仕事で疲れている彼氏が「会いたくない、ひとりになりたい」と言う真意と男性心理。恋愛感情がない?私のことを嫌い?別れたい?|大人の恋愛の恋愛相談

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独身同士、結婚目的、不倫等の形式を問わず、大人の恋愛の場面で共通する女性の悩みと恋愛相談の実例を、Yahoo知恵袋の恋愛相談ページへのリンクにてご紹介致します。なお、この恋愛相談ページにおける回答者ID「kmltlf5」の回答内容は、当校スタッフの向坂が回答したものになります。 

リンク先の大人の恋愛相談の事例は、「私の彼氏は仕事でとても疲れている。こういう疲れている時こそ、ひとりは寂しい、辛い、彼女に会いたい、面倒なことをやってくれたら助かると感じるのでは…と思い、会ってお世話して癒してあげようとすると、「会いたくない、ひとりになりたい」と言われてしまう。私という彼女がいるのに「ひとりが好き」っていう男性心理がわからない。私に対する恋愛感情が小さいのか?私のことが嫌いなのか、別れたいのか?」という、大人の恋愛の場面において、彼女からの献身的な愛情を拒絶して、ひとりでいたい、ひとりが楽と言う彼氏の真意や男性心理を推し量りかねている女性の悩みです。

「彼女の彼氏に対する世話」のタイプは、「子供型」と「大人型」に分かれる

「彼女の彼氏に対する世話」についての考え方については、人それぞれですが、大別すると、男性は次の2つのタイプ(M1,M2)に、女性は次の2つのタイプ(L1,L2)に分かれます。

 

男性の場合

【タイプM1:子供型】
頻繁に彼女に家に来てもらい世話して欲しい(心も体も寂しいから、依存したいから、独占したいから)

【タイプM2:大人型】
彼女からの世話は必要最小限でいいので、基本、ひとりにして放っておいて欲しい(自分のすべきことは自分でするから、大人なのだから)

 

女性の場合

【タイプL1:子供型】
頻繁に彼氏の家に行って世話したい(心も体も寂しいから、依存したいから、子供みたいだから)

【タイプL2:大人型】
彼氏に対する世話は必要最小限でいい(自分にもすべきことがあるから、大人なのだから)

 

カップルの組み合わせが、子供型同士、大人型同士であれば、ちょうど需要と供給が合致し、それぞれにおいて、子供の恋愛、大人の恋愛が展開されていくのですが・・・

なぜか、世の中のカップルには、子供型と大人型の組み合わせが多いものです(^_^;)リンク先の事例のカップルは、大人型男性M2と子供型女性L1の組み合わせになっていますね。

 

子供型と大人型の組み合わせのカップルでは、大人の恋愛を経験していない子供型が、大人型の相手に対し、「寂しい、依存したい、独占したい」とう感情を基調にした子供の恋愛を展開していくことになります。

このため、交際の過程で、「彼女が彼氏のためにする行動」について、彼氏と彼女との間で需要のズレが生じやすくなります。

このズレを埋めるために、彼氏と彼女が、お互いに、タイプの相違を認識した上で歩み寄っていけばいいのですが・・・

実際には、タイプの相違の認識に際し、相手のタイプの特徴や相手の気持ちを、頭では理解しようとしていても、心から理解できていない、体で理解できていない場合がほとんどではないでしょうか。

 

子供型と大人型のカップルにて起こりがちな「子供型の彼氏・彼女による暴走」

このようにお互いのタイプの相違を表面的な理解で終わらせてしまっている場合に、よく生じる現象が、子供型の彼氏や彼女(M1、L1)が、ズレを埋めようと躍起になって勝手に暴走することです。

即ち、子供型の彼氏や彼女(M1、L1)は、「一方が、他方のために特別な時間や労力(セックスやお金が含まれる場合もあります)を費やすこと」を恋人関係における最重要必須要件と考えているものです。

このため、子供型の彼氏M1は、大人型の彼女L2が自分(=彼氏)のために特別な時間や労力を費やしてくれないことにしびれを切らし、彼女に対し、自分(=彼氏)のために特別な時間や労力を費やす行動をもっと増やすように要求するのです。

また、子供型の彼女L1は、「大人型の彼氏M2のために特別な時間や労力を費やしたい」という希望を彼氏が受け入れてくれないことについて、「彼氏は私に対する恋愛感情があまりないのかも…」と勝手に思い込み、出し先の無い恋愛感情を抱え込んでひとり悶々としてしまうのです。リンク先の事例の彼女も同様の状況になっていますね。

 

これに対し、大人型の彼氏や彼女(M2、L2)は、「自分が、相手に愛される心や体、環境を備えていること」を恋人関係における最重要必須要件と考えているものであり、これらを自分が備えていない状況(例えば、リンク先の事例のように、彼氏が仕事が繁忙で疲れ切ってしまっている状況)に陥いると、次のように考えるのです。

●今の自分には、相手からの愛を正面から受け入れるキャパシティや資格が無い。

●このキャパシティや資格を取り戻すために必要なのは、自分の心や体、環境を回復させること。これは、自身の責任で行うことあり、もっと言えば、自分自身でしか解決できないことである。よって、相手に会うことや相手からの世話や癒しをもらうような他力本願によって解決するものではない。

