シングルマザーの恋愛観の本音と建前-子育て中における恋人の存在は許されるor許されない?|大人の恋愛の恋愛相談
ここは、Real学部 D教室
シングルマザーの大人の恋愛の場面における女性の悩みと恋愛相談の実例を、Yahoo知恵袋の恋愛相談ページへのリンクにてご紹介致します。なお、この恋愛相談ページにおける回答者ID「uyltlf3」の回答内容は、当校スタッフの植松が回答したものになります。
リンク先の大人の恋愛相談の事例は、育児・子育て中のシングルマザーの恋愛観に関するものであり、「母として子育てが一番だと思う一方、女として“自分を必要としてくれる彼氏との恋愛により楽しい時間を持ちたい”という感情を抱いてしまう自分に嫌悪感 がある。こうした感情を抱いてしまうのも、まだまだ、子供のことを真剣に考えていないから、女を捨てきれていからなのか?ただし、今は、離婚を経験したことで恋愛に関するモヤモヤ感があるため、積極的に彼氏を作りたいとは思っていない。」という、子供の母親という立場があるために、1人の女として「大人の恋愛をしたい」という素直な自身の思いを受け入れかねているシングルマザーの女性の悩みです。
育児・子育て中のシングルマザーは、他人(家族を含む)からの次のような問いかけに対し、自身の恋愛観を素直に答えることに躊躇してしまうものです。
●恋愛したいorしたくない?
●彼氏欲しいorいらない?
● シングルマザーは恋愛対象or子供がいるから恋愛対象外?
●シングルマザーの恋愛は、育児や子育てと両立できないので、難しい?
●シングルマザーにおける恋人の存在は、許されるor許されない?
なぜなら、これらの問いについて、肯定的な回答をすると、他人から「子育ての義務を軽く見ている、子育てへの悪影響を考慮していない。我慢が足りない。」のように非難され、反対に、否定的な回答をすると、他人から「子育ての義務を重く捉えている、子育てへの悪影響を考えている。よく我慢している。」のように賞賛されることが多いからです。
そして、この回答の内容は、回答を受けた他人から不特定多数の人に伝播する可能性があります。このことを考えると、問いを受けたシングルマザーとしては、恋愛に関し、たとえ内心では肯定的に思っていたとしても、他人に対して否定的な回答をせざるを得なくなってしまいますよね。
思うに、シングルマザーの恋愛観の本音と建前は、一般には、
◆建前は、「子供が第一だから、恋愛は否定」
◆本音は、「子供の成長に悪影響が無い条件(ex.時期、消費時間、距離感)での恋愛なら肯定」
であると思います。
この「子供の成長に悪影響」の有無や条件に関する解釈は、個別の親子関係ごとに異なります。従って、シングルマザーが恋愛を肯定するかどうかは、「そのシングルマザーの置かれた環境次第」ということになります。
つまり、子供を含めた現在環境を冷静に見て、「恋愛が許される環境である」と思えば、その許される範囲で恋愛をすればよいのです。
よって、リンク先の事例の相談者の方のように、シングルマザーであるからといって、世間の評価を意識して女を捨て去る決意までしてしまう必要は全く無いと思います。
ただ、シングルマザーは、子供のことを全て一人で背負っているため、たとえ「恋愛が許される環境である」と思ったとしても、「恋愛したら、無意識のうちに、私の子育てのクオリティがそれまでよりも下がってしまうのでは?」という不安が残ります。
この不安が的を得ているかどうかは、実際に恋愛を始めてみないとわからないことですので、最終的には、自身の直感で決めるしかありません。
思うに、「恋愛をすると子育てのクオリティが下がる 」という理屈は、「部活動をすると勉強の成績が下がる」、「複数の仕事を掛け持ちすると個々の仕事の精度が下がる」という理屈と同じであり、これらの理屈(因果関係)が的を得ているかどうかは、人それぞれに異なるものです。
例えば、シングルマザーが「1つのことに集中しないと良い結果が出ない性質の人」や「他のことをやり始めると、そのことに夢中になってしまう人」である場合には、恋愛をすると子育てのクオリティが下がるかもしれません。
他方、「マルチタスクにした方が良い結果が出る人」である場合には、恋愛をすると、子育てのクオリティは下がるどころか、却って上がることになるのではないでしょうか。
このように考えてみると、シングルマザーの恋愛観については、あくまで本人が他人に対し「私は、こういうくせがあるから、こうしている」という自己紹介をすることができるものに過ぎず、他人が、本人に対し、「こうしなさい」という指図をしたり、「こうしたほうがいい」という意見を述べたりすることには、あまり馴染まない事柄なのかもしれませんね。
よって、シングルマザーの方は、もし自身が恋愛をしていることを他人から非難されてしまった場合には、・・・
その非難を鵜呑みにするのではなく、他人による非難の真意(=貴女の幸せを真摯に願っているものかどうか)を確かめることがとても重要になります。
こうした真意の中には、往々にして、貴女が愛されていることに妬みや僻みを抱き、「自分よりも優位に立たせたくない」という思いで非難するような自己本位なものも含まれていることがありますので。
ここは、Real学部 D教室