ダブル不倫で、単身赴任先の現地妻として扱われた女性の気持ちと、自身の心を傷つけてしまう女性心理

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既婚男性による不倫の恋の悩みと不倫相談の実例を、Yahoo知恵袋の恋愛相談ページへのリンクにてご紹介致します。なお、この不倫としての恋愛相談ページにおける回答者ID「frltlf1」の回答内容は、当校スタッフの深沢が回答したものになります。 

リンク先の大人の不倫相談の事例は、単身赴任中に現地の既婚女性とダブル不倫の関係になった既婚男性の悩みであり、「相手の既婚女性と別れた後に、既婚女性から慰謝料の支払い請求がなされて戸惑っている」というものです。詳細は以下のStep1~Step4の時系列イベントフローを参照ください。

<時系列イベントフロー>

【Step1】単身赴任中に既婚女性と赴任先で1年間交際した。
 ↓
【Step2】既婚男性に転勤があり、その後1年間、遠距離で交際を継続した。但し、交際態様は、月に2回の連絡だけで、一度も会っていない。
 ↓
【Step3】既婚女性から「苦しい」と別れを告げられた。既婚男性は、既婚女性と話し合い、別れることに合意した。
 ↓
【Step4】別れてから2ケ月後、既婚女性は、既婚男性の職場宛てに、自身の離婚の意思を明らかにしつつ、精神的苦痛による慰謝料30万円の支払いを請求する手紙を送付した。

 

この記事を読む上での参照教材

■A教室-大人の恋愛用語事典:「不倫」「ダブル不倫(W不倫)」

用語の意味について、ご参照ください。

■F教室-今どきのダブル不倫の傾向~男性、女性それぞれの気持ちと恋愛心理

この教材をお読み頂くことで、このYahoo知恵袋の相談事例におけるダブル不倫関係の当事者が、「家庭への悪影響を覚悟している戦闘モードの既婚女性」と「家庭の壊さない範囲での体目的である現実モードの既婚男性」というW不倫において水と油のような組み合わせであることがわかります。

診断ツールVol.3「別れ話をされた後の豹変レベル診断」

この診断ツールによって、W不倫の相手が別れを切り出された時に豹変する程度を確かめることができます。 このYahoo知恵袋の相談事例と似た悩みを抱えそうな方は、ご活用ください。

 

 

リンク先の深沢の回答は、相談者である既婚男性の質問文の温度感からの忖度により、あえて既婚男性への直言を回避した緩めの内容になっています。

ただ、この深沢の回答には、この事例と同様の失敗を繰り返さないようにするための既婚女性向けのアドバイスが含まれていません。

そこで、この記事にて、植松が、この相談事例における既婚女性の立場や心理を女性目線で分析して補足していきたいと思います。既婚女性にとっても既婚男性にとってもかなりシビアな補足になりますが・・・女性ならではの一つの考え方としてご参考下さいませ。

 

時系列マインドフロー

上述した<時系列イベントフロー>の各ステップにおいて、既婚男性、既婚女性は、それぞれにどのような気持ちを抱いていたのか?

それぞれの移り変わりっていく気持ちを推察し、この結果を<時系列マインドフロー>として以下に記載してみました。

【Step1(単身赴任先での交際)】
男は女のことを「現地妻」と思い、女は男のことを「離婚後における将来のパートナー候補」と思っている。
 ↓
【Step2(転勤による遠距離化)】
男は女に対し「現地妻として存在する状態を維持したい」と思って月に2回の連絡でつなごうとする。一方、女は、男の冷たい態度(=月に2回の連絡だけで一度も会いに来てくれない)から「セフレ以下の扱い(=放置)を受けている」と感じている。
 ↓
【Step3(既婚女性からの別れの告白と別れの合意)】
男は女との関係について「現地妻としての関係が綺麗に終わった」と思っている。一方、女は、「関係を不本意ながら終わらせなければならなくなったのは、貴男の遠距離での冷たい態度が原因である。この態度が私の心を傷つけ(将来のパートナーだと思っていたら、セフレ以下の放置対応をされ続けた)、これ以上傷つくことに耐えられなくなったのである。」と思っている。
 ↓
【Step4(既婚女性が既婚男性の職場に宛てて慰謝料請求)】
男は女の行動について「綺麗に別れたはずなのに、なぜ?何を今さら?とにかく、家族にバレないように穏便に終わらせたい」と思い、女は男に対し「貴男は、私に付けた心の傷を、金銭で補うべき」と思っている。