 

このような大人型の彼氏や彼女(M2、L2)の「まず、自分で自分をなんとかしないと!」と考える特徴や気持ちは、子供型の彼氏や彼女(M1、L1)にとっては、水臭いと感じやすく、なかなか本質的な理解には至りにくいものです。

このため、子供型の彼氏や彼女(M1、L1)は、パートナーである大人型の彼氏や彼女(M2、L2)に対し、自分の恋愛価値を理解してもらい、押し付けようと、更に暴走しがちです。

例えば、子供型の彼氏M1は、大人型の彼女L2に対し、特別な時間や労力をかけてもらえないストレスを主張します。

しかし、このような子供型の彼氏M1の主張は、大人型の彼女L2にとっては、「彼氏のストレスを解消するために、彼氏に特別な時間や労力をかけることを強いられている」という押し付けに映ってしまいます。

自己責任意識の高い大人型の彼女L2の立場に立てば、「まず、自分で自分をなんとかしないと!」と思って頑張っているのに、更に、同時並行的に、彼氏のストレスを解消のために無理をすることを要求されたら、「彼氏は、自分本位。本当に私のこと考えてくれているのかな?」と彼氏との恋愛関係の継続にも消極的になってしまいますよね。

子供型の彼女L1が、大人型の彼氏M2に対し、特別な時間や労力をかけたくてもかけられないストレスを主張した場合にも、上述と同様のプロセスで、自己責任意識の高い大人型の彼氏M2は、「彼女は、自分本位。本当に私のこと考えてくれているのかな?」と彼女との恋愛関係の継続に消極的になってしまいます。

 

「子供型の暴走」は、破局要因となりがち

更に、こうした子供型の彼氏や彼女(M1、L1)の暴走は、大人型の彼氏や彼女(M2、L2)に別れを決断させる決定的な理由となることが多いので、注意が必要です。

なぜなら、こうした暴走の過程において、大人型の彼氏や彼女(M2、L2)は、恋人関係において「自分が相手のために特別な時間や労力を費やすこと」の意味合いが子供型の彼氏や彼女(M1、L1)とは全く異なっている、ということを顕著に感じやすいからです。

即ち、大人型の彼氏や彼女(M2、L2)も、子供型の彼氏や彼女(M1、L1)と同様に、「自分が相手のために特別な時間や労力を費やすこと」は、恋人関係における必須要件と考えています。

しかし、大人型の彼氏や彼女(M2、L2)は、こうした特別な時間や労力の“質”を重視する(量は少なくても構わない)という点で、特別な時間や労力の“量”を重視しがちな(換言すれば、相手の時間や労力を思い通りに独占支配しているという事実にこだわる)子供型の彼氏や彼女(M1、L1)と異なります。

このため、子供型の彼氏や彼女(M1、L1)は、こうした“量”の原理から、「自分の恋人を自分の道具や便利ツールとして扱う」という考え方に発展し易くなります。

このような考え方は、大人型の彼氏や彼女(M2、L2)においては、全く無く、むしろ、「自律性を損なわせるようなダメ人間を作り出す(カップルとしての総合的な価値を下げる)考え方」として嫌う傾向があるのです。

 

成熟した大人の恋愛の実現のためには、「相手の気持ちを理解しよう」と思い続けることが不可欠

男女ともに、同様の事例を経験して悩まれた方が多いかと思い、ついつい、長くてくどい説明になってしまいました(^_^;)

子供型の彼氏や彼女(M1、L1)にとって、大人型の彼氏や彼女(M2、L2)の恋人として付き合うことは、それまでの子供の恋愛を完全に卒業して成熟した大人の恋愛に向かうための良いきっかけとなり得るものです。

 

こうした大人の恋愛の入り口として最も大切なことは、「相手の気持ちを理解すること」です。

 

この点につき、大人の恋愛を経験していると自負している人が、

「自分に無理してまで理解する必要は無い。自分のことを理解してくれる相手が、きっといる。」

このような気休め的な言葉をよく用います。

 

確かに、大人の恋愛を「妥協する恋愛」と捉え、妥協する恋愛で構わないのであれば、このような気休めも当て嵌まるかと思います。

しかし、大人の恋愛として「意図する恋愛」をしたいのであれば、私たちは、このような気休めには疑問を感じます。

 

もちろん、自分の健康を害してまで、相手の気持ちを理解する必要はありません。

ただ、意図する恋愛を実現する際には、「無理して相手を理解しない」という回避の意識では足りず、「“相手の理解は無理”という自己の考えを克服しなければならないタイミング」が必ずあるのです。

例えば、相手の気持ちが全く理解できない場合であっても、・・・

●その相手を放り捨てることなく、

●相手の気持ちを理解したい、理解しようと思い、

●100%相手の気持ちになり変われることを目標にして、

●相手とのコミュニケーションを繰り返し、

●本心での理解を少しずつ積み重ねていくこと、

 

意図する大人の恋愛を手に入れるためには、こうしたプロセスが不可欠である。

私たちは、このように考えています。

 

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