女性の恋愛モード(心の充足モード、御利益モード)の配分は、交際形態によって異なり、交際継続に伴って変動する
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愛されたい女性の悩み相談事例
男性から愛されるけど、愛せない…でも、愛されたい
この記事は、この事例についての連載第5部(最終部)になります。
相談内容の詳細は、当校植松(uyhvlf4)の回答と共に、Yahoo知恵袋のリンクに記載しておりますので、以下の記事に先立ってご一読頂けますと、より理解が進みます。
前回までの記事では、
大人の女性の恋愛モードには、恋人関係の実現を主目的として相手の男性を受け入れられるかどうかを評価する「御利益モード」と、男性を愛することを主目的として相手の男性に対し「自分を受け入れて欲しい」と願う「心の充足モード」という2種類の恋愛モードがあり、
相談者の女性のように、心の充足モードの配分比率が高い心理状態である場合には、恋人である男性からの「愛して欲しい」という要求に応えなきゃと思い続けるほど、「愛している」という純粋な“想い”が復活不能に消えていき、最終的には破局に陥りやすい
ということについて言及しました。
今回の記事は、付録として、こうした女性の2種類の恋愛モードについて、併存性と配分比の移り変わり、交際の目的や形態に応じた配分比の傾向について、実際の大人の恋愛の各場面を踏まえた説明をしていきたいと思います。
2種類の恋愛モードの併存性と、交際継続に伴う配分変動
30歳以上の女性の大人の恋愛の場面を平均的に見てみますと、次のように、交際の進展に伴って2つの恋愛モードの主従が移り変わっていくパターンが多いような気がします。
●男性に巡り合うまでは、「心の充足モード」が主、「御利益モード」は従
●実際に男性に会った後においては、交際の継続に伴って徐々に「御利益モード」の割合が増えていき、その後、「心の充足モード」は、「御利益モード」に上塗りされて、薄れるか消えてしまう。
●その後、男性から意図せぬ別れを宣告された場合には、「自分を受け入れて欲しい」という想いが蘇り、巡り合った時と同様の「心の充足モード」が主、「御利益モード」は従という配分に戻る。
もちろん、女性が属する恋人関係によっては、男性との交際が長期に亘って継続しても、「心の充足モード」が薄れずに「御利益モード」と併存するケースもあります。
ただ、この場合には、その女性の気持ちは、必ずと言っていいほど、「心の充足モード」が「御利益モード」よりも優位になっています。つまり、「相手の男性に自分を受け入れて欲しい」という純粋な気持ちがしっかりと残り続けているのです。
このようなケースは、男女の関係が「幸せな恋愛の方程式」を満たしている時に生じます。この方程式の内容については、後日、別の教材として準備したいと考えています。
また、今回の相談事例の女性のように、男性に巡り合った時も、その男性と交際を継続した後においても、ずっと「心の充足モード」のみで、「御利益モード」にならない女性も存在します。
一方、男性に巡り合った時も、その男性と交際を継続した後においても、ずっと「御利益モード」しかならない女性は、・・・恋愛に否定的な女性や、愛人契約等の金銭授受目的の交際を望む女性を除き、ほぼいないでしょう。
むしろ、実際には、外面では「御利益モード」に見せている女性ほど、実際には「自分を受け入れて欲しい」という気持ちが人一倍重いような気がしています。
このような女性は、「心の充足モードになると、依存するダメ女になってしまう」ということを自分自身でわかっていて、相手の男性が絶対に裏切らないと信じれるまでは、男性に対してそういう素直な気持ちを出さないように、「心の充足モード」を必死に抑え隠しているのかもしれませんね。
2種類の恋愛モードの配分比は、交際の目的や形態によって異なる
このように、大人の女性の場合、一般に、2つの恋愛モードを併存しつつ、その主従が交際の進展に伴って移り変わっていくのですが・・・
こうした併存する2つの恋愛モードの配分比は、交際の目的や形態に応じても、微妙に異なる傾向があります。
この一般的な傾向を以下の図に示しました。この図では、交際形態として、独身同士の恋愛(結婚目的、結婚前提ではないが発展可能性あり、結婚発展可能性なし、セフレ)、夫婦、独身女性の不倫、既婚女性の独身男性との不倫、ダブル不倫、ワンナイトの計9つの形態について、一般的な「心の充足モード」と「御利益モード」の配分割合の相違を比較して表しています。
恋愛経験のある女性でしたら、きっと、この図を見ただけで、「あ、なるほど、そうかも!」と納得できるかと思いますので、ここでは詳しい説明は省略します。
この図で、「今、貴女自身がしている交際形態」についての配分比を確認した後に、他の交際形態における配分比を見てみることで、
●今、貴女にとって不足している愛が、あるのか無いのか?
●もし、あるとすれば、その愛の質は、今の交際形態で実現できるものなのか?
このような想像をしてみると、現在進行中の恋愛でのモヤっとした気持ちが少し整理できるかもしれませんね。
<完>
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