シングルマザーの恋愛での束縛彼氏との別れ-振られた男の未練|大人の恋愛の恋愛相談
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シングルマザーの大人の恋愛の場面における男性の悩みと恋愛相談の実例を、教えてgooの恋愛相談ページへのリンクにてご紹介致します。なお、この恋愛相談ページにおける回答者ID「uylf2」の回答内容は、当校スタッフの植松が回答したものになります。
リンク先の大人の恋愛相談の事例は、シングルマザーの恋愛での束縛彼氏との別れと、振られた男(彼氏)の未練に関する事例です。相談者である彼氏(元彼)の悩みは、「失恋後に彼女にしてきた束縛の自己中さに気づいて反省しているが、別れた後も元カノを忘れられない。このまま絶縁になってしまうのは嫌なので、よりを戻す可能性があれば復縁したい。」というものです。
近年の恋愛市場で積極的に恋活をしていた男性の方は、きっと感じておられると思いますが・・・
近年では、恋愛、結婚、不倫を含む全ての大人の恋愛の場面において、シングルマザーの女性は、どの年代の男性からも非常に需要があり、未婚の独身女性や既婚女性と比べて男性にモテる人の割合が多くなっています。
この詳しい理由は長くなってしまうため省略しますが、一言で言えば、「シングルマザーの女性の中には、現代の男性が望む外見や内面を保持している方が多い」ということです。
また、近年のわが国の離婚事件の増加傾向に伴い、新たに恋愛市場に参入するシングルマザーやその予備軍の女性の数は、これからも確実に増えていくことが予想されます。
よって、恋愛や結婚を望んで恋活をしている又は将来恋活をしようと思っている男性は、シングルマザーを恋愛対象から積極的に除外する方を除き、シングルマザーとの恋愛を成立ないし継続させるための留意点(特に、通常の独身同士の恋愛とは異なる点)について、理解しておく必要性があるのでは…と考えています。
リンク先の事例は、次の点で、こうしたシングルマザーとの恋愛に特有の留意点に関する基礎を学ぶことができる題材であると考えますので、まずは、リンク先の事例における相談者である元彼の質問と本校の植松の回答の内容をお読み頂ければと思います。
・相談者の男性が経験したことは、実際のシングルマザーとの恋愛の継続場面においてどの男性も経験しがちなものであること。
・相談者の男性の束縛は、彼女が自分の所有物であるとの認識をもって意図的になされたものではなく、シングルマザーの多忙な環境を理解し尊重する姿勢で臨みながらも、彼女に対する好き度が増すにつれて無意識のうちになされてしまったものであること。
・相談者の男性は、このネット上での公開質問を、男性の質問者にありがちな「自分の考えの正しらしさの承認」や「相手の悪さや相手への制裁に対する賛同」を求める目的ではなく、「これから素晴らしい人生にするために、自分に足りていないものは何だろうか?」という助言を求める目的で、「自分の悪かったところは直して、元カノとの恋愛を復活させたい」という恋愛に対して真摯な姿勢を備えていること
以下、シングルマザーとの恋愛を成立ないし継続させるための留意点を書いていきますが、以下の内容は、当校のポリシーである「精神的な繋がりの深さを重視する大人の恋愛」を指向する方向けの内容です。財産的な繋がりや肉体的な繋がりがあれば恋愛として十分という考えの方には当て嵌まりませんので、予めご了承ください。
「束縛」も「放置」も、結婚のスケジュールが明確になっていない限り、NG
「束縛」について
独身同士の大人の恋愛の場面における“束縛彼氏”の実態については、過去に、その一例をB教室の以下の記事に掲載致しました。
【B教室】職場恋愛(社内恋愛)で女から告白-職場男性と社交辞令のつもりがギャップに惹かれセックスして心変わり。告白の返事を待ち、束縛彼氏から乗り換えたい
【B教室】遠距離恋愛での男の嫉妬-モテる彼女のモテ話に劣等感。束縛したいが拒否され、恋人と思えないから友達に戻ろうか?
