4.既婚男性がフェードアウトのアクションをした後においても、なぜ、ダブル不倫関係が成立し、かつ、継続するのか?
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【タイトル】ダブル不倫において男性が恋愛感情が冷めてフェードアウトしようとするきっかけは、相手の女性の発言や態度、行動
1.女性の発言や態度、行動をきっかけとした男性によるフェードアウトは、なぜ、ダブル不倫に特有の事態なのか?
2.ダブル不倫において、既婚女性のどのような発言や態度、行動が問題挙動として既婚男性をフェードアウトする気持ちにさせるのか?
3.ダブル不倫において、既婚女性の発言や態度、行動をきっかけとした既婚男性によるフェードアウトが、なぜ、頻繁に起きるのか?
4.既婚男性がフェードアウトのアクションをした後においても、なぜ、ダブル不倫関係が成立し、かつ、継続するのか?
5.ダブル不倫としての大人の恋愛において、既婚男性から恋愛感情を受けて思い通りに愛されるために不可欠なこと
(1)「自分が気に入る既婚男性はなかなか見つからない」という既婚女性の認識
項目3.(3)にて既述したように、ダブル不倫に臨む既婚男性のほとんどは、「問題挙動(発言や態度、行動)があるので関わりたくない」と思うような既婚女性に対しても、完全に関係を断ってしまわずに、フェードアウトしつつ、「あわよくば、エッチできるかも」という狙いで待機します。
このフェードアウトにより、既婚女性は、当然、相手の既婚男性に真摯な想いが希薄なことや恋愛感情の不足を感じます。
よって、既婚女性の立場に立てば、「相手の既婚男性に私に対する想いが無いなら、付き合いたくない」と思い、ダブル不倫としての付き合いを開始しないだろう・・・のように想像されます。
しかし、実際のダブル不倫に係る大人の恋愛市場においては、多くの既婚女性は、
(A)自分が気に入った既婚男性に対しては、
(B)その既婚男性の恋愛感情不足の理由を自分自身に原因が無いようなもの(ex. その男性の仕事が忙しいから、その男性が家庭を大事にしているから)に都合良く想定した上で、
(C)その既婚男性に自分のことを受け入れてくれる気持ちがある限り、
積極的に付き合おうとするものです。
このように付き合うことに積極的になってしまうのは、既婚女性が、
「ターゲットを既婚男性に絞った場合には、基礎的条件(ex.家庭を壊される可能性が無い、外見や内面が夫と同じようなおじさんクオリティでは付き合う意味が無い)をクリアした上で、かつ、自分が気に入るような男性(=自分のことを受け入れてくれそうな男性)は、少なく、なかなか見つからない。独身時代の恋人選びよりも、遥かに狭い。」
ということを知っているからです。
このように、既婚女性は、自分が気に入った既婚男性に対しては、その既婚男性に受け入れしろがある限り、積極的に付き合おうとします。
これにより、フェードアウトしている既婚男性とフェードアウトされている既婚女性との間であっても、付き合いが開始され、ダブル不倫関係が成立してしまうのです。
(2)既婚女性は、フェードアウトされたくないから、関係をサイズダウンしていく
さて、このようにダブル不倫としての付き合いが開始された後においても、既婚男性は、既婚女性が問題挙動を備える以上、既婚女性に対する「積極的に関わりたくない」という評価は変わらず、フェードアウトモードのままとなります。この付き合い方が女性にとってはあまりピンとこないかもしれませんが、端的に言えば、「付き合いが終わっても、何ら問題ない。」というスタンスで感情移入せずに付き合う、というイメージになります。
このように「積極的に関わりたくない」という評価やフェードアウトモードが維持されていることは、付き合いが開始された後における既婚男性の次のような態度や行動に如実に表れるものです。
●メールの内容が薄くなる
●「面と向き合って話をする時間」が少なくなる
●エッチに誘わなくなる
●セックスしていない時間の過ごし方は、既婚男性の用事(=やらなきゃならないこと)への帯同が主となり、既婚女性がしたい内容のデートは少なくなる。
●自分がしたくない内容のデートに時間を費やすことを渋る。
●デート代、プレゼント代の負担を渋る。
このような態度や行動は、独身同士のカップルの場合においては、女性から即座に別れを告げられかねないような心無い内容ですね。
しかし、ダブル不倫の場合には、既婚女性は、既婚男性からこのような心無い態度や行動をされても、なお、付き合いを継続しようとします。これにより、冒頭の説明に記載したような、「既婚男性のフェードアウトは、付き合い始めの段階で始まるものの、その後なかなか完結せずに長期間に亘り、この間、既婚男性が精神的な恋愛感情を持っていない状態でのダブル不倫関係が継続する」という事態が生じることになります。
なぜ、このような事態が生じるのか?