 

W不倫によって傷ついた既婚女性の気持ち

 上記の時系列マインドフローから、このW不倫事例では、既婚男性は、相手の既婚女性について、交際開始当初から別れるまで「あくまで現地妻に過ぎず、正妻になることはあり得ない」という考えをブレずに持っていたことが推察されます。

一方、既婚女性は、相手の既婚男性との交際の過程で、いつしか、離婚を視野に入れ、「相手の既婚男性が、私のことを将来のパートナー候補(ex.再婚相手)と思ってくれるだろう」という期待を抱いていたことが推察されます。

つまり、このW不倫事例では、双方が設定している交際目標について、「結婚目的の女性とヤリ目の男性との交際」と同じくらい、既婚女性にとって顕著なマイナスの格差(=既婚男性の目標レベルが既婚女性のものよりも著しく低い)が生じているのです。

 

既婚女性は「W不倫相手の既婚男性から現地妻と思われている」ということを予見していたはず

ここで、一般に、女性は、相手の男性の挙動からその男性の本気度を察知して交際目標のマイナスの格差を予見・認識する能力に長けており、このマイナスの格差を予見・認識した時点で「目標が噛み合わないなら、付き合う意味がない」として男性との交際を終了させようとするものです。

よって、事例における既婚女性も、きっと、既婚男性との交際期間中、交際目標のマイナスの格差を予見又は認識していた(=「相手の既婚男性は、私のことを単身赴任期間限定の遊び相手(=現地妻)としか考えていないだろう」)のでは…と推察されます。

それにもかかわらず、なぜ、既婚女性は、既婚男性との交際を終了させようとせずに、2年(近距離で1年、遠距離で1年)も交際を継続してしまったのでしょうか?

 

「寂しさが埋まらないほど、願望や期待を抱いてしまう」という、自身の心を傷つけてしまう女性心理

それは、交際当初に既婚女性の抱いていた「寂しさ」に起因するものではないだろうか…と考えます。

即ち、この既婚女性が、「日常の寂しさを埋めたい」と強く思っていて、かつ、この寂しさを埋める方法として、「夫以外の異性の存在によって埋める」という方法しか考えられず、それ以外の方法(ex. 食や買い物、趣味、アイドルの追っかけ等に走る)を考えることができなかったとしたら・・・

このような場合には、「相手の既婚男性との交際によって寂しさが埋まらないほど、相手の既婚男性に対して願望や期待を抱いてしまう」という女性心理が働くものです(詳しくは、A教室の大人の恋愛用語事典に記載した「願望・期待の発生法則」を参照下さい)。

よって、この既婚女性は、「先のことを考えた場合には既婚男性との交際は終了させるべき」ということをわかっていたけれども、既婚男性に対する「いつかきっと、私の寂しさに気づいて、私の寂しさを埋めてくれる」という願望や期待が邪魔をして、交際を終了させる決断をすることができずに、ずるずるとダブル不倫関係を続けてしまったのではないでしょうか。

その後、この既婚女性は、転勤後の既婚男性の遠距離での冷たい態度や行動を目の当たりにして、「この願望や期待が、思い込みであり、叶わないものである」ということにやっと気がつきます。