独身同士の大人の恋愛において、彼氏が独身の彼女を束縛することは、決して悪いことではありません。独身女性の中には、彼氏から束縛されるほどに愛を感じる女性や、お互いの信用性を高めるためにキツく束縛し合いたいという女性も、少なからず存在するからです。
但し、このことは、独身女性がシングルマザー(特に、親等からの支援なしで自活している独立型の方)である場合には、当て嵌まらないことが多いものです。
シングルマザーは、植松の回答にも記載されているように、仕事や子育てに追われて息をつく間もなく、疲労困憊した睡眠不足な日々を送っており、未婚の独身者や主婦と比べて、生活に時間的・精神的・経済的な余裕がありません。
このような状況で、彼氏から「もっとメールやデート等の関りの頻度や時間を増やして欲しい」、「関りの頻度や時間が少なくなると、浮気してるのかなと心配になるから、適宜、何をしているのかを連絡してほしい」などと通常の恋愛と同様のノリで束縛されたら、・・・シングルマザーの立場になれば、「私の生活の邪魔になるだけでなく、妨害しようとしている。応えられない。無理。」と思って別れたくなりますよね。
つまり、シングルマザーは通常の恋愛をするような余裕がないことが多いので、彼氏としては、「彼女のただでさえ無い余裕を更に追い込み、彼女にとって“手のかかる存在”になってしまう」ということを避けるように留意しなければならないのです。
「放置」について
こうして束縛ができないとなると、シングルマザーの彼氏は、一転して「彼女を放置する」という選択肢を取りがちです。これは、「自分の言うことを聞いてくれないなら、手をかけない」という自己本位な子供の恋愛を指向していることの表れです。
シングルマザーは、「仕事や子供に与えることばかりで、与えられるものが少ない日々」を過ごしていることから、他の未婚女性や既婚女性と比べて、「終わりの見えない戦いに孤軍奮闘し続けている感」を強く抱いています。
この感を抱いている立場になってみれば、シングルマザーが「気持ちは一緒に戦っているよ」という彼氏からの心の支えを必要としていることは、明らかにわかりますよね。
そんなときに、彼氏から放置されてしまったら、彼女は、孤軍奮闘している感が何も癒されず、そのような彼氏であれば存在意義は無い(なけなしの時間を費やす必要性も許容性も無い)と思ってしまいます。
シングルマザーは、「時間的な余裕のない生活であるけれども、恋愛にかける時間を捻出し、その少ない時間を通常の恋愛に負けないくらい豊かなものにしよう」という高度な大人の恋愛(成熟した恋愛)を求めています。
よって、彼氏としては、「子供のような自己本位な理由で放置や無視をして、彼女から“精神的な活力を得られない存在”とみなされてしまう」ということを避けるように留意しなければならないのです。
例外:結婚のスケジュールが明確になっている場合
但し、これらの「束縛」や「放置」も、シングルマザーの彼女との間で結婚のスケジュールが明確になっている場合には、一転して許容されることが多くなります。
なぜなら、具体的に結婚に向かっている場合には、シングルマザーは、彼氏の束縛や放置等の自己本位的な行動に対応することに関し、仕事や子育ての義務と同様に、「財産(家事労働力を含む)を得て、時間的・経済的にギリギリな現在の生活に終止符を打って余裕のある生活を獲得するために、今、無理をする必要性や許容性がある」と、前向きに評価することができるからです。
ただ、こうした評価に基づいてシングルマザーの彼女が彼氏の自己本位的な行動にも対応してくれることは、彼氏にとっては「彼女はオレに惚れている」と勘違いする要因になります。
よって、彼氏としては、勘違いすることなく、シングルマザーの彼女が結婚後に「何もしてくれない嫁」に豹変するリスクについて冷静にチェックする必要があります。
結婚を武器にしないのなら、「精神的に頼りになる味方」であり続けること
さて、ここまで読んで頂き、シングルマザーの彼女と交際中の男性の中には、「自分は、束縛や放置をしているけど、ちゃんと付き合いが継続している」と仰る方も、多数いらっしゃるのではないかと想像します。
そのような方は、以下の2つのことを点検してみてください。
●貴男は、彼女に対し、「近い将来に結婚できる」と思われる根拠を与えているのでは?
