こんばんは、向坂です。

今日は、前回の記事「大切な相手から連絡が無い時に、その気がない、興味がない、避けられている、嫌われていると不安になり、疑ってしまうのは…」の続きを書いていきたいと思います。

大切な相手から連絡が無い時には、貴女にとっての相手の大切さが増すほどに、相手が連絡してこない理由を知りたくなり、

◆連絡してこない相手は、内心ではどんな気持ちなのか？

◆連絡してこない相手は、連絡が無いことによって私が不安や疑いを抱いていることを、本音ではどう思っているのか？

ということを、ついつい考え込んでしまいがちですよね。

では、今、貴女は、大切な相手からの連絡が無いことで不安に思っているとします。こうした貴女の不安の傍らで、相手は内心ではどのような気持ちを持っているでしょうか？

それは、往々にして、次のＡ，Ｂのような真逆の２つのパターンに分かれると思います。

＜パターンＡ＞
「貴女のことをとても信頼しているから、連絡しなかっただけ。貴女に連絡をしなくても、貴女と心はしっかり繋がっている（＝貴女から捨てられたりしない）と思っていた。」

＜パターンＢ＞
「貴女に対する信頼以前の問題で、そもそも貴女の心には興味が無く、以後も貴女の心にはあまり関わりたくないから、連絡しなかった。」

そして、貴女は、相手に対し、連絡が無いことに対する不安や疑いを正直に伝えたとします。このような不安や疑いを伝えられた相手は、それぞれのパターンの場合において、本音では、次のような気持ちになることでしょう。

＜パターンＡの場合＞
●「私は貴女を信頼しているのに、貴女は私のことを信頼してくれていないんだ…」という残念感
●「そんなに私のことが信頼できないの？私、何も悪いことしてないのに、どうしてそんなに責められなきゃいけないの？」という逆ギレ感

＜パターンＢの場合＞
●「ていうか、連絡しなくて、何が悪いの？」というハテナ感
●「貴女の心には興味ないから、不安を理解しろと言われても、重たいんだけど」という呆れ感

このように、パターンＡとＢとは、貴女にとって“天地の差”ですよね。

でも、貴女がその相手のことを「信頼したい」と思い込んでいる時には、相手のことを冷静に客観視できないため、自分自身でのパターンＡとＢとの判別がなかなかしにくいものです。

このような「お互いの信頼度に関するズレ」って、人間関係の形成途中の段階で、必ずと言っていいほど起きるものです。

このズレを感じた時には、誰もが、「パターンＡのように相手に懐疑心を抱かせてしまうことは起きないようにしたい」という想いと、この想いとは裏腹に、「パターンＢのような“永久に片思い状態”なのであれば、後でわかるほど惨めになるので、早々に見極めて捨ててしまいたい」という想いを抱くことでしょう。

こんな正反対の二つの想いを抱きつつ「どっちだろう」と考え込んでしまったら、・・・心が乱れ、疲れてしまいますよね。

一方、こうした「お互いの信頼度に関するズレ」が起きないように自分自身や相手のことをコントロールすることは、お互いに別々の個性を持っている以上、とても難しいことだと思います。

なので、相手と付き合い始めた時から「お互いの信頼度に関するズレが、どこかのタイミングで起きるものだ」と思っておくくらいで、ちょうど良いのではないでしょうか。その方が、過度に重くならず、楽に付き合えますよね。

そして、相手との間で「お互いの信頼度に関するズレ」が実際に起きた時ですが・・・、

貴女一人が無理して頑張って、ズレを埋めることに使命を感じる必要は全く無いですよね。

そんな時は、まずは冷静に、相手とのズレの量や質を計測してみましょう。

そして、そのズレがお互いに無理せずに埋められるものなのかどうかについて、仮想の結論を描くことなく、相手とフラットな気持ちで対等に話し合ってみるのがよいと思います。個性に優劣はありませんので。

では、今日はこの辺で。

次回は、「お互いの信頼度に関するズレ」について、もう少しつぶやいてみる予定です。

今日も貴女らしい一日をお過ごしください。

→次の記事：「相手に対する不信感は、その相手を束縛、管理、監視によって思い通りにすれば、信頼感に変わるのか？｜癒しのつぶやき」

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