いパブリックストレスは、いっこうに解消せず、プライベートで特別な相手を手に入れるまでの間、溜まる一方になってしまうのです。

 

孤独系ストレスの解消の容易性

孤独系ストレスは、理論的には、上述の特別な相手 ができることによって、解消に向かうことになります。

しかし、実際には、既述した孤独系ストレスを溜めやすい資質の人は、 特別な相手として、「自分のことを特別に思ってくれる相手であれば、誰でも良い」と思っているわけでは無く、お互いに義務なしで特別に思い合えるような相手を求めているものです。

例えば、「そのような相手は、自分の母親や子供、ビジネスパートナーでは足りない。利益や義務でのつながりではなく、心だけで繋がる相手が欲しい。」のように…

また、このような相手に求める要件は、「何をしてくれる人だからOK、何をしてくれない人だからNG」という客観的なものではなく、「お互いに自由に自分をさらけ出してわかり合いたいというインスピレーションを感じる相手」のような超主観的なものです。

このように、実際のプライベートの場面では、特別な相手を見つけ、かつ、そのような相手として認めるためのハードルは、非常に高くなります。

よって、孤独系ストレスは、3種類のプライベートストレスの中で、完全に解消することが最も難しいものであると言えます。

 

人生の中で孤独系ストレスを抱きやすい時期

●相手のそばにいたいorいたくない
●相手と話したいor話したくない
●相手に触れられたいor触れられたくない
●相手と関わりたいor関わりたくない

このような判断を、人は、生まれながらに、「好き嫌い」という感情や主観に基づいて成すものです。

そして、

●「そばにいたい」という感情を抱いた相手が、そばにいてくれない
●「話したい」という感情を抱いた相手が、話してくれない
●「触れられたい」という感情を抱いた相手が、触れてくれない
●「関わりたい」という感情を抱いた相手が、関わってくれない

このような思い通りにならないときに、人は、生まれながらに、孤独や虚しさを感じたり、孤独や虚しさを抑えてじっと我慢をしたりするものです。

よって、孤独系ストレスは、3種類のプライベートストレスのうちで、ほぼすべての人が、心の奥底に原始的に持ち合わせていて、実際に経験済みの「普遍的・本質的なストレス」と言うことができます。

こうした心の奥底にある孤独系ストレスが、「出生後、どれだけの期間、発動し続けるか?」は、その後の人生におけるプライベートの人間関係の経験に左右されます。

具体的には、「“好き嫌い”という純粋な感情を相手に露出した結果、プライベートの人間関係に恵まれている」と感じるようなポジティブな経験をしている人の場合には、そのように感じている限り、特別な相手の喪失に伴って、心の奥底にある孤独系ストレスが発動します。

世間擦れしない純粋な人の場合には、これが一生涯に亘って続く場合もあります。

一方、そうでない人の場合には、プライベートにおいて“好き嫌い”という感情の露出によってネガティブな経験を重ねたことをきっかけに、人間関係において“好き嫌い”という感情の露出を抑制するフィルタ(以下、「好悪露出抑制フィルタ」という)を自ら形成します。

この好悪露出抑制フィルタの形成によって、心の奥底にある孤独系ストレスは発動しにくくなり、以後、プライベートの人間関係において生じるストレスの種類は、後述する迎合系や自己承認系に変わります。

しかし、このように変わったからといって、孤独系ストレスは、消えてしまうことはなく、発動しない状態で心の奥底に持ち続けられます

なぜなら、好悪露出抑制フィルタは、後述するように、相手から嫌われることや自分が傷つくことからの防御のために後からわざわざ手荷物として用意した盾に過ぎず、要らなくなったらいつでも自分で捨てることができるようなものだからです。

よって、現時点では迎合系や自己承認系のプライベートストレスを抱いている人も、晩年には、好悪露出抑制フィルタを通じて得られる人間関係の貧しさや物足りなさに気づき、好悪露出抑制フィルタを捨てて、孤独系ストレスを抱える元の資質に戻りがちになるのです。

 

次回の記事では、迎合系のプライベートストレスの特徴について、詳細に説明していきます。

 

→次の記事:「ストレス-6.プライベートストレス(迎合系)」

←前の記事:「ストレス-4.プライベートストレスの特徴と種類」

 

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