●彼女は、貴男のことを、恋人としてではなく、セフレ(都合の良い男)として付き合っているのでは?
これら2つのどちらかが「Yes」の場合には、彼女にとって、貴男と付き合うことによる財産的利益(無償でのセックスの享受を含む)がありますので、付き合いが継続することも不思議ではありません。
そして、冒頭にも記載したように、貴男が、こうした財産的や肉体的に繋がる付き合いで十分に満足なのであれば、この記事に書いてあることは無視して頂いて構いません。
一方、そうではなく、貴男が、「結婚」という財産カードをちらつかせることなく、シングルマザーの彼女にとって精神的に不可欠な存在(最高の恋人)となりたいのであれば・・・
その答えは、リンク先の事例における「回答のお礼」の欄に、相談者の男性自身によって書かれています。
「甘えられる」
「何でも言える」
シングルマザーの彼女に、このように感じ続けられる存在になればよいのです。
もう少し記述的に言い直すと、・・・
シングルマザーの彼女が、家族や子供、友人では得られないと思っているものは、「精神的に頼りになる味方」です。
彼女が彼氏のことを「精神的に頼りになる味方」と思うためには、「彼氏を最高に信頼できる」、「見返りなく、私のために時間や労力を惜しまず、率先して精神的に支援してくれる」という彼女の評価が必要になります。
この2つの評価を得ている彼氏だからこそ、彼女は、彼氏に対し、何でも言えるし、素で甘えられるのであり、このような彼氏の存在によって「明日からまた頑張って生活していこう」という精神的な活力を得られるのです。
しかし、シングルマザーの彼女にとって「精神的に頼りになる味方としての存在」であり続けることは、現実の場面では、彼氏にとって、「言うは易く行うは難し」的な、頭でわかっていても実行できない非常に難しいことです。
この理由は、リンク先の事例における「回答のお礼」の欄における、「いつの間にか私は自分の考えを彼女に押し付ける様になってしまいました」という相談者の男性自身の経験談に示唆されています。
即ち、彼女から「彼氏を最高に信頼できる」、「見返りなく、私のために時間や労力を惜しまず、率先して精神的に支援してくれる」という評価を得るために彼氏が費やすパワーは、並大抵のものではありません。
よって、このパワーを維持するためにも、彼氏は、彼女との付き合いが安定し始めた時に、シングルマザーの彼女に対して、自分がしてきたことと同じこと(特に、「見返りなく、私のために時間や労力を惜しまず、率先して精神的に支援してくれること」)をついつい要求してしまうのです。
しかし、・・・既述した通り、生活に追われながらも恋愛を実現しているシングルマザーの彼女には、そのような彼氏のためにパワーを費やすための精神的・時間的な余裕は残されていません。
彼氏からの要求がきつくなると、シングルマザーの彼女には「仕事や子供にかける心や時間を削って、彼氏に充当しろ」という命令のように感じてしまいます。でも、母親として、そのような命令には従えない・・・
このようなプロセスを経て、彼女にとって「精神的に頼りになる味方としての存在」だったはずの彼氏が、「手のかかる存在」に落ちぶれていくのです。
おわりに
このように、シングルマザーの彼女との大人の恋愛においては、通常の未婚女性や既婚女性との恋愛のような「ギブ&テイク」の論理は通用しません。
貴男が、シングルマザーの彼女との間で、結婚をつらつかせることなく、精神的に繋がる恋愛を継続して発展させていきたいのであれば、シングルマザーの彼女の環境がどのように変化したとしても、「精神的に頼りになる味方」であり続けることが必要になります。
そのためには、貴男の望み通りに彼女との距離を縮めるor離すというコントロール的な考えを捨て、「ギブ&ウォッチ」の精神で、彼女が望んでいる距離(注:この距離は、彼女の環境変化に応じて変わる)に貴男が適宜リプレイスして見守り続けてあげると良いでしょう。
以上、シングルマザーとの大人の恋愛に特有の留意点に関し、基礎的な事項をご紹介致しました。
男性にとって、シングルマザーとの大人の恋愛の実現・継続・発展は、最も難易度が高いものになりますので、今後、更に教材を充実させていきたいと考えています。
ここは、Real学部 D教室
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