股活|大人の恋愛用語事典
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【股活】
(またかつ)
「股活(またかつ)」とは、二股の実現のためになされる恋活のことを言う。
具体的には、現在の「1対1での異性との交際関係」を留保しつつ、この交際関係において不足と感じている要素を充足するために、並行して、実在する別の異性を自ら能動的に探すか、又は、実在する別の異性と接点を持つことができる機会に受身的に参加し、この後、別の異性とのコミュニケーションを通じて、不足と感じている要素の充足可能性を見定める活動を意味する。
なお、上述の定義において、実在する別の異性を自ら能動的に探す手法のことを「アクティブ股活」といい、実在する別の異性と接点を持つことができる機会に受身的に参加する手法のことを「サイレント股活」という。
アクティブ股活
アクティブ股活は、現在交際中の異性とは別の異性を、自ら能動的に探す手法である。
独身者・既婚者を問わず、男性に多く見られる。たいていの男性の場合、待っているだけでは、女性(肉食女性を除く)から声を掛けらないからである。
アクティブ股活の具体例
●プライベートな飲み会や合コン、ドライブ、旅行を自発的に企画し又は申し込む
●イベント、サークルへ自発的に参加を申し込む
●婚活サイトや出会い系サイト、不倫サイトに出会い目的で登録して相手を見つける
●気になる異性に対し、連絡先交換を申し込んだり、食事やデートに誘ったり、告白したりする
アクティブ股活でのやましさの自白
そして、股活で探した異性に対し、
A.「交際中の異性の存在」を伝えるか?
B.異性との交際を求めていることを伝えるか?
C.気に入った異性に積極的にアプローチするか?
については、
アクティブ股活の場合には、概ね、
A.→Case by case
B.→Yes
C.→Yes
となる。
つまり、探した異性に対し、「交際中の異性の存在」以外については、正直に自分の気持ちを伝える。
一方、「交際中の異性の存在」については、以下の2つの双方の考えを持っている人でない限り、少なくとも最初のセックスをするまでは隠す傾向にある。
●交際中の異性の存在を隠して探した異性とセックスすることは詐欺的で無意味であり、気持ちがよくない
●交際中の異性の存在を探した異性に正直に打ち明けたとしても、探した異性が自分のことを好きになってくれることについて自信がある
従って、特に男性のアクティブ股活の場合には、モテない男性ほど本命の彼女の存在を隠しやすく、モテる女性ほど本命の彼女の存在を隠されやすくなる。
サイレント股活
サイレント股活は、現在交際中の異性とは別の異性を探していないフリをして、ターゲットとなる好みの異性に惚れさせよう(=交際を始めたことを、その異性のせいにしよう)とする手法である。
例えば、交際している異性からの優しさが不足していると感じている場合に、「誰か優しくしてくれる異性がいないかな」という動機でSNSに登録したり、…実際に会う気もないのにコミュニティサイトや出会い系サイトに登録して掲示板にて異性の気を引くようなアピールや書き込みをしたり…、あくまで「友達作り」という名目で異性のいるサークル等に参加したり…
従来は、独身者・既婚者を問わず、女性に多く見られる手法であったが、近年では、他人から責められたり他人に傷つけられることを恐れがちな独身男性や既婚女性に多く見られる。
サイレントを選択する理由
アクティブ股活ではなく、サイレント股活を選択する最大の理由は、以下の2つである。
●自身の股活での行動が、股活で出会った異性や第三者から、二股や不倫と評価されて責められることを回避したい。
●もしターゲットとなる好みの異性に振られたり、遊ばれて捨てられたりした場合であっても、「そもそも、自分には交際中の異性がいて、特に不足と感じている要素は無いので、実在する別の異性を探そうなんて全く思っていなかった。むしろ、股活で出会った相手の異性が“私が惚れている”と勝手に思い込み勘違いしていただけ」という言い訳によって、自身のプライドを保持したい。
これら2つの理由から、サイレント股活をする人は、「異性との関わりによって足りないものを手に入れるために、この目的を股活で出会った異性や第三者に覚られないようにしながら、異性の存在する場所に自身の存在を撒き餌して網を張り、好みの異性が引っ掛かるのを待つ。
故に、「目の前にいるあなたはもちろんのこと、そもそも、私は、別の異性を欲しいとは思っていない」という言い訳を固持する発言をする一方で、この発言と矛盾する行動、即ち、ルアーフィッシングの如く、自らを撒き餌としてターゲットとなる好みの異性をおびき寄せる行動を取るのである
以下のサイレント股活の具体例では、言い訳を固持するための発言を青字で、この発言と矛盾する行動を赤字で示している。
サイレント股活の具体例
●プライベートな飲み会や合コン、ドライブ、旅行の企画に、別の異性を探していないことを強調する理由(ex.友達に誘われたから、社会勉強、本来参加する予定だった人の代役)で申し込む一方、企画の現場では好みの異性に向けて「アプローチされ易くするための挙動(ex.自信のある武器(顔、スタイル、会話)の激しい露出、性的魅力をアピールする服装や化粧、笑顔、目線合わせ、言葉遣い、仕草、ボディタッチ)」をする。
●イベント、サークルに、別の異性を探していないことを強調する理由で参加を申し込む一方、現場では好みの異性に向けて上記の「アプローチされ易くするための挙動」をする。
●出会い目的専用サイト(ex.婚活サイト、出会い系サイト、不倫パートナー探しサイト)に、出会い目的ではないことを強調する理由(ex.ひまつぶし、メル友作り、人間ウォッチング、ブログや掲示板、ゲームの利用)で登録する一方、登録後のサイト内では、出会いとは直接に関係ないツール(ブログや掲示板、ゲーム)に「異性受けを意識した内容」の日記や記事を好みの異性に見つけてもらうことを願いつつ書き込む。
●出会い目的専用でないSNSサイト(ex. Facebook,mixi)において、自身のプロフィールに異性探し以外の自己満足的な利用目的(ex. ビジネスや趣味、仲間への同報連絡、芸能人なりきりでのファン獲得、リア充自慢)を掲げていながら、登録後のタイムラインにおいては、利用目的に関する投稿よりも「異性受けを意識した内容」の投稿を多く書き込む。
●出会い目的専用でないスマホアプリのうち、やっていれば自然に異性と交流の機会に恵まれるもの(ex.LINEゲーム、BK2)に登録して、日々、ゲームを知らない人とオンラインで複数プレイしつつ、要所要所で掲示板に「異性受けを意識した内容」のコメントを書き込んだりする。
●気になる異性に向けて、「私はあなたのことを特に気にしていない」という前置きを強調した上で、上記の「アプローチされ易くするための挙動」をする。
サイレント股活でのやましさの自白
よって、股活で探した異性に対し、
A.「交際中の異性の存在」を伝えるか?
B.異性との交際を求めていることを伝えるか?
C.気に入った異性に積極的にアプローチするか?
については、
サイレント股活の場合には、概ね、
A.→Yes
B.→No
C.→No
となる。
つまり、「交際中の異性の存在」については、ターゲットとなる好みの異性に対し、正直に事実を伝える。「ターゲットとなる好みの異性がこの事実を承知の上で自分に惚れてきたので、押しに負けて付き合った」という言い訳ができることは、二股をしていることに対する他人の非難を免れるために、極めて重要だからである。
なお、BやCについては、サイレント股活では、「ターゲットとなる好みの異性に勝手に惚れさせる」というシナリオなので、必然的にNoとなる。
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