1.女性の発言や態度、行動をきっかけとした男性によるフェードアウトは、なぜ、ダブル不倫に特有の事態なのか?|不倫としての大人の恋愛の不倫相談
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【タイトル】ダブル不倫において男性が恋愛感情が冷めてフェードアウトしようとするきっかけは、相手の女性の発言や態度、行動
1.女性の発言や態度、行動をきっかけとした男性によるフェードアウトは、なぜ、ダブル不倫に特有の事態なのか?
2.ダブル不倫において、既婚女性のどのような発言や態度、行動が問題挙動として既婚男性をフェードアウトする気持ちにさせるのか?
3.ダブル不倫において、既婚女性の発言や態度、行動をきっかけとした既婚男性によるフェードアウトが、なぜ、頻繁に起きるのか?
4.既婚男性がフェードアウトのアクションをした後においても、なぜ、ダブル不倫関係が成立し、かつ、継続するのか?
5.ダブル不倫としての大人の恋愛において、既婚男性から恋愛感情を受けて思い通りに愛されるために不可欠なこと
一般的に、「男性が、ある女性との付き合い始めの段階において、この女性とエッチしたことをきっかけとして、その女性との関係をフェードアウトすること」は、独身同士や結婚目的、不倫、W不倫を含むすべての形式の大人の恋愛において、よくある現象です。これは、その男性がヤリ目(体目的)のうちの、セフレ目的ではなく、やり逃げ目的であったことの表れですね。
そうではなく、
「男性が、ある女性との付き合い始めの段階において、この女性と既にセックスをしているか否かに拘わらず、この女性の発言や態度、行動(以下、「挙動」と言います)をきっかけとしてフェードアウトすること」
このようなことは、お互いの心の通い合いを目的とするカップルにおいて、少なくとも一方が独身者である場合には、その挙動が金銭トラブルや犯罪行為でない限り、まずあり得ません。
いくら女性の挙動が粗悪だったとしても、男性は、その女性と未だセックスしていない場合には、「とりあえずセックスしたいし、セックスしたら女性の挙動は変わるかもしれない」のように、相手の女性の将来変化に希望を持つものだからです。
また、既にその女性とセックスしている場合であっても、男性は、「これから、精神的な関りを重ねて恋愛感情を深めていくうちに、お互いの気持ちがよりわかり合え、影響し合えるようになるだろうから、きっと粗悪な挙動もなくなるだろう」と相手の女性に期待するものだからです。
これに対し、双方が既婚者のカップルであるダブル不倫の場合には、かなり背景事情が異なります。
即ち、ダブル不倫に臨む既婚の男女のほとんどは、いずれも、「将来、自身の価値観が、相手に影響されて変化する」ということを予定しておらず、むしろ、「現在の自身の価値観を変えることなく、相手と楽しむ」ということを予定しています。これは、男女いずれにも、「相手の価値観が変わってしまうと、家庭を含む現在の生活が壊れてしまう可能性がある。お互いの家庭生活を壊さないようにしなければならない。」という規範が強く支配しているからです。
従って、ダブル不倫に臨む既婚女性が、ある既婚男性との付き合い始めの段階において、この既婚男性の粗悪な挙動に直面した場合には、シンプルに「意中の男性ではない」と評価して、直ちにこの既婚男性との関係を断ちます。「これからお互いに影響し合うことで、その挙動も変わっていくだろう」ということは、その既婚女性において、予定されていないため、考えられないからです。
一方、ダブル不倫に臨む既婚男性が、ある既婚女性との付き合い始めの段階において、この既婚女性の粗悪な挙動に直面した場合には、既婚女性が直面した場合と同様に、これからお互いに影響し合うことによる挙動の変化は考えられないとは思いつつも、既婚女性が直面した場合とは異なり、この既婚女性との関係を断とうとまでは思わず、フェードアウトしようとも思いません。ほとんどの既婚男性にとって、素人女性とセックスするようなチャンスはなかなか到来しないものであることから、「素人女性とセックスしたい、セックスし続けたい」という風俗では味わえないような性的欲求を積極的に抱くからです。
しかし、実際の既婚男女の出会いの場面では、こうした既婚女性の粗悪な挙動が、既婚男性にとって、積極的な性的欲求までをも失わせてしまうほどの問題挙動に映ってしまうことが、往々にしてあります。
このことは、既婚女性の問題挙動によって、その既婚男性の既婚女性に対する評価が、次の(a)、(b)、(c)のような超ネガティブなものに変わったことを意味します。
(a)精神的な恋愛感情が失せ、「心を重ねるセックス(目的:精神的満足)がしたい」とは思わなくなる(=この既婚女性とのセックスは、風俗での心の無いセックスと、質的に変わらない)
(b)「体で繋がるセックス(目的:肉体的快楽)をしたい(=無料の風俗として利用したい)」と思う気持ちは本能的に残っているが、そのようなセックスによる快楽の利益よりも、問題挙動をする既婚女性との関りによって被る不利益の方が大きい(=この不利益を被るなら、お金を払って風俗に行った方が得である)
(c)このような既婚女性に、時間や金や労力をかけるのは、無駄である
上記(b)の評価は、付き合い始めの既婚女性に関して、「いくら外見やスタイルが良くても、もう関わりたくない」、「セックスさせてあげると言われても、もう関わりたくない」のように、女性としての魅力を否定してしまうものであり、ヤリ目の男性ですら持たない超ネガティブな評価になります。
また、上記(c)の評価は、付き合い始めの既婚女性に関して、「関わるのは無駄なこと」のように、人間としての魅力まで、否定してしまうものであり、疎遠な男友達ですら持たない超ネガティブな評価になります。
よって、W不倫に臨む既婚男性は、ある既婚女性との付き合い始めの段階において、このような問題挙動に直面した場合には、この既婚女性に対して超ネガティブな評価を下し、「セックスできなくてもいいから、これ以上深く、この女に関わるのをやめておこう」と思い、既婚女性との関係をフェードアウトしようとするのです。
<まとめ>
◆ダブル不倫では、お互いに、「私は、ここの範囲しかダメですよ」という心と行動の禁止区域を設定し合う。
◆その禁止区域にどちらかが触れた時には、お互いの話し合いによって禁止区域を狭めて許容範囲を広げるという軌道修正はなされにくいため、既婚女性は関係終了、既婚男性はフェードアウトという手法で、クロージングに入ってしまう。
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タグ:不倫 男性心理, 不倫の恋愛感情(相手の気持ち), W不倫, W不倫 フェードアウト