妻が元彼だった男友達とのメールや電話での頻繁な連絡をやめない理由と、連絡をやめさせる方法(そのために夫がすべきこと)-離婚したくない夫向けの記事|大人の恋愛の恋愛相談
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夫婦間(不倫されている人を含む)の大人の恋愛の場面における男性の悩みと恋愛相談の実例を、教えてgooの恋愛相談ページへのリンクにてご紹介致します。なお、この恋愛相談ページにおける回答者ID「frlf1」の回答内容は、当校スタッフの深沢が回答したものになります。
リンク先の大人の恋愛相談の事例は、「嫁が元彼だった男友達と結婚後も毎日頻繁にメールや電話で連絡し合っている。話している内容は趣味や娯楽についてなので、浮気や不倫では無いようだが、旦那の私としては、気になってイライラしてしまう。」という、夫婦間での大人の恋愛の場面において、妻の男友達に嫉妬や劣等感を抱いている夫の悩みです。
この事例では、過去に、相談者である旦那は、嫁の男友達との連絡を束縛しようとして、嫁に何度も「気分が悪いからやめて欲しい」と不満を漏らし注意をしたようですが、嫁は「家事や育児のストレス発散だから」と言って男友達との連絡をやめないようです。また、過去に、旦那は、男友達に対して直接に注意をしたこともあるようですが、この際には、嫁が激怒して実家に帰ってしまい、「今度同じことをしたら、離婚だ」と嫁に逆ギレされたようです。
もし、自分の妻が「妻の元彼だった男友達」と毎日のように連絡し合っていたら、・・・ほとんどの夫は、いい気分にはならないでしょう。たとえ妻から「今は、ただの男友達。キスやエッチはしていない。」と言われたとしても。
そして、妻に対する恋愛感情がある夫の場合には、よほど「妻が自分以外の男に惚れることはあり得ない」という自信を持っていない限り、男友達に対して嫉妬や劣等感を抱くことでしょう。
また、妻に対する恋愛感情が無い夫の場合であっても、男友達に対して「他人の嫁にちょっかいをかけるな」という盗人的な悪いイメージを抱くことでしょう。
ということで、今回は、「妻が元彼だった男友達とのメールや電話での頻繁な連絡をやめない理由と、連絡をやめさせる方法(そのために夫がすべきこと)」というテーマについて解説をしていきたいと思います。
この記事は、妻と離婚したくない夫向けの記事ですので、妻と離婚しても構わないと思っている既婚男性の方は読み飛ばして頂ければと思います。
なお、この記事の記載内容は、「夫婦は、財産的な契約としての繋がり(無償の家事労働やセックス等の役務を含む)に基づいて仕事のような相互の役割分担を全うする関係であれば十分であり、心の繋がりなんて必要ない」という方には当て嵌まらないものとなっております。このような方は読み飛ばして頂ければと思います。
妻が男友達との頻繁な連絡をやめないのは、「その必要性がある」と強く思っているから
元彼だった男友達とのメールや電話での連絡を頻繁にしている妻に対し、夫が「男友達との連絡をやめて欲しいor少なくしてほしい。男友達との関係が気になり、嫉妬た劣等感を抱き、嫌な気持ちになるから」と伝えたにもかかわらず、妻は、男友達との連絡をやめず、相変わらず、頻繁に連絡をしている・・・
このことは、「妻が、男友達とのメールや電話での連絡について、よほどの必要性を感じている」ということの表れです。
よって、妻の男友達との連絡をやめさせたいと思うのであれば、夫としては、
妻自身が「男友達と連絡する必要性」を失うこと
本質的な解決のためには、こうするしかありません。
安易に命令や束縛、拘束によって連絡をやめさせることは、妻の離婚スイッチを入れてしまうので、控えるべき
安易に妻に対する命令や威嚇(ex.暴言、暴力、離婚等の経済的制裁を示唆する脅迫)、束縛、拘束によって強制的に男友達との連絡をやめさせたとしても、妻は、恐怖心から男友達との連絡をしないようになるかもしれませんが、その分、いやそれ以上に、夫から心が離れていってしまいます。
特に、妻の男友達が元彼である場合には、元彼は元カノである妻の不満を受け止める力を備えていることから、妻の心が夫から離れる速度は更に加速してしまいます。
リンク先の事例において、男友達に直接苦情を言った旦那に対し嫁がキレて家出し離婚を示唆したのは、心が離れていくことについての予告ですね。
それに、日本では、妻の意思に反した束縛や奴隷的拘束により妻の男友達への連絡を強制的にやめさせる権利は、夫のみならず、誰にも与えられていませんし。
もし、貴男が「妻が自分の思い通りになる所有物である」という考え方を持っているのであれば、・・・離婚したくないなら、この考えを一日も早く捨てることが賢明です。
