嫁の浮気で嫁に捨てられた男性が離婚後の恋愛にて「恋人として付き合う気持ちになれない、もう傷付きたくない」と消極的になる心理

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独身同士、結婚目的、不倫等の形式を問わず、大人の恋愛の場面で共通する女性の悩みと恋愛相談の実例を、Yahoo知恵袋の恋愛相談ページへのリンクにてご紹介致します。なお、この恋愛相談ページにおける回答者ID「kmhvlf6」の回答内容は、当校スタッフの向坂が回答したものになります。 

リンク先の大人の恋愛相談の事例は、「約10年の結婚生活の末に妻の浮気で妻に捨てられた男性と、1年半の間、付き合っているものの、恋人としてではなく、セックス有りの友達以上恋人未満(セフレや都合の良い女)の状態でキープされ続けている。この男性は、嫁に離婚されたことによるトラウマがあるようで、関係をはっきりさせたいと告白したら、“私のことは嫌いじゃない。今はまだ恋人として付き合う気持ちになれない。もう傷付きたくない。待って欲しい”と言われた。このまま関係を続けて、相手の男性のトラウマが消え、恋人になれる可能性はあるのか?」という、大人の恋愛の場面において、離婚のトラウマを根深く持ち続ける男性心理を理解できず、人間不信に陥りそうな女性の悩みです。

「嫁に捨てられた男性」は、その後の恋愛に消極的になりがち

ご存知の通り、わが国の離婚率は、現在は3組に1組という割合であり、この割合は近年において高まる一方です。私の周りでも、ほぼ3組に1組が離婚していますので、それほどいい加減な数字でもないのかなと思います。

近年は、「子を持つ妻が、離婚後の生活困窮を考えて、離婚を思い止まる」という抑止効は働かなくなり、子を持つ妻であっても、より愛ある暮らしを求め、夫の収入を捨てて夫に離婚宣告することも、全く珍しいことではなくなりました。

このような場合の夫の対応としては、「愛されなくなったんだから、しょうがないよね」とすんなり離婚に応じるというケースは少なく、「妻が自分を裏切って幸せになることは腹立たしいから、断固として離婚を拒絶し、妻が幸せになれないようにに嫌がらせをする」というスネークな対応をするケースが多くなっています。

これにより「妻は離婚したいのに夫が同意しない」という状態を長期間継続している人たちが増えていることから、「近年の離婚市場や不倫市場は、通常の独身同士の恋愛市場よりも、遥かにアクティブである」という実感があります。

ただ、こうした人たちも、調停や裁判に進展すれば、通常、3年以内には離婚が確定しますので、その後は、元妻は一人の独身女性として、元夫は一人の独身男性として、大人の恋愛市場に出て、通常の独身同士の恋愛を謳歌するはずなのですが・・・

実際には、男性の方は、恋愛に消極的になり、恋人候補の女性に出会ったとしても、リンク先の事例に登場する男性のように「恋人として付き合う気持ちになれない。もう傷付きたくない。待って欲しい。」と恋愛を謳歌できないケースが多くなっています。こうした男性心理について、以下に、少し解説を加えていきたいと思います。

 

「嫁に捨てられた男性」の恋愛に対するネガティブな感情は、大人の恋愛市場において、ミスマッチと評価され易い

離婚する夫婦の増加に伴い、30歳以上の大人の恋愛市場には、リンク先の事例に登場する男性のような、次の(a)~(f)の要素(但し、(c)は任意的要素)を備えた独身男性が、数多く流入しています。

(a)離婚歴がある。

(b)離婚理由は、妻に彼氏ができ、妻から愛されなくなって、妻に捨てられたこと。

(c)子供も妻によって彼氏側に引き込まれ、結果として、子供にも捨てられた。

(d)捨てられたショックは癒えてない。

(e)でも、寂しさを紛らわしたいし、自分に愛される資質があることを実感したい。

(f)だから、相手(セックスを含む)をしてくれる女性が欲しい。

このような「妻から愛されなくなったことにより、妻から離婚を宣告され、妻に捨てられた男性」のことを、以下、“嫁に捨てられた男性”と略します。

故に、女性がこのような“嫁に捨てられた男性”に出会う確率も、年々高くなっています。リンク先の事例の相談者の女性もその一人です。

 

なお、離婚歴がある独身男性の中には、離婚理由が上記(b)ではない男性、例えば、自身の妻に対する暴力や借金、浮気等の自身の不徳が理由で、妻から離婚を宣告され、妻に見捨てられた男性(以下、「嫁に見捨てられた男性」といいます)が存在しています。

この“嫁に見捨てられた男性”と既述の“嫁に捨てられた男性”との間で、再び大人の恋愛に臨もうとする際の男性心理を比較してみますと・・・

“嫁に捨てられた男性”は、“嫁に見捨てられた男性”とは異なり、「大人の恋愛に求められる適格を失ったまま、大人の恋愛市場に参入してしまっている」というケースが多く見受けられます。

即ち、大人の恋愛市場に出て女性と出会う際の心理状態は、

“嫁に見捨てられた男性”は、「妻に裏切られたのは、自分の不徳が原因なので、やむを得ないこと。自分の不徳を理解してくれるような女性と出会いたい」というポジティブな感情であるのに対し、

“嫁に捨てられた男性”は、「信頼していた妻に裏切られたことにより、男としてのプライドが傷つき、その裏切りがトラウマとなり、もう女は信用できない」というネガティブな感情になります。

このため、“嫁に捨てられた男性”は、「相手から信用されたくない女性」との間では、互いのスタンスが釣り合っていてベストマッチになる一方、「相手から信用されたい女性」との間では、互いのスタンスが真逆でミスマッチになってしまいます。

