うつ状態になった人の気持ちと、うつ病の治し方(治すきっかけ)|癒しのつぶやき
こんにちは、向坂です。
今日は、「うつ状態になった人の気持ちと、うつ病の治し方(治すきっかけ)」について、つぶやいてみたいと思います。
ところで、貴女は、うつ状態やうつ病になったことがありますか?
実は、私は、過去に、うつ病を経験しています。一時的なものでしたので、今は、何ともありませんが。
このことを、私のことをよく知っている人にカミングアウトすると、必ず「お前のような楽天的な人間がうつになんてなるはずない。単なる思い込みだろう。」と笑われます。確かに、うつになった時には、「まさか、オレが…」と自分でもビックリしました。
ただ、うつ病を経験してから、うつの人の気持ちがわかるようになりましたので、私にとっては、とても貴重な経験でした。今日は、こうした経験をしてはじめて実感するようになった2つのことを、つらつらと書いていきたいと思います。
まず1つ目は、「心の病は、薬を飲んだだけでは回復しない点で、体の病とは全く異なる」ということです。
体の病にかかると、痛みや熱などで平常心を出すことができない環境になります。でも、薬を飲んで痛みや熱が引けば、平常心を出せる環境に回復することができます。
一方、心の病にかかった場合には、心が傷ついたことによって平常心というもの自体が失われた環境になります。薬を飲んでも、気持ちは落ち着くものの、心の傷は治らないので、依然として平常心が失われた環境のまま。つまり、心の傷が癒えない限り、平常心は戻ってこないのです。
そんな時に、周りの人から「以前のあなただったら…」とか、「本来のあなたらしく…」と言われたことがありました。
でも、それらの言葉に含まれている“あなた”は、平常心を持っていた頃の過去の“あなた”です。
今、当の本人は、その平常心を失ってしまっているため、「以前のあなた」や「本来のあなた」と言われても、それがどんな“あなた”なのかがわからないのです。
むしろ、“過去のあなた”ではなく、“今のあなた”と言って欲しかったのですが、そう言ってくれる人はとても少なかったことを覚えています。
2つ目は、「心の傷は、その傷の原因となった事実をポジティブに捉えることができるようになった時に、治る」ということです。
そのためには、次の2つのステップを踏まなければなりません。
<ステップ1>
本人自身が、「心の傷の原因となった事実」を特定すること
<ステップ2>
本人の抱いている「その事実によって未来がネガティブになった(その事実がなかったら、ポジティブだった)」という感情が、正反対の感情、即ち、「その事実があったからこそ未来がポジティブになった(その事実がなかったら、未来はネガティブだった)」という感情に変わること
ステップ1は、思い出したくないので、とても辛い作業です。でも、これができないと、ステップ2には進めません。
ステップ2は、いわゆる発想の転換なので、現在の環境内に1人で引きこもっていては成し得ず、外部の環境や他人との接触が変化のきっかけとなります。
このステップ2で求められることは、「心の傷のついた原因となった事実を、懐かしい過去の思い出に変えること」。
そのような思い出に変えるためには、「その原因となる事実があったことで、何かポジティブなものに気づき、ポジティブな誰かに出会い、そして、今、私は幸せになった。」のように、過去の原因事実が今の幸せとの因果関係で結ばれる必要があります。
こうして振り返ってみると、・・・私は、たまたま短期間で回復しましたが、・・・心の傷が治るのに時間がかかるのは、無理のないことだと思います。
「自分と関わる他人」や「自分のおかれた環境」を信頼しない人は、他人や環境からどんな仕打ちを受けても、心が傷つくことはありません。他人の感情や環境が変わらずに維持されることをハナッから当てにしていないからです。でも、そんな人は、とても稀・・・。
普通の人は、自分が信頼できそうだなと感じた場合には、他人や環境を信頼するもの。だから、他人の裏切りや環境の崩壊によって、心が傷ついてしまうのです。
貴女の大切な心を貴女自身で守ってあげてくださいね。
今日も貴女らしい一日をお過ごしください。
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