妻にとっての男友達が「勝つことができない存在」なら、潔くあきらめる
但し、レアケースとして、「妻は、誰が夫であっても、男友達と連絡し続ける」というような場合があります。例えば、男友達の存在が妻の生涯における精神的支柱になっている、元彼だった男友達のことを引き摺っている等のように、妻と男友達が特殊な人的関係で結合されている場合です。
このような場合には、その男友達が生存している限り、又は、その男友達が妻の配偶者にならない限り、妻自身が男友達と連絡する必要性を失うということがあり得ないため、上述した本質的な解決をすることができません。
よって、夫としては、「自分は妻にとって二番手以下の男。自分とって妻は共同生活者に過ぎない。」と割り切って、妻と男友達との連絡が気にならない心理状態に変わるか、それが無理で心が病んでしまうのなら、別れるしかないと思います。
別れる選択をする場合には、夫は、なるべく早めに自分から離婚を切り出すことをお勧めします。この結果、妻が、夫の存在に甘えて男友達と連絡していたことに気づき、夫の大切さを再認識して男友達との連絡を自分からやめる場合もありますので。
まずは、妻の心に「男友達との連絡の必要性」を生じさせている環境要因を知る
こうしたレアケースはさておき、たいていの場合には、「妻は、貴男が夫だから、男友達と連絡し続ける(=貴男以外の男性が夫だったら、男友達と連絡し続けることはない)」という状況であると思います。
この状況である場合に、妻が「男友達と連絡する必要性がある」と強く思うのは、妻に次の(a)又は(b)のどちらかの理由(環境要因)があるからです。
(a)「自分が必要不可欠としているもの」が、家(夫を含む)には無く、男友達には有る。
(b)家(夫を含む)には「本来の自分らしさを発揮する妨げとなるもの」ばかり有るので、妨げとなるものが無い場所(=男友達とのオンライン上)に逃避したい。
これらの環境要因がある場合には、妻が、自分のことをよくわかってくれている元彼に逃げ場を求めてしまうのも、無理ないですよね。
よって、
「妻が必要不可欠としているもの」は何なのか?
「家の中で、妻が、本来の自分らしさを発揮する妨げであると思っているもの」は何なのか?
まずは、夫が、これら2つの疑問についての的確な答えを見出して認識することが、本質的な解決(=妻自身が「男友達と連絡する必要性」を失うこと)に向けてのスタートラインになります。
最も重要なことは、夫が妻から「環境」ではなく「心のあるヒト」として認識されること
ただし、リンク先の事例では、嫁の旦那に対する応対に関する記載から、「果たして、旦那は、このスタートラインに立てるだろうか?」ということについて、少々不安に思うことがありました。
事例においては、次の(その1)のような、嫁の旦那に対する応対の様子が記載されています。
<嫁の旦那に対する応対(その1)>
夫:「男友達との連絡を止めて欲しい」
↓
妻:「ストレス発散に必要なので、止める必要はない」
夫:男友達に直接注意
↓
妻:家出し、「今度やったら離婚」と宣告
この場合において、実際の嫁の旦那に対する応対が、次の(その2)の下線部分のプロセスを備えていたのであれば、問題ないのですが・・・
<嫁の旦那に対する応対(その2)>
夫:「男友達との連絡を止めて欲しい」
↓
妻:「ストレス発散に必要なので、その必要性を理解して欲しい」
夫:男友達に直接注意
↓
妻:家出
↓
妻:「男友達に失礼。謝りなさい。」
↓
妻:「今度やったら離婚」と宣告
もし、実際の嫁の旦那に対する応対が、次の(その2)の下線部分のプロセスを備えていなかった場合には、・・・
嫁は、旦那のことを、「私の働きかけに応じて、心が動いて変化する“ヒト”」と思っておらず、「自分の力ではどうしようも変えられず、受け入れざるを得ない“環境”に過ぎない」と思っている可能性があります。
このように嫁が旦那を“環境”と認識している場合には、嫁による男友達との頻繁な連絡は、「この環境にいたくない(=旦那の存在自体が妨げである)」という強い逃避意識の表れかもしれません。
このような場合には、妻にとって男友達は、「単なる逃げ場」ではなく、「自分自身を維持するためのセーフティーゾーン&ライフライン」になっています。
よって、夫としては、「妻の男友達との連絡の必要性を失くす」という課題に先立ち、まずは、
夫が妻から「心のあるヒト」として認識されること
という夫婦成立の基礎に関わる自身の課題について、夫婦間で点検の上、解決していくことが先決となるものと考えます。
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