「相手から信用されたくない女性」は、キャバクラやラウンジのホステス等のように、夜の街に多く存在しています。“嫁に捨てられた男性”が夜の街に通い詰めになるケースが多いのはこのためです。客観的に見れば、「お互いに無理なく自然でバランスの良い男女関係」であると言えます。

一方、大人の恋愛市場においては、「相手から信用されたい女性」が主流となり、「相手から信用されたくない女性」(例えば、セフレや援交を希望する女性)の存在割合は少なくなります。

このため、“嫁に捨てられた男性”が、上述のネガティブな感情を持ったまま、大人の恋愛市場に参入した場合には、リンク先の事例のように、その後の出会いにおいて、“妻に捨てられた男性”と女性とのミスマッチが必然的に起こり易くなるのです。

 

こうしたミスマッチとして、私たちの身近でよく起きている例を挙げてみますと・・・

■嫁に捨てられた男性

寂しい&セックスしたい→夜の街へ入り浸る→ホステス女性と交際→相手の女性が割り切り感あり過ぎで物足りない&金が続かない→素人女性と交際したい→上述のネガティブな感情を持ったまま、大人の恋愛市場へ参入ホステス女性よりも自分に対して親身になってくれる素人女性との出会い、交際開始

■嫁に捨てられた男性と交際開始した素人女性

相手の男性は真面目でいい人→元嫁に傷つけられて可愛そう→私ならショックを癒して過去のトラウマを忘れさせてあげられるはず→交際継続→彼氏にするのと同様に、相手の男性を信頼して、相手の男性に素直な心の内を見せ続ける→でも、相手の男性は、いつまでたっても、私を信頼して私に素直な心の内を見せてくれない→何を考えているのかわからない、進展しない、誠実さが無い→対応するだけ時間の無駄→別れを決断

下線を引いた部分が、ミスマッチを引き起こした要因となっています。

 

ネガティブな感情を消し去ることは、簡単ではない

このようなミスマッチは、“嫁に捨てられた男性”が、まずは上述のネガティブな感情を消し去ってから大人の恋愛市場へ参入していれば、起きることはないのですが・・・“嫁に捨てられた男性”の立場に立てば、この感情を消し去ることは、なかなか難しいのです。

なぜなら、“嫁に捨てられる男性”は、「外界や他人に向けてのプライドが低い反面、家庭や身内に対するプライドが超高い」という内弁慶的な性質を備えていることが多いものです。

この超高いプライドが、身内である妻から愛されずに捨てられたことによって、完全にへし折られ、弁慶のように威張れる唯一の場所であった家庭を失ってしまうからです。

 

誰でもそうですが、プライドがへし折られてしまうと、他人を信じよう、他人に何かを与えよう、他人のために責任を背負い込もうという前向きな気持ちが起きなくなってしまうものですよね。

よって、リンク先の事例の相談者の女性が、相手の男性の消極的な振る舞いから、「もしかして、意図的に、セフレや都合の良い女の関係で継続したいから、友達以上恋人未満の関係で止めているのか?」と思ってしまうことも、無理のないことであると思います。

 

こうした前向きな気持ちが起きなくなることは、男性の場合、恋愛の場面のみならず、仕事の場面においても影響するものです。

「離婚前は仕事ができる人だったのに、離婚後に、仕事ができない人に変わってしまったorうつで休職してしまった」という男性、皆さんの身近にもいらっしゃるのではないでしょうか?

そして、へし折られたプライドを安置するための場所(=内弁慶さを発揮する場所)を、「血のつながっている家族」に求めるのです。

大人の恋愛市場で“嫁に捨てられた男性”に出会った際に、この男性に対して「異常に家族思いだな…やたら家族の用事を優先するな…」と感じた場合には、上述のネガティブな感情が消えていないことを疑った方が良いかもしれません。

 

ネガティブな感情を消し去るためには、「特別な女性」との出会いが必要

では、上述のネガティブな感情を持った“嫁に捨てられた男性”との出会いを、ミスマッチではなく、ベストマッチにする方法はあるのでしょうか?

もちろん、“嫁に捨てられた男性”にとって「特別な女性」に出会った場合には、頭の中のネガティブな感情が吹き飛んでしまうので、ベストマッチになることでしょう。

では、“嫁に捨てられた男性”にとって、どのような女性が「特別な女性」になり得るのか?

理論的には、妻に捨てられたトラウマを消すような、次の要素を持っている女性とも考えられますが・・・

●異性関係が信用でき、心変わりによる裏切りの可能性が無い女性

●自分のプライドを立ててくれる女性

●元妻の良かった面を心から肯定し、元妻の悪かった面を心から完全否定できる女性

 

このような要素を備えるだけでは、人物的な評価点数としては元妻を超えることはできても、元妻の二番煎じ感が拭えないことから、上述のネガティブな感情は残り続けてしまい、ミスマッチのままになるのでは…と考えます。

思うに、上述のネガティブな感情が消去されるためには、“嫁に捨てられた男性”にとって、元妻を超える女性(=元妻も良いところがあったが、この女性は、元妻よりも素晴らしい女性である)では足りず、元妻のことを忘れてしまうほど夢中になれる女性(=この女性と比べたら、元妻、しょぼ過ぎで、比較にならない。もう元妻と関わる気が全く起きない)であることが不可欠であると思います。

このような女性であると評価されるためには、具体的には、次の3つを備えていることが有利であると考えます。

◆元妻以上の外見

◆元妻が小物に思えてしまうような、卓越した内面

◆これまでに想像したことの無いような、ワクワクした未来が見える行動

 

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