現役感|大人の恋愛用語事典
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【現役感】
(げんえきかん)
「現役感」とは、その人の外見と内面から発せられる雰囲気により、恋愛目的を持つ異性の大半に、「この人は、直近に、恋愛をしているに違いない」と思わせる感じをいう。
1.評価者
ある人の現役感の有無の評価者は、「恋愛目的を持つ異性」である。この者の大半における評価の一致により、評価の客観性や普遍性が担保されるからである。
よって、ある人と次に掲げる関係にある者は、現役感の有無の評価者とはなり得ない。その評価に主観や利益が介在するからである。
●職場仲間や家族等の共同の義務の遂行を目的とする異性
●援交等の経済的支援を目的とする異性
●ホステス等の商目的の異性
●詐欺師等の財物奪取目的の異性
結婚目的の異性は、ある人を恋愛目的としても見ている限り、理論上は、ある人についての現役感の有無の評価者となり得る。ただ、実際には、ある人に近づく目的を、恋愛目的と結婚目的とにはっきりと区別することは難しい。このため、結婚目的の異性(特に女性)による現役感の評価は、客観性や普遍性に欠けることが多い。
2.「現役感がある」という評価の意味合い
「現役感がある」と認められるには、恋愛目的を持つ異性の大半が、「この人は、最近まで、誰かと恋愛していただろうね」、「この人は、今、誰かと恋愛しているだろうね」と感じれば十分であり、「この人と恋愛したい」という思いまで抱く必要はない。この点で、「モテる」という語とは意味が異なる。
3.効果
現役感は、大人の恋愛の場面において、目に見えない異性吸引力(=恋愛におけるブランド価値)として機能する。
(1)現役感あり
「現役感がある」という評価を受けた人には、大人の恋愛市場において一般的に市場価値が認められるという推定が働く。よって、恋愛目的を持つ異性群に対し、次のような共通の先入観や意識を生じさせる。
●恋愛に慣れている。
●自身が思い描いている恋愛を実現できる可能性が高い。
●他の異性との関りを持たれる可能性も高い。
●恋人の座を得るためには、他の異性との競争に勝たなければならないので、積極的に接点を持ちアピールしていかなきゃ!
(2)現役感なし
「現役感がない」という評価を受けた人には、大人の恋愛市場において一般的に市場価値が認められないという推定が働く。よって、恋愛目的を持つ異性群に対し、次のような共通の先入観や意識を生じさせる。
●異性の扱いを知らない。
●恋愛の手順を知らないので、男性の場合には風俗感覚で即エッチを当然のように求めてきたり、女性の場合には当然のようにエッチを長期間拒絶し続けたりするかもしれない。
●他の異性からも興味や関わりが持たれないだろうから、追う必要は全く無い。
●一旦関りを持つと、関りを止めようとした際に同意をしてくれず、しつこくつきまとわれる危険がある。
4.現役感の有無を左右するもの-外見と内面から発せられる雰囲気-
現役感の有無は、「外見と内面から発せられる雰囲気」という基準に基づいて評価がなされる。
この評価基準の内容を、文章表現のみで明確に表すことは極めて困難である。この内容を「イキイキとした顔」や「余裕のある態度」のように抽象的に例示することは可能であるが、具体性に欠け、誤解のもとにもなりかねないので、ここではあえて明示しない。
重要なポイントは、「現役感ありと評価されるためには、内面の女っぽさや男っぽさが外見に表れていることが必要になる」ということである。従って、いくら外見に女っぽさや男っぽさが表れていても、その女っぽさや男っぽさが内面から滲み出るものではなく、「形式的・表面的に装備しただけの感」が認められる場合には、現役感ありとは評価されない。
例えば、女性の「顔のしわをなくす、髪や肌をきれいにする、露出度の高い服を着る」、男性の「男を強調する服装(例えば、マッチョ体型にピチピチのタンクトップ)をする、光りものの時計やアクセサリーをたくさん身に付ける」という外見における表現は、「現役感がある」とは評価されず、「無理して若作りしている」、「頑張ってる感がある」という痛々しい評価がなされる。
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