仕事が忙しい彼氏に会えない。彼氏からの連絡やメールもなく放置されている。別れるべき?|大人の恋愛の恋愛相談
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独身同士の大人の恋愛の場面における女性の悩みと恋愛相談の実例を、Yahoo知恵袋の恋愛相談ページへのリンクにてご紹介致します。なお、この恋愛相談ページにおける回答者ID「kmltlf5」の回答内容は、当校スタッフの向坂が回答したものになります。
リンク先の大人の恋愛相談の事例は、「彼氏が仕事で忙しくなってしまい、もう2ヶ月も会っていない。彼氏からの自発的な電話やメールでの連絡もなく、放置されているように感じる。会えない、電話もない、メールもこちらからしないとこない…こんなに放置された状態で付き合っていると言えるのか?別れるべきか?」という、大人の恋愛の場面において、仕事が忙しい彼氏との時間や接点が減った状況を我慢している女性の悩みです。
なお、「異性からの連絡頻度の低下」という現象については、当校A教室の大人の恋愛用語事典の「音信不通」という用語の説明にて掲載しておりますので、ご参照頂ければと思います。
「共有したい時間の量」、「共有できる時間の量」の一致は、大人の恋愛における恋愛関係の成立や継続の条件
30歳以上の独身同士の大人の恋愛の場面における恋愛関係の成立や継続の条件の1つとして、「“共有したい時間の量”、“共有できる時間の量”がお互いに一致するか?」ということがあります。
「共有したい時間の量」の一致
例えば、お互いに好意を持った男女であっても、「毎日会いたい VS 月に1回会えば十分」のように、“共有したい時間の量”がお互いに一致しないことがあります。
このような場合には、日々の時間の使い方がお互いにストレスになってしまうため、単なるヤリ目やセフレ目的である場合を除き、恋愛関係は成立しにくいでしょう。
なお、不倫の場合には、共有したい時間の“量の一致”よりも、“質の一致”が問題になります(必要な方は、F教室の教材を参照ください)。
また、“共有したい時間の量”が、恋愛関係のスタート時には一致していたけれども、その後に一致しなくなること-
これは、今も昔も、大人の恋愛において頻繁に起こる現象です。この典型的な例が、彼氏or彼女のいずれかの“心変わり”ですね。
「共有できる時間の量」の一致
ここで、近年の30歳以上の独身同士の大人の恋愛の場面において、特に増加傾向にあるのが、リンク先の事例のような、
“共有したい時間の量”はお互いに変わらず一致しているんだけれども、彼氏or彼女のいずれかの環境変化によって“共有できる時間の量”が一致しなくなってくる
という現象です。
こうした環境変化のよくある例としては、男性・女性を問わず、仕事、病気、シングルマザーの場合には子育て等があります。
リンク先の事例では、変化した環境が「彼氏の仕事」になります。
即ち、彼氏が仕事が忙しいために「会いたくても会えない、自分から連絡やメールをしたいけど、仕事で疲れてしまっていて、する気になれない」という状況に変わってしまい、彼氏からの連絡やメールがなくなって共有する時間の量が少なくなってしまったことについて、彼女が「放置されている」と不満に思っています。
「現在生きていくための義務」と「将来生きていく不安を解消するための作業」とで忙し過ぎて、恋愛に割く時間や心の余裕が無い
思うに、現在の社会状況に照らして考えた場合、「働かなくても生涯過ごせるような裕福な人」でない限り、男女問わず、誰もがこの事例の仕事が忙しい彼氏と同じような状況に陥る可能性があります。
即ち、近年のわが国の経済は先行き不透明な不況が何年も続いている状況であり、どの企業も事業もいつ倒産するかわからないというリスクを抱えています。それ故に、ほとんどの人が「明日から無収入になるかもしれない」というリスクを抱えています。
よって、危機管理意識の高い人は、こうしたリスクをヘッジするために、稼ぐ手段を複数持ち、そのうちの1つが潰れても、生活が継続できるようにしておくことを考えます。
このように、世の中は、「確実に生き延びていくためには、個人による多角経営が必須となる時代」に変わりつつあるのです。
色気のない話をしてしまいましたが、要するに
「収入が無くなるかもしれない。」
↓
「現状の生活(デートも含む)が続けられない。」
↓
「並行して、他の手段で、収入を得なきゃ!」
↓
「忙しくなる。時間が無い。」
↓
「会えない。デートできない。疲労困憊し過ぎて、恋人に自分から連絡やメールをする気になれない。」
男性の仕事を例にして説明しましたが、女性の仕事や家事、子育てについても、同じようなことが当て嵌まります。
特に、シングルマザーや将来の離婚の計画をしている女性の場合には、仕事や家事、子育てのそれぞれについて現状維持と将来不安を抱えながらマルチタスクをこなす毎日であり、男性よりも時間が無く忙しい日々を送っています。
つまり、30歳以上の普通の男女は、皆、「現在生きていくための義務」と「将来生きていく不安を解消するための作業」とで忙し過ぎて、恋愛に割く時間や心の余裕が無いのです。
恋人間において、一方が「忙し過ぎて会えない。疲れ過ぎて自分から連絡やメールをする気になれない。」という状況になり、この一方からの連絡やメールがなくなった状況を他方が「放置されている」と感じること
これは、現代の大人の恋愛の場面において、どのカップルにも起き得る現象なのです。
これからの大人の恋愛の成立や継続のためには、相手の環境や思いについての高度な理解力が求められる
このような「皆、忙し過ぎて、恋愛に割く時間や心の余裕が無い」という環境変化は、現代の大人の恋愛においては、起きて当たり前のことになりつつあるのかもしれません。
もしそうだとすれば、これからの恋人関係の成立や継続、発展のためには、次の2つのことが大切になってきますね!
◆このような環境変化が自分に起きた時に、この変化が自身と相手の将来設計に不可欠な理由を、相手に対し、理解できるように伝えること
◆このような環境変化が相手に起きた時に、相手の辛さや頑張りをしっかりと理解してあげられること
これらの2つのことがお互いにしっかりできれば、「一方が時間に追われ、他方が時間を持て余す」ということや、他方が「メールする時間くらいあるでしょう?」と自己本意的に思うことは、きっとなくなるでしょう。
また、これらの2つのことは、「お互いに思いやり合える関係」でなければできないことですので、できなかったことは、恋人関係をリセットする良いきっかけにもなりますね。
つまり、これからの大人の恋愛の成立や継続、発展のためには、相手の環境や思いについての高度な理解力が求められるのです。このことは、私たちが当校を開校した動機の1つになります。
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タグ:彼氏 連絡の頻度や密度, 彼氏 音信不通, 彼氏に会えない