嫌いじゃないけど恋愛感情がわかない彼氏との結婚への迷い-女性にとって結婚に恋愛感情は必要か?|大人の恋愛の恋愛相談

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結婚目的の大人の恋愛の場面における女性の悩みと恋愛相談の実例を、OKWaveの恋愛相談ページへのリンクにてご紹介致します。なお、この恋愛相談ページにおける回答者ID「uylf2」の回答内容は、当校スタッフの植松が回答したものになります。

リンク先の大人の恋愛相談の事例は、結婚目的の大人の恋愛の場面において、「女性にとって、結婚に恋愛感情は、どの程度必要か?それとも不要か?」ということを疑問に思う女性の悩みです。悩みの具体的な内容は次の通りです。

●交際3年の真面目でとても愛してくれる彼氏との結婚式を控え、嫌いじゃないけど未だに恋愛感情がわかず、結婚への迷いと不安で憂鬱になっている。

●責任もあるので婚約破棄はできないけど、このまま自分の気持ちをだまして結婚してもいいのだろうか?それとも、結婚してしまえば、このマリッジブルーは解消するのだろうか?

 

この事例において、本校スタッフの植松は、婚約者の彼氏のことを含めた全体バランスを考慮して、冷静に回答をしていますが・・・

相談内容に含まれているいくつかのフレーズから、相談者の女性は、婚約者の彼氏に関し、「恋人に値する恋愛感情はなく、恋人としては足りていない」という確定的な評価を結論として持っているように感じられます。

 

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女性は、「結婚」という結果を欲している時には、「恋愛感情不足の状態での恋人関係」を継続してしまいがち

そもそも、自ら恋愛感情を抱いた男性との恋愛を経験している女性は、その後にできた彼氏に対する恋愛感情の質を、無意識のうちに過去の恋愛の時のものと比べてしまうものです。

そして、過去の恋愛の時の恋愛感情よりも質的に同等以上にならないと判断した時に、女性は、・・・

普通なら、恋人関係を解消して、もっと恋愛感情を抱けるような他の男性との出会いを目指すのですが、

「結婚」という結果を欲しているタイミングである場合に限っては、

「経済的にも安定してそうだし、まぁ、いっか」

のように、相手の男性の持つ“恋愛感情以外の価値(特に、財産的利得)”を評価して、「恋愛感情不足の状態での恋人関係」を継続してしまうことがあります。

この「財産的利得」は、相手の男性やその家族が保有している「生涯期間内に枯渇する可能性の低い資産、地位、名誉」を意味します。

例えば、貯蓄額、不動産の敷地面積、地主、名士や創業成功者の家系、公務員、大企業勤務等のプラスの財産を得られるもののほか、物を買うのを控える倹約家、交際やギャンブルにお金を使わない堅実派、変化やチャレンジをしない安全&安定志向の等のような財産のマイナスを生じさせない男性の性質も含まれます。

 

「結婚における恋愛感情の必要性」を重視する女性は、マリッジブルーになりやすい

そして、その後、彼氏との結婚話が具体化した時に、その女性において、

(a)彼氏に対して恋愛感情を抱くようになり、恋愛感情不足の状態が解消された場合や

(b)彼氏について、恋愛感情不足というマイナスの価値を財産的利得というプラスの価値で補い、「結婚に究極の恋愛感情は不要である」と悟った場合には、

迷わず結婚に進めるのですが、・・・

彼氏に対する恋愛感情不足の状態が解消されておらず、「結婚には究極の恋愛感情が必要である」と考えている場合には、この事例のように、

「本当に、今の彼氏と結婚してもいいんだろうか?」

恋愛感情不足では結婚する気になれないから、自分の気持ちに正直になって婚約破棄すべきなのでは?」

のような迷いが生じてしまいます。

即ち、結婚における恋愛感情の必要性を重視する女性は、いざ結婚となった時に、このような迷いによってマリッジブルーになりやすいのです。

 

このようなことを、「よくある現象」、「私も経験あり」のように思われる女性は、意外と多いのではないでしょうか。

ただ、彼氏に対する恋愛感情不足の状態から結婚に踏み切った女性の方に、「なぜ、彼氏と結婚したの?」と聞いてみると、「ん?何でかなぁ?」のように意外と意識していない方が多いようですね。

 

結婚目的の恋愛の場合、女性が彼氏に対する恋愛感情の無さを自覚してしまったら、結婚までに高まることはまず無い

思うに、彼女である女性が、彼氏との交際において、彼氏に対する恋愛感情不足の状態から彼氏との結婚を望む状態に進展するためには、上記(a)、(b)でも触れたように、女性の心の中で、以下の2つのうちのいずれかの変化が生じる必要があります。

(a)女性自身の中で、彼氏に対する恋愛感情が高まった

(b)女性自身の価値観において、結婚における恋愛感情の必要性のウェイトが低くなり、この結果、彼氏に対してより高質な恋愛感情を抱く意欲が減少した(例えば、経済力や安定感等の財産的利得の必要性のウェイトが高くなり、恋愛感情については「過去の恋愛で既に最高の質のものを得ているから、それ以上のものはもういらないだろう」と満足した)

 

男性の方に覚えておいていただきたいのは、女性の恋愛感情不足の状態が解消した理由は、実際には、ほとんどのケースが(b)であり、(a)は極めて稀であるということです。

例えば、リンク先の事例のように、女性にとって恋愛感情不足の状態の彼氏が「真面目に愛してくれる人」であった場合に、「私のことを愛してくれているから、結婚してもいいかなと思った」という女性の結婚後日談をよく聞きます。

しかし、この変化によって高まったのは、単なる人情(ありがたい、けなげ)に過ぎず、恋愛感情(キュンとする気持ちやときめき)ではありません。

それでも結婚に至ったのは、女性の中で、結婚という目的に照らして、「安定、安全、安心」の財産的利得の価値的ウェイトが高くなり、その分、彼氏に恋愛感情を求める意欲が低くなったからなのです。

 

このように、結婚目的の恋愛の場合には、恋人関係になった後に、女性が「相手の男性にあまる恋愛感情を抱けていない」ということをいったん自覚してしまったら、その恋愛感情が結婚までに高まることは、まずありません。

結婚に際して、相手の女性からの恋愛感情を受け取ることを重視する男性は、そのような女性(自分に恋してくれる女性)を選ぶことがクレバーであると思います。

 

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