それは、既述したように、既婚女性は、「自分が気に入るような既婚男性(=自分のことを受け入れてくれそうな男性)は、なかなか見つからない」という思いが強いことから、「フェードアウトされたくない」、「彼氏的な存在がいない生活は、夫との生活オンリーになるので、精神的に耐えられない」という念を抱き、既婚男性のフェードアウトに抵抗しようとするからです。
こうした抵抗としては、例えば、既婚女性は、相手の既婚男性にその気がなくなってきている様子を感じると、この既婚男性にとって都合の良い条件(ex.連絡の内容や会える延べ時間は短くても構わない、デート代等の負担を求めない)を自ら設定して受け入れ、自分が彼氏であると思える最低限の関係にサイズダウンしてまで、積極的に関係を継続しようとするのです。
この「自分が彼氏であると思える最低限の関係」とは、既婚女性によって程度の差異はあるものの、そのボーダーライン的な意味合いとしては、「マメにメール(注:内容は問わない)を送ってくれて、年に1回以上のセックスをすることができる関係」を意味します。
よって、このようなフェードアウトモードの既婚男性との付き合いでは、既婚女性にとっての相手の既婚男性の位置付けは、既婚女性の主観によれば「恋人、彼氏」なのかもしれませんが、客観的に見れば「セフレ」以下となります。
このような既婚男性からのフェードアウトに抵抗して、実質的にセフレ以下でも構わないから何とか関係を継続しようとする既婚女性のしぶとさは、まさに、既婚女性ならではの現実逃避パワーの表れですね。
(3)既婚男性は、したいことだけをしたいようにできるので、ダブル不倫関係を終了する理由が無くなる
このように既婚女性からフェードアウトに抵抗された際、“心の通い合い”をダブル不倫の主目的としている既婚男性の場合には、いくら既婚女性から都合の良い条件を出されても、問題挙動をする女性との間では主目的を達成できないと考えますので、さっさとフェードアウトを完結し、ダブル不倫関係を終了させます。
他方、多数派である“利便性(ex.無料のセックスや労務の提供)の獲得”をダブル不倫の主目的としている既婚男性の場合には、自分に都合良く動いてくれる既婚女性の存在は願ったり叶ったりであり、「恋人みたいに拘束されずに便利に使えるなら、まぁ、いっか。」と考えて、フェードアウトを放置します。但し、フェードアウトの撤回は、既婚女性が問題挙動をしないような内面に変わらない限り、なされないものです。
これによって、既婚男性にとっての相手の既婚女性の実質的な位置づけは、「恋人や彼女」には到底満たないものになります。
更に、その位置づけは、相手の男性から積極的にセックスを求められる立場である「セフレ」にすら満たない場合が多くなります。なぜなら、既婚男性は、問題挙動によって既婚女性に対する精神的な恋愛感情を失ってしまった状態では、「こんな中味の女とは積極的にセックスしたくない。求められたらしても構わないけど。」のように、本心では自ら積極的にセックスを求めなくなるからです。
ただし、このような本心を持っていても、既婚男性は、瞬間的に“ある感情”を抱くことによって、既婚女性をセックスに誘います。この“ある感情”の代表例としては、次のものがあります。
●精神的に関わりたくないので、話す時間が苦痛。セックスしていると話さなくてよいので気が楽である。(=時間つぶし)
●セックスしてあげないと、失礼or可愛そう(=お勤め)
●外見の魅力に体が反応してしまった(=性的衝動)
このように「セフレ」にすら満たないとしたら、既婚男性にとっての相手の既婚女性の実質的な位置づけは何であるのか?強いて言えば、「セックス有りの女友達」、「逆援助交際」という位置付けでしょうか・・・。
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タグ:不倫 男性心理, 不倫の恋愛感情(相手の気持ち), W不倫, W不倫 フェードアウト