相手に対する不信感は、その相手を束縛、管理、監視によって思い通りにすれば、信頼感に変わるのか?|癒しのつぶやき

こんばんは、向坂です。

前回の記事「相手が連絡してこない理由-内心ではどんな気持ちなの?連絡が無いことによる私の不安や疑いを本音ではどう思っているの?」では、「大切に思っている相手との間では、人間関係の形成途中のどこかのタイミングで、お互いの信頼度に関するズレが生じてしまうもの」ということを書きました。

 

こうしたズレが生じた場合であっても、前回の記事で例示したパターンAの場合(=相手は貴女のことを信頼しているのに、貴女が相手のことを信頼できない場合)には、・・・・

相手から信頼されているという状態は、貴女にとって、とても価値のあるものであり、あとは、貴女が相手に対する不信感を払拭して相手を信頼することができるようになりさえすれば、相手との関係は安定します。

 

こうした相手との安定した関係を実現していこうとする過程において、女性の場合には、相手に対する不信感を払拭するために、その相手を束縛、管理、監視によって思い通りにしようとすることがあります。

例えば、相手に対し「私に信頼されるための条件(こうしてほしい、ああしてほしい)」を提示して守らせようとしたり、相手に近寄ってきた他人に対して脅しをかけ、この他人を相手に近づかせないようにしたり、・・・etc

 

このような場合に、貴女から提示された「信頼されるための条件」や、他人を近づかせないようにする貴女の行為を、相手が理解して快く受け入れてくれ、この結果、相手の行動が貴女の思い通りになり、貴女が相手のことを信頼するようになれれば、一件落着となるのですが・・・

実際には、「相手が無理して受け入れたために途中で無理が利かなくなったり、相手が意思決定の自由を奪われた感(奴隷感)を感じるようになったりすることで、やがて関係が破綻してしまう」というバッドケースになってしまうことが多いものです。

つまり、貴女が相手に対する束縛、管理、監視によって相手の行動を思い通りにしたことによって、貴女の相手に対する不信感は信頼感に変わったかもしれませんが、そのトレードオフとして、それまでに相手が貴女に抱いていた信頼感は不信感に変わってしまうのです。

このような相手を縛りつけるようなやり方では、お互いに信頼し合える安定した人間関係は、作れませんよね。

 

このようなバッドケースにおいては、自分の条件を相手に受け入れさせて思い通りにしようとした貴女が悪かったのか?それとも、無理して受け入れた相手が悪かったのか?

私は、どちらも悪くなかったと思います。
なぜなら、「お互いに何をしたら信頼し合えるのか?」を理解し合うことは、とても大切なことなのですが・・・こうした相互理解は、歳を重ねるほど、複雑かつ難しくなるものだからです。

 

そもそも、人が相手のことを信頼するようになるためには、次の(1)のような相手からの意思表示と(2)のような相手の具体的行動の両方が必要になります。

(1)「自分のことを思ってくれている」という相手からの意思表示

(2)この意思表示が真実であることを確認できるような、相手の自分に対する具体的行動(例えば、相手が、自分に対して、特別な時間や労力・お金などをかけてくれる行為)

 

若い時のような身軽な環境であれば、自身の時間や労力・お金などを特定の1人の人だけにかけることができるので、(1)の意思表示がなされれば、それに伴って(2)の具体的行動も無理なく自然になされます。

しかし、歳を取ってくると、仕事や家族等に時間や労力、お金などの消費を余儀なくされる環境になるため、自身の時間や労力、お金などを、特定の1人の人に対し、その人が満足するレベルでかけ続けることが難しくなります

この場合、その人は、「(1)の意思表示はなされたけれども、(2)の具体的行動については(1)の意思表示に見合ったレベルでなされていないから、信頼できない」のように受け取り、「私に対する思いの強さを、行動で証明してください」というような信頼のための条件を要求してしまいがちです。例えば、「既婚男性と不倫をしている女性が、その男性の奥さんに対して抱く嫉妬」は、この典型例ですね。

 

相手を信頼することができないのは、そもそも、相手の自分に対する(1)の意思表示、(2)の具体的行動のレベルが、

(1)>(2)(つまり、有言不実行の状態)

となっているから。

 

ならば、

(1)≦(2)(つまり、不言実行の状態)

となるように、相手の自分に対する(1)の意思表示のレベルを、(2)の具体的行動の可能レベルに合わせて下げればいいのか・・・

 

でも、「相手が具体的行動としてできる範囲内での意思表示」がなされただけでは、相手に対する特別な思いが湧かないので、その相手を信頼しようとは思いませんよね。

不倫の例で言えば、・・・相手の既婚男性から「職場や家族にバレないように、週1回、アフターファイブに、2時間だけ会いましょう。22時までには帰宅します。」と言われても、この相手に対する特別な恋愛感情は全く湧いてきませんよね。

 

「相手を信頼することができないのは、相手のせい?自分のせい?」というテーマで、長々と書いてしまいましたが・・・

貴女が相手のことを信頼できないのは、相手のせいでも貴女のせいでもなく、お互いの現在の環境(物理的、精神的なもの)がマッチしていないから・・・ただ、それだけなのです。

もし、その相手と違った時期に出会っていたなら、・・・貴女は、その相手のことを信頼できたのかもしれませんが、・・・それ以前に、貴女がその相手のことを求めなかった(好きにはならなかった)かもしれません。

他方、大人の恋愛の場面では、お互いの環境がズレていても、お互いに変化をして環境をマッチさせてしまうような“運命的な出会い”もあります。

どのレベルの出会いで妥協するかは、まさに、「貴女次第」であると思います。

 

あ、・・・不倫の例を多用しましたが、不倫を奨励している訳ではありませんので、誤解の無いように。。。

 

では、今日はこの辺で。

明日も貴女らしい一日をお過ごしください。

→次の記事:「うつ状態になった人の気持ちと、うつ病の治し方(治すきっかけ)|癒しのつぶやき」

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