職場恋愛(社内恋愛)-彼女持ちの男性がエッチした後も彼女と別れない。友達以上恋人未満のままで二股をかけられている|大人の恋愛の恋愛相談
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独身同士、結婚目的、不倫等の形式を問わず、大人の恋愛の場面で共通する女性の悩みと恋愛相談の実例を、教えてgooの恋愛相談ページへのリンクにてご紹介致します。なお、この恋愛相談ページにおける回答者ID「frlf1」の回答内容は、当校スタッフの深沢が回答したものになります。
リンク先の大人の恋愛相談の事例は、「長年の仕事仲間だった彼女持ち男性とエッチしたが、その後、その男性は、彼女と別れたいと言っているものの別れないので、エッチ後も、その男性から、友達以上恋人未満のままで二股をかけられている状況に。二股の状態を解消したいけれども、女から告白すべきだろうか?」という、職場恋愛(社内恋愛)という大人の恋愛の場面において、彼女のいる男性が彼女以外の女性とセックスした後の男性心理(彼女と別れて私を恋人にするつもりがあるのか?単なるセフレに過ぎないのか?)に関する女性の悩みが表われているものです。
リンク先の事例は、近年の職場関係の恋愛において、大人の恋愛の形(独身同士又は不倫)に拘らず、女性がハマる最もポピュラーなパターンです。以下にそのシーケンスを記載してみます。
(1)その男性と職場が共通する
⇒女性の信用度(=非裏切り度、やり逃げされない度)アップ
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(2)その男性の姿や行動を職場で見慣れる
⇒女性の外見・内面のストライクゾーンが通常よりも甘くなる
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(3)その男性の尊敬できる仕事ぶりを見る
⇒女性には「仕事以外の人間性も良いのでは…」という勝手な推定が働きやすくなる
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(4)自分の仕事について、その男性が理解又は応援してくれた
⇒女性には「自分自身が承認又は肯定された(=否定されない)」という錯覚が生じる。(承認や肯定の対象は仕事に過ぎないにも拘わらず)
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(5)その男性に彼女がいることについて
⇒「彼女との関係を壊そう、彼女の座を奪おうなんて思っていない。その男性の人間性を評価しているから、時間を共有できればそれでいい」というオチを自分でつける
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(6)その男性から急に迫られる
⇒人間性を評価してしまっているので、拒絶する気持ちになりにくい。更に、その男性のギャップを感じたり、彼女に無い良さを訴えられたりすると、拒絶のハードルが一気に下がる(=「自分は、相手の男性の気持ちを受け入れただけで、彼女との関係を積極的に壊そうとはしていない」という言い訳ができる)。
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(7)その男性がセックス後に優しくなる
⇒今までよりも特別な存在として扱われることに満足すると共に、相手の男性にとってのもう一人の特別な存在である彼女と自分とを比較するようになる。
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(8)その男性が自分から彼女と別れようとしない
⇒相手の男性にとって自分が彼女よりも価値が無いように思え、セフレや都合の良い女として扱われているのではないかという疑念が生じる。その疑念を晴らそうと相手の男性に対して積極的なアプローチを考えるも、玉砕(=彼女にはなれないことがわかる)して傷つくのが怖いから、能動的なアプローチはせず、むしろ、相手の男性に嫌われないように、相手の男性の望みを叶えるような受動的な行動をしてしまう。
リンク先の事例では、女性は、上記シーケンスの(8)の段階に来ています。
このシーケンスについては、その理由や背景、男性や女性のタイプによる差異等について、更に詳しく解説することができますが、長くなってしまうので、ここでは、リンク先の事例に関連するポイントのみを書いていくことにします。
さて、読者の女性の皆さんは、このシーケンスを経て男性に惚れた女性が間違っていると思いますか?間違っているとしたら、どの段階がまずかったと思いますか?
おそらく、「(6)の段階で、相手の男性が彼女とちゃんと別れるまでは、セックスするのを思い止まるべきだったのでは?」という方が多いのでは…と想像します。
しかし、もし(6)の段階で、セックスを思い止まったとしたら、その後、女性は、相手の男性を好きになってしまった気持ちを「抑える日々」や「忘れようとする日々」を過ごすことになります。月日が経って無事に忘れられればよいのですが、忘れられなかった場合には、その女性は「あの時こうしていれば…」などと忘れるまで(次の恋愛をしてもなお)自分を責め続けてしまいがちです。
このように考えると、リンク先の事例で女性が来ている(8)の段階は、相手の男性を責めることができるので、この女性にとって必ずしも悪い状態ではないと思います。(6)の段階を乗り越えたことで初めて得られた“潤い”や“豊かさ”など心の財産も少なからずあったのでは…と思いますし。
あくまで、私達の経験に基づく私見ですが・・・
1対1の恋人関係の成立を目的とする場合において、上記の定番的なシーケンスで最も間違っているのは、(2)、(3)、(4)の段階であると考えます。
即ち、この段階で、職場という特殊な空間での演出効果に飲まれることなく、「ここが職場でなかったとしたら、相手の男性はストライクゾーンに入っているか?相手の男性の人間性をどうやって確かめるか?」のように通常の出会いと同様に冷静な判断をすることが大切なのです。
このような判断をすることで、男性の身近さに起因した思い込みが頭の中から排除されます。よって、以降、その男性とは、「誘われる→仕事なしのプライベートモードで長い時間を共有する→告白される」のような通常の手順を踏まない限り、次の(5)の段階には進まなくなるのです。
ただ、これは、1対1の恋人関係の成立を目的とする場合の正論に過ぎないものです。
大人の恋愛の場面では、1対1の恋人関係が成立しなくても(例えば、二番手以下のセフレ、都合の良い関係、ソウルメイトなど)、価値のある恋は、たくさんあります。
1対1の恋人関係に固執しないのであれば、・・・事例のような彼女持ちの男性と職場恋愛(社内恋愛)にて、悲劇のヒロイン的なドラマチック感、男女間の本音での関わり、見守る愛や与える愛などの「1対1の恋人関係の成立を目的とした恋愛では味わえないような感覚や関係」を得ることができます。
こうした感覚や関係を得ることは、貴女の人生において必ずしもマイナスではないと思います。むしろ、自分史に残るような「価値ある恋」となり得るものでしょう。
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タグ:セフレ(都合の良い女), 二股, 友達以上恋人未満, 女から告白, 彼女(=恋人)とセフレの違い, 男性心理, 職場恋愛、社内恋愛