そして、「相手から思い通りに愛されず、都合の良い女として扱われたことについて、女としてのプライドを傷つけられた」という虚しい思いが、相手の既婚男性との別れの決断や恨みに転嫁していったのです(詳しくは、A教室の大人の恋愛用語事典に記載した「恨み・復讐心の発生法則」を参照下さい)。

 

このように、交際相手の男性に対して「きっと、私の寂しさを埋めてくれるはず」という願望や期待を抱く女性心理は、その女性が、相手の男性の内心を見誤ったり又は都合よく解釈したりしてしまうと、最終的に自身の心を傷つけてしまう結果を招いてしまうのです。

 

既婚男性への恨みは、家庭を壊されたことではなく、女としてのプライドを傷けられたこと

上述の通り、この事例において、既婚女性が既婚男性に抱いている恨みは、「相手の既婚男性のことを将来のパートナーだと思ったから、夫との離婚を決断した。だから、この既婚男性に家庭を壊された」ということではなく、上述のように女としてのプライドを傷けられたことであると推察されます。

なぜなら、もし既婚女性が「相手の既婚男性に家庭を壊された」ということを恨んでいるのなら、・・・

この既婚女性が離婚を目指す場合には、慰謝料の請求額は、相談事例のような30万では到底ききません。最低限、新しい再婚相手が見つかるまでの当面(2~3年)の生活資金の支払いを既婚男性に要求することでしょう。

一方、この既婚女性が家庭の復活を目指す場合には、相手の既婚男性とは、その後の関係を一切断ち切り、この既婚男性の記憶から自身の存在を速やかに消し去ろうとします。後に、のこのこ「元彼です」とか言って目の前に登場して欲しくないからです。よって、慰謝料など請求することはないでしょう。

 

つまり、この事例における既婚女性は、「既婚男性のことを将来のパートナーだと思っていたのに、既婚男性からセフレ以下の都合の良い女として扱われ続けた。このことについては、既婚男性のことを信じて関係を続けた私も悪いけど、信じさせた既婚男性も悪い!」と自分にも非があったことを認識しているから、慰謝料を30万円という低額で請求しているのです。

「遠距離になった途端、一度も会いに来ようとしない男性」なんて、独身同士の恋人関係ではもちろんのこと、たとえセフレ等の都合の良い関係であっても、女性にとっては「問題外」ですよね!既婚男性から「セックスしたいなら、こっちに来い」と暗に言われているようなものであり、“無料のデリヘル嬢”のように扱われているようにも思えてしまいますので。

 

既婚女性が不倫やW不倫で傷ついてしまうことを防止するために

既婚女性の場合には、体目的のみで不倫することは稀であり、通常は、たとえ不倫であっても、お互いに心が通い合うことを望むものです。

ただし、これから不倫をしようとしている既婚女性や 現在不倫中の既婚女性は、次の格言を肝に銘じて、交際する男性を厳選し、交際後に気づいた時には大事故になる前になるべく早めに自分から別れることが賢明です。

<既婚女性向けの格言>

相手の既婚女性に対して交際中に「心のないこと」をするような男性(独身、既婚を問わない)は、別れた後においては更に「心のないこと」をする

例えば、

●別れた後に、貴女に対して「綺麗に別れたはずなのに」と思うような男性

●貴女に対し、「不倫という悪いことをしていたくせに、慰謝料を請求できるのか?」と思うような男性

このような男性との関わりは、貴女の大切な恋愛の歴史に致命的な汚点を刻んでしまうことになりかねません。

 

既婚女性は、どうしても、家庭に影響を及ぼすような重い交際を避けがちで、「重くない交際」を好む傾向があります。

しかし、この弊害なのか、当校でも、ここ最近、「重くない交際のつもりだったけど、それ以上に軽く見られて遊ばれて放置されて、心が傷つけられた」という既婚女性の悩み相談の事例がとても増えています。

このような悩みを既婚女性が抱えることがないように、「心のない男性の見抜き方」など、執筆してみようかな…と考えています